ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

子供達に「良かれと思って」は通用せず甲斐がなくてぶちぎれた話

2018年も終わろうって時期に何故こんな記事を書かにゃならんのか。
 

いや、しかし今年の毒は今年のうちに全て吐き出しておこう。

 

つい昨日、息子の保育園が午前保育で、お昼から私と二人で過ごす日だった。

息子の要望を聞いて遊びまくる

以前にどこかの記事で書いたように、子供は自分がやりたいことじゃないと満足しないというのはわかっていた。

 

そこで私は息子に、何がしたいか、どこに行きたいかを徹底調査した。

 

すると、子供の遊び場もある大きなデパート(モール?)に行きたいというので、何も口を出さず希望に応えることに。

 

込み込みで駐車するのに30分かかったが、駐車できた記念の写真とか。

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時間が5時間ほどあるので、ちゃちゃっと息子の希望を叶えたら時間を持て余す。

 

そこでまずお店についたら、おもちゃ屋さんを見に行くことに。

 

クリスマスも終わったがもうすぐ息子も誕生日である。

 

色々とおもちゃを見たり、遊んでいいように展示されているおもちゃではしゃぐ息子。

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いかにもな等身大パネルとか。

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少しおもちゃを見たら、息子が希望していた遊び場へ。

 

30分500円だぜ、たっかい。卵が3パック買えちゃうよ。

 

それでも希望は希望なので、がっつり遊ぶ。

 

ふわふわする滑り台とか。

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ボールに突っ込んだり。

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風船を叩きまくったり。

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こういう大きいおもちゃとか。

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30分遊びまわって、息子も大満足だった。

体験をさせようという思い

息子の希望の遊び場が終わってまだ14時すぎ。

 

娘が帰ってくるまでまだまだ時間があるので、そのまま帰るのは惜しいだろう。

 

そこで、近くにあったメダルゲームコーナーで遊ばせることにした。

 

息子はこういうのほとんどやったことないし、2~300円で何か経験できるなら安いものだ。

 

わちゃわちゃしてとてもわかりにくいが、なんとか息子と二人で遊ぶ。

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私もあまりやったことがなかったので結構熱中して、メダルをためまくる。

 

最後は息子がやりたいといった釣りのゲームで、リールをくるくる必死にまわして終わり。

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200円で1時間近く遊べた。遊び場に比べたらコスパがよくて、大満足であった。

帰り際の息子

ここから写真は一枚もないぞ。なぜならぶちぎれたからだ。

 

15時も過ぎメダルも尽きたところで帰ろうとしたところ、息子が大きなVRの筐体ゲームをやりたいと言い出した。お値段200円。

 

正直もうお腹いっぱいだったし、息子の希望を聞くにしても際限なくお金を使う気もなかったので断ったのである。

 

そのあとだ。

 

手をつなぎ歩いてると、息子がふくれ顔をして下を向きすねているのだ。

 

「ぼくはあのゲームがやりたかったんだよ」

 

とか小さい声でぶつぶつ言っている。ここら辺で不穏な空気を感じ始めた。

 

駐車場までの長い道のりだったが、息子の発言集をお伝えしよう。

 

「ぼくはメダルゲームはやりたくなかった。あの大きいやつだけやりたかったんだよ」

 

「本当は遊んだあとに帰ろうと思ったのに、パパがメダルゲームしようって言い出したから、やりたくないのに行ったんだよ」

 

「僕はほんとうは家でテレビ見たかったんだよ」

 

 

堪忍袋の尾が切れるとはまさにこのことだと思う。

 

このクソ野郎が! !

 

ぶちぎれた私は

 

もうお前を二度とどこにもつれていかん!

 

と言い放ち、そこから息子を無視することにした。

 

その晩は妻が夜から幼馴染と忘年会のため実家に帰るということで、子供達も妻の実家に泊まることになっていた。

 

助かった。もう顔も見たくないくらいである。ふざけんな恩知らずが。

大人気ないのはわかっている

ただ子供達は帰ってくる。帰ってくるし、怒ったまま、この件をひきずったまま今年が終わるのはいただけない。

 

年が変わっても何が変わるわけではないが、怒ったまま年を越すのは幸先が悪すぎるだろう。

 

ただ、冒頭で書いたように私だってわかっているのだ。

 

親が「良かれと思って」子供に何かしてあげるというのは、子供達には全く通用しない。

 

自分がやりたいと思ったことができなければ、なんの意味もないのだ。

 

そしてそれを普通に口に出す。大人の常識から見れば、恩知らずのクソ野郎なのが子供なのである。

 

まー空気を読まないのは、本来の人間の姿でそれでいいとも思う。

私はなんで怒っているのか

相変わらず紙にイライラを書きなぐり気づくこと。

 

私は怒りが100%かと思っていたが、そうではなかった。実際は、怒り50%、寂しさというか切ない感じが50%程度。

 

簡単に言えば、私は息子にただ喜んで欲しかったのである。

 

メダルゲームなんて子供好きそうだろう?今までやったことないし、新しいことだし絶対喜ぶと思うじゃん?

 

それなのに「本当はやりたくなくて家でテレビ見たかったんだよ」なんて言われて傷ついたのである。

 

そう、私は傷ついたのである。傷ついて怒ったのである。多分ね。

これからどうするか

このブログを書いてて本当にアドラーの素晴らしさがわかる。

 

かわいそうな私、悪いあの人。

 

こればっかり言ってても何も変わらないし成長がない。

 

大事なのは、これからどうするか。 

 

私の見解をまとめよう。

 

息子の人生に何かを強制する気はない。

 

時間があって息子の相手してもいいなと私が思えたのなら、息子の要望を聞くことはいいのだろう。

 

だが息子にはまだ未知の世界がたくさんある。やったことないことも、存在すら知らないこともたくさんある。

 

だからそれを一度体験させてみる、というのは悪いことではないはずだ。

 

なぜなら息子自ら提案すらできない未知のことなのかもしれないし、気をつかって言えないことかもしれない。

 

何かを提案するのは悪いことではないのだ。ただ事前に話をしっかりしてみよう。

 

それで拒否が強いようであれば無理やりは連れていかずに、こんなものがあるんだと一応伝えるだけ伝えてみよう。

 

いつか息子からやりたいという日がくるかもしれない。

 

もしやってもやんなくてもどっちでもいい感じであれば、拒否が強くなければとりあえず連れていってみてもいいのだろう。

 

今回もそんな感じだった。

 

そしてやってみて、もしかしたら凄く面白くて熱中するかもしれないし、今回のように「家でテレビ見てた方がましだな」と気づくかもしれない。

 

それも大事な経験だ。

 

本人の意思を尊重するのが一番で、今回のように「面白くなかった」こともあるはずなのだ。

 

私がやりたいのは、

 

・本人の意思をできるかぎり尊重すること

・子供達の世界を広げるべく様々な体験をさせること

 

この二つである。

 

色々と誘ってみたり、それなりに苦労をしたのに息子がつまらなかったと恩知らずなことを言ったとしても、それはそれでいいはずなのだ。

 

息子がつまらなかったという経験ができただけで、私のやりたいことは達成している。

 

別に息子だって、そもそもこれを恩だと感じてはいないし、私も恩を売ろうとは思っていない。

 

勘違いもいいところだな。だからまあ、いいんじゃないか。

人の気持ちを想像できない4歳児 

正直言えば、メダルが一度なくなった時に「ねー、もう一回メダル買おう!」とメダル販売機まで私を引っ張ってたじゃねーかと思わなくもない。

 

最後の筐体ゲームができなくて怒って文句言っているだけ、そんなところだろう。

 

まー人の気持ちがわからないのが4歳児である。

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この誕生日プレゼントをばらばらに引き裂かれた時からだいぶ時間は経ち成長したが、まだこんなものなのかもしれないね。

 

ただただ大人気なかった。そんな年末に反省した話であった。

 

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