ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

発達障害の娘が「損をしている」「かわいそう」という無意識の話

よく体調を崩してガチの虚弱体質じゃないかと思い始めたとんぼである。ごきげんよう。

 

GWも終わったがいまだに子供達と向き合い続け、考え続けている。

 

私が息子に対して怒りを感じていることは自覚した。だが、怒りとは言っても常に同じ感情が原因ではない。

 

怒りの中でも一つ大きな部分を占めるのが、娘がかわいそうというもの。

 

まだ頭の中がまとまっていないので、このブログを書きながら整理していきたい。

独り占めする息子が許せない

私はよく息子にイライラする。その中に、息子が好き勝手にテレビを見ることや、一人で喜んでいる、ということがある。

 

不思議なのは、例えば妻と私と息子3人で遊びに行くのはむかついて仕方がない。息子が喜んでいるのがイライラする。

 

でも娘と3人なら、別にイライラしないし楽しい時間を満喫するだろう。

 

では家族4人なら?うむ、それはそれで、楽しい時間が過ごせるのだ。つまり、娘抜きで息子が喜んでいるのが許せないのである。

 

娘が学校休んでYouTubeを見るのは全然かまわないが、息子なら許せなかったり。

 

他にもある。朝ごはんで4ついりのパンを買ってきたのだが、息子が3つ食べてしまって超絶イライラした。

 

でも、娘が早起きして一人で3つ食べてしまった時は、何もない。仕方ないよね、そういうこともあるよと受け流す。

 

発達障害だから、というのも確かにあるだろうが、私の中では絶対に許せないことがありそうなのだ。それを言語化すれば、そうだな。

 

娘が気づけない・主張できないことで損をすること。

 

息子が娘の分までお菓子を何も言わずに食べてしまっても、娘はそれに対してアクションを起こすどころか、気づくことすらできない可能性がある。

 

息子がリモコンを独り占めして好き勝手に娘が観たくもないYouTubeを見ても、娘はそれに対して自分の思いを伝えられない可能性がある。

 

そうなったらかわいそうじゃん。娘の権利が侵害されている。侵害されていることに気づくこともできないかもしれない。

 

息子はいいよ。言えるからね。気に入らないことも、やりたいこともやりたくないことも、全て口に出して大声をあげて言えるからいいよ。

 

娘はどうだ、できないじゃん。かわいそうじゃん。なら、私が娘の権利を主張しなきゃならんじゃん。

 

そんな無意識がある。そんな話だが、このお父さんやべぇのは自覚してる。でも親の頭の中って、リアルはこんなものじゃないかなー。

 

発達障害に限らず、年の離れた弟や妹に対する態度とか。「お姉ちゃんなんだから!」というあるある発言に、全てが集約されている気がする。

公平さにこだわるお父さん

以前に、自分の一番の強みをしらべるテストを受けたことがある。

https://www.viacharacter.org/survey/account/register

 

これね、無料で登録したらテストが受けられた、はず。いくつか質問を答えていき、その結果から自分の強み、言い換えればこだわりがわかる。

 

ここで私の強みランキングをご紹介しよう。

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これね。公平さが一番だ。スピリチュアル話に興味を示さないのにスピリチュアルが二位なのも、死生観にこだわりを持つ私らしいと言える。

 

ちなみに公平さとはこのようなものらしい。

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というわけで、私はとにかく公平であることにうるさい。息子一人だけ得をして、娘一人だけ損をする。これが許せない。

 

そして、娘は放っておけば損をするかわいそうな子だ。このような揺るぎない信念が私の中に根付いているようだ。

 

ただこれ、カイジでも出てくる言葉であるが、実際に公平である必要はなくて公平感が必要だということ。

 

公平でなくとも、私が公平だと思えばそれは公平なのだ。そこがまた、面白いところだね。

怒っているのは誰なのか

本来であれば、娘が損をするかどうか、周りがどうするかは私には決められないことなのでスルー一択の案件だ。

 

しかし現実は、周りが介入しなければ娘は損をすることが多い。何かを言われても反論しないし、どうやって自己主張していいかわからない時も多そうだ。

 

主張ができないことで娘が損をする姿を目の当たりするなんて、モヤモヤして仕方がない。絶対に許せない。

  

などとつらつら書いてきて、ある一つの結論にたどり着く。

 

娘が損をしていると怒っているのは、私だけじゃないか?

 

娘が自己主張できないと書いてきたが、本当は自己主張はできる。確かにできる。できるから、叩いてくるのだ。

 

本気で嫌な時ははっきり「いやだー!」と大声をあげて叩いてくるし、息子がテレビを何も言わずに切り替えた時にリモコンを奪って逃げて行く時もある。

 

確かに体調が悪い時もある。息子が何をしても何も言わない時もあれば、お菓子に一切手をつけずに息子にあげる時もある。

 

ということはつまり、

 

娘自身が損をしていると感じる状況が、私とは違うのだ。

 

息子がテレビを好き勝手に変えても娘が怒らない時は、娘はテレビなんて別に見たくない可能性がある。本当に見ていたら娘はジャンプしまくって大声を出して怒る時もあるのだから。

 

息子が娘のお菓子を全部かっさらっていっても怒らない時は、娘はお菓子なんて食べたくないのだ。本当に食べたかったら息子を叩きまくったり私のところに助けを求めてくる。

 

そうだ。娘が別に怒ってもいないのに、勝手に私が怒っている。

 

なにこれ?余計なお世話じゃない?何勝手に首突っ込んで、人の怒りを代弁した気になっているんだ、私は。

 

娘は怒ってもいないのに、娘が何も言っていないのに、その前に私が怒り出す。

 

参ったねこりゃ。

これからどうするか

ブログは最高だね、こうやって書いているだけで考えをまとめられるなんて素晴らしいの一言である。

 

そして問題はこれからどうするかだ。

 

私が勝手に一人で怒らない、というのは前提ではあるが、娘の怒るポイントには「習慣」もある。

 

例えば、帰宅後には毎日息子がテレビを見るというのが当たり前になれば、娘が息子のテレビに対して何かを言うことはなくなるだろう。

 

娘に限らず私だって、それが当たり前になってしまえばそこに何かしらの感情を抱くことはなくなる。

 

そのような習慣やルールについては娘自身の意見が反映できないので、ある程度は平等になるようなルールについては介入が必要だよなーと思う。

 

でもそのルールにこだわりすぎるのはよくないよね、という話かな?

 

あとは、娘が体調が悪かったり自己主張が難しそうな時は、娘と向き合って寄り添ってみるとか。

 

結局は、勝手に娘の気持ちをわかった気になって暴走すんなってことさね。 

 

満足のいく結論になったが、はて、どうだろうな。少し様子を見たい。

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