もうすぐ引っ越しになる我が家だが、ほとんど何の準備もしていない。
旦那の私がやる気も元気も一切なく妻も怒っていたこともあり、土曜日の今日は夕方からみんなで片付けタイム。
そこで、断捨離について思うところがあったので書いていこう。
息子におもちゃを断捨離させたら
息子と娘は共同のおもちゃ箱を使っているが、使うのはほとんど息子。娘はたまーに遊ぶ程度で、大きなおもちゃもほとんど息子のものである。
もうすぐ引っ越しなので、使わないいらないおもちゃは捨てるように妻からの指令。
息子がおもちゃ箱をがさがさし始めて数分が経過し、ゴミ袋にいれてきたおもちゃがこちら。
いや、チョイスがおかしいだろ。
そこそこに値段も高く、誕生日やクリスマスなどにあげた大きなおもちゃばかりをゴミ袋にいれてきやがった息子。
いらないの?と聞いても、もう遊ばないのだという。
その他にも細々としたおもちゃが大量にあるのに、プレゼントに送ったものばかり選んでゴミにしなくても、って思ってしまうよね。寂しくもあるしもったいないし。
妻は本当にいらないのかとしつこく聞いていて結局捨てないことになったのだが、息子としては本当にいらないのだろう。
見かねた妻は、息子と一つずつ確認しながら残すおもちゃを決めていた。
おもちゃに対してどう考えているかってのは、息子が考えることだからね。親が口出したら全て捨てられないよね。
実家で徹底的に捨てまくった時の話
そのやりとりを見ていて思い出したのは、私が結婚して実家から出ていったあとの話だ。
子供部屋おじさんというネットスラングが流行っているようだが、結婚前は子供部屋おじさんだった私。結婚後も私の部屋はそのまま残っていた。
PCにゲームに大量の本に楽器に勉強机も。これらは全てそのまま残っていたので、母からさっさと片付けろと言われたのである。
重い腰をあげて実家に何日か出向き、とにかく捨てて捨てて捨てまくった。昔の書類にいらない写真、ゲームにCD、あらゆるものを捨てた。
燃えるゴミ袋が5〜6袋ほどになるほどの大量のゴミが出た。私は満足して、あとはゴミ捨てだけ母にお願いしたのである。
だがその数日後に実家によると、まだ玄関先に私のゴミ袋が残っていたのだ。なぜだと聞いてみたところ、
あれは私がもらおうと思ってね。
あれも使えるし、これも○○にあげようと考えている。
あんた、あれは捨てないでよ!もったいないよ!
もう少し中をチェックしてから捨てるよ 。
これだ。私がいらない、不要だと判断したゴミ袋は、母に漁られた上で回収されていたのだ。
さすがに私のプライバシーが侵害されていると怒ってすぐに全て捨てたのであるが、親ってのは「もったいない」って思っちゃうんだよね。
今回、あの時の母の気持ちがよくわかったよ。
親には見せちゃいけないね
というわけで、自分の持ち物を捨てるときは親には絶対に見せないようにしよう!
確か「片付けの魔法」のこんまり先生も言っていたぞ。絶対に親には捨てるものを見せちゃいけないと。
親に見られてしまうと、使いもしないのに回収されて捨てられるものも捨てられないんだと。
自分の断捨離は面白いけど、人の断捨離ってのは見てもいいことないなぁと気づけた出来事であった。
余談だが、今回おもちゃを捨てることに異を唱えた妻は、子供達が保育園や小学校で作ってきた制作物をゴミのように捨てまくる。
先日は、その日作ったばかりの鬼のお面がゴミ袋に入っているのを息子が発見し、少し傷ついていたぞ。
物を捨てる基準は人によりけり、ということさね。
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