ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

人と話す前に内容を考え、練習し、イメトレするぐらいで丁度いい話

ひきこもり野郎とんぼである、ごきげんよう。

 

もともと内向的のひきこもり野郎ということもあり、馴染みのない人と話すのはあまり得意ではない。

 

それが最近、娘の先生と話す機会が増えてしまった。めちゃくちゃ緊張して話終わったあとに自己嫌悪しか残らないため、対策を考え実践してみた話である。

人間関係の筋肉が弱っている

突然だが、私は自分のことをユーモアがありウィットに富んだ素敵な紳士だと思っている。

 

これが冗談ではないから怖い。初対面の人と話すと挙動不審になるし、滑舌もぐだぐだになって何を言っているのかわからなくなるのに、仲良くなればいけると思っている。

 

しかし実際はどうだろう。空気の読めない発言は多いし、共感力も低く、自分のことしか考えていない振る舞いばかりしている。

 

コミュニケーションスキルの低さは、ひきこもっていた時期が長すぎたことが大きな原因だろう。10年ほぼ家族としか話さなかった時期があれば、そりゃこうなっても仕方ない。

 

そして今回、娘のてんかん事情について先生に何度か説明する機会があって、その説明の拙さ、伝わらなさに愕然とした。

 

家族以外の人と話す機会が少なすぎて、コミュ障っぷりが悪化している。人間関係の筋肉がさらに衰えている。

 

これは問題である。じゃあどうすればいいのか?ということで、最近よく出てくるこちらの本の一部を紹介したい。

 

この本の中に、軽い障害を持つある青年の話がある。

 

話すことには何ら問題はなくて友達が欲しいのに、見た目の印象が悪いことで人から避けられてきたと。どうやったら人と仲良くなれるのかと悩んでいる。

 

著者の先生は様々なアイディアを出して最終的に友達が作れるように持っていったのだが、青年の人間関係のスキルが低すぎるために特訓もしているのだ。

 

具体的には、自然な会話の流れや行動、不安要素が会話に出た際の切り抜け方(自分でネタにする)などの特訓を、数ヶ月かけて行ったらしい。

 

そりゃ訓練ぐらいするわなと思う反面、友達作るのに訓練するんだ!?という驚きもある。ちょっとした人間関係なんて、ぶっつけ本番の当たって砕けろ的なもんだという認識だったからだ。

 

これってつまり、人との接し方もちゃんと考えて訓練したら伸びるってことよ。人との話し方はもちろん、共感力、不意に不安要素を突っ込まれた時の対応など。

 

今の私は「どこで働いてるの?」って聞かれたら、めちゃくちゃ気まずい空間を作り出すことしかできないからな。まいったね。

 

あなたも会話の訓練なんてやったことないでしょう?

試しに練習してみたら

先日の先生とのやりとりがあまりにぐだぐだで酷かった。やはりコミュ障には訓練が必要と再認識し、今回は送迎前に10分ほど練習をしてみた。

 

先生に何を報告するのか、要点は何か、伝えたいことは何か、予想される相手の反応を考え、実際の現場をイメージして何度も一人で説明。何の興味もなさそうな娘を横目に、車中でひたすら練習した。

 

結果、穏やかに、スムーズに、心乱すことなく引き継ぎできましたとさ。

 

コミュ障ってのはこういうことなんだよ。何も考えずに見切り発車で人と話しただけで、頭が真っ白になって何が言いたいかわからなくなっちゃうんだよ。

 

同じシチュエーションなら場数で慣れていくだろうが、妻や子供達との会話はもちろん、できる限り日常的に訓練していきたい。

 

失敗できる時に失敗しておかないと、大事な時に大変なことになるからな!父親の葬式は地獄だったからな!!