我が息子は5歳になったばかり、4月から幼稚園に通う年齢である。
ひらがなはほとんど覚え、最近はしりとりにはまっていたりする。お風呂とか、手持ち無沙汰な時に挑まれるしりとりバトルはなかなかに退屈だ。
しりとりは日本語の勉強にもなるなーというメリットを感じながらも、相手は5歳児。本気を出したらすぐに終わってしまう。
そこで、何か工夫をすることで親も頭をひねらせるゲームに変えてみよう、という話である。いくつか私がやっていることを書いてみよう。
息子が知っている言葉しか使わない
息子は私が言う言葉を”あり”だとしか判定してくれない。
ヒノカミ神楽とか卍解といっても、普通にスルーしてしりとりが続けられる。いや、まあOKっちゃあOKなのだけども。
それだと何でもありになって私も面白くないので、前提として一つ縛りを設けてみた。それが、
息子が知っている単語しか使わないこと。
こうなると途端に言葉が絞られる。「る」でも、ルワンダとかルービックキューブとか、おそらく5歳児が知らないものは多くある。
これ知ってるかな?これはさすがに知ってるだろ!と、頭を悩ませながら考えたりすると地味に面白い。
あまりに古いものは知らないし、あまりに難しすぎる言葉も知らない。このルールは必須だな。終わらんしな。
同じ言葉で攻めまくる
一時期やっていたのが、同じ言葉で攻めること。
電車、消防車、自動車とかで「しゃ」攻めにするなど、とにかく攻め立てるのだ。
これ、実際私は頭を使って面白いのだけども、息子的はすぐに手詰まりになって面白くないらしい。
また何度も勝負が仕切り直しになると、これはもう言った言わないのしょーもない感じになるので一戦が長引く方が面白かったりするね。
子供と延々としりとりやるには向かない作戦である。
「ん」以外の縛り
これは息子も一緒にやっているが、普通にやるとあまりにしりとりが終わらないので「ん」以外がお尻についてもNGなワードを追加することに。
覚えやすいように、「あいうえお」これら5文字がお尻についてもNGとしてやってみた。息子も同じ縛りね。
そうした途端に、とても熱いバトルになる。さすがの私も少しは考えないとうっかりNGワードを言ってしまいそうになるため本気になれる。
脳を使っている感じがする。
親も子供と同じくらいに本気になった方が面白いはずだから、これくらいでちょうどいいかもしれない。
意外と集中するぞ。
難しすぎるものはNG
いくつかやってみたが、難しすぎる縛りは面白くなくなることもわかった。
例えば動物だけとか、果物だけーなんてのは難しすぎて全くつづかない。古今東西じゃないんだから当然か。
日本語の文字の構成を覚える意味でも、「あいうえお」はだめーくらいの方が難易度的にもわかりやすさ的にもいいかもしれないね。
しりとりによる息子の成長
と言う感じのしょーもない記事だが、最後に息子のしりとり成長記録を書いていきたい。
ここ数ヶ月かな、息子がしりとりをしようと言ってくることが増えたのは。
最初は息子も、どの文字が語尾なのかわからなかったりした。「きりん」「みりん」も、「ん」が最後だとわかっていなかったようだ。
それでも何度も続けていくと段々と理解度が増していく。例えば、息子が「き」で悩んでいる時に、私がサポートするじゃないか。
「ほら、首がながい動物いるでしょ、黄色いやつだよ」
そんな罠をしかけると、当初は「きりんだ!」と喜んで言っていた息子。
それも今では「それは『ん』がつくから言わないよ!」と回避するほどに成長した。
日本語の言葉がどういう文字で構成されているのか、頭の中で考えてゲームをする。
しりとりって地味に日本語の勉強に優秀なゲームじゃないか?
ただ、結局二人でやっていると毎回同じ単語ばかりになりがちで変化がないので、少しずつルールを改定して楽しんでいきたいね。
おすすめ関連記事