ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

不登校でひきこもりだった15歳の自分に伝えたいこと

私がブログを始める前に、誰に向けて記事を書きたいか考えた。

 

それは10代〜20代の頃の自分である。

 

結局今書くなら「家族」がテーマだろうということで、こんな感じの育児ブログになったのだが。

 

それでも、やはり当時の私に伝えたいことはたくさんあるのだ。

 

だから今回は、そんな過去の自分に向けた記事を書いておく。

 

”お前”は私のことなので、あまり気にしないでいただけたら幸いだ。

まあ聞けよ

伝えたいことはたくさんあるのだが、その伝えたい言葉のほとんど全てをアンジェラさんが歌っている。

 

ひきこもってるお前はこの歌を聞いておけ。


アンジェラ・アキ 『手紙~拝啓 十五の君へ~』

 

涙なしには聞けないこんな歌ですら、

 

「くそが!金儲けのための歌に意味なんてあるか!」

 

と思うかもしれない。

 

だが、お金を儲けるのは別に悪いことではない。

 

そしてお金を儲けたからといって、アンジェラさんが嘘をついてることにもならない。

 

嘘くせーと話を聞きもせず切り捨ててしまった人も、案外本音を語っていたりする。

 

先生とか親とかさ。

 

保身のためやその場しのぎの話しかしない人ももちろんいるが、本気で考えてくれている人だっているのだ。

 

お前の周りの人や世界だけがこの世の全てではない。覚えておいて損はないぞ。

くだらねー説教は聞きたくないんだよね

当時の私に

 

「周りの目なんて気にすんな」

「学校だけが全てではない」

「まだまだ若い」

 

こんなことを言っても、なんの気休めにもならないことは私がよくわかっている。

 

それら全てど正論なのだが、こんな良さげなことを言われても響くことはないのだ。

 

だから私が何か伝えるとすれば、そうだな。

 

いいと思う。

 

今のままでいい。学校行けなくてひきこもっても別にいいんじゃないか?

 

何か悪いことあるのか?

 

衣食住もあってネットもあってやろうと思えばネットで友達も作れるしゲームやったり小説書いたり好きなことができる。

 

稼ごうと思えば一歩も外に出ずに金だって稼げるだろう。

 

何がそんなにいやなのか。何がそんなに心に引っかかってるのか。

 

何かやりたいことがあるのか?

 

この生活を楽しめない理由が何かあるのか?

 

なけりゃ、別にいいんじゃないか。

 

あるなら、少し考えてみようか。何がダメで、何をしたいのか。

お前はどうしたいんだ

何がダメなのか考えたついでに、他人の目をあまりに気にしすぎているんじゃないかと少し自分を見つめてみてほしい。

 

同級生や、親兄弟に親戚からどう思われているか、そればかりではないか。

 

何をやるにも一発逆転を目指しているし、人の目を気にしないのなら逆転という発想は出てこないのだ。

 

誰と何を比べているんだ。

 

そんな簡単な話でもないはずだが、まずは自分が何をしたいのか考えてみるのもいいかもしれない。

 

人の目を気にせずに、自分は一体何がしたいか考えるのだ。

 

こんな面白い質問がある。

 

「もし絶対に、何をやっても失敗しないとしたら何がやりたい?」

 

大統領だとか宇宙に行くとか歌手になってみるとか。

 

絶対に失敗しないという前提なら、自分で勝手に作った上限を取っ払って考えられるという面白い質問だ。

 

失敗するかも、上手くいかないかもと人の目ばかり気にしていたら見えないことが多い。

 

自分は本当はどうしたいのか、どういう人間でありたいのか。

 

それは多分、死ぬまで変わらない自分だけの指針だぞ。大切にしたら。

他人の目を気にして死ぬのか?

上からアドバイスされても何も響かないんだよなぁ。

 

うーむ。何を言っても響かなさそうなのだが、もう一つだけ。

 

人は死ぬ。

 

お前ももちろん死ぬ。

 

死ぬ直前に、何を考えて死ぬと思うか少し考えてみてほしい。

 

参考までに、死ぬ直前に人は何に後悔するのかアンケートをとった人がいる。

 

その中で多かった回答の一つがこれだ。

 

「もっと他人の目を気にせず、自分に素直に生きればよかった」

 

お前はどうだろうな。今死んで満足するか?

 

このまま自分を嫌ったまま死ぬのか?

 

どっちでもいい。

 

これはお前の人生だからだ。お前の人生はお前にしか決められない。

 

他人の顔色や評価を気にして生き、他人の顔色や評価を気にして死ぬのならそれもいいだろう。

 

でももし、こんな風に生きていきたいとか、こんな生き方がかっこいいという思いが何かあるなら。

 

そんな風に生きることもできると覚えておいてほしい。

 

知ってた?

 

人って、自分がやりたいように人生送っていいんだぜ。

 

当然、自分の思うままに行動すれば出会うはずがなかった恐怖にも襲われるだろう。

 

怖くて震えて前に進めない時もあるだろうさ。

 

恐怖を抱きながらひきこもり続けるのも一つの選択だし、どうやったら前に進めるか考えるのも一つの選択だ。

 

誰もお前の足を引っ張らないし、誰もお前の人生を決めることはない。

 

自分で考えて、自分で決めろ。これはお前の人生だ。

くだらない話

 本当にくだらない話だ。

 

周りがやっていることは、自分もできなくちゃいけない。

 

世間の常識から外れてしまった自分が、もう何の価値もないような感覚。

 

くっだらねー、一体誰の人生なんだよそれは。

 

と今は思えるが、当時その時間に生きている私にとって常識とはどこまでも高い壁だった。

 

そんな時に指針にすべきものは何か。それはアンジェラさんが歌っている。

 

自分しかいないのだ。

 

自分が何をしたいのか、どうありたいのか、そのためには何をすべきなのか考えて考えて考える。

 

結局、それだけなのだと思う。17年後の私の結論はね。

 

以上。あんまりくっさい応援メッセージは書きたくないが、健闘を祈るよ。

 

 

アンジェラさんの歌貼ればそれで十分だったな。それ以降は蛇足だわ。すまんな。

 

おすすめ関連記事

www.rabbitonbo.com

www.rabbitonbo.com

www.rabbitonbo.com