妻が忙しいと駆り出されるとんぼである、ごきげんよう。
2月3月は学校関連のイベントが多すぎる。妻が休みをとるのも限界があるため、仕方なく1人で娘の発達相談に行ってきて得られた情報を簡単にまとめていきたい。
発達相談の緊張感と得られた情報
8歳になる重度の発達障害の娘を持つ我々は、定期的に発達相談に行っている。数ヶ月に一度のペース?
たまに発達検査をして現在の発達レベルがどの程度なのか調べてもらうのがメインで、あとは日常体な困りごとを相談するというもの。
まだ妻と結婚する前に一度付き合った記憶はあるのだが、それから行ったことがない。微妙なんだよ、ステップファミリーの父親ってのは。
それなのに今回は1人で行くという。お前本当に娘のことわかってんのかい!と白い目で見られるのを覚悟で、1人で行かなきゃならない。
ならばと、先生に聞きたいこと・気になること・改善点などをかき集めたリストを印刷してもっていくことにした。
相談する先生も、「あぁ、お父さん1人できちゃったのね」感を最初出していて心が折れかけたが、せっかく1時間もあるから。食い下がって色々と話を聞いてきたことを報告する。
先生は発達の専門家で、てんかんの専門家でもあるぞ。
娘の暴力に強く注意するのはありなのか?
まず一番気になっていた、暴力への注意。最近は薬の影響で暴力がまじできつい。朝から叩く蹴る引っ掻く物投げるのオンパレード。しゃれにならん。
この暴力は家族の負担だし、将来的に娘の生活を妨げるだろう。今のうちから対策をせねばならん。でも、どうしたら今後に繋がるのかわからない。
そこでどう対応すべきか聞いてみたところ、以下の見解が聞けた。
・大声できつめに注意するのは、本当に危ない時(道路や火など)に限定した方がいい
・暴力は娘が強い怒りやストレスを感じている時なので、親に余裕があれば理解を示してあげるのがベター。叱ると逆上する子供も多い。
・注意するなら、手を大きくバツにして、「ブッブー」とか、耳を塞いで「痛いよー」など、大きなジェスチャーを加えるとよりわかりやすい
だそうだ。私はあまり大声で注意することはなく理解を示すようにはしている。のだが、毎回は無理よね。とりあえずいい情報を得た。
ケトン食はどうなんだろう?
またジュースや加工食品をカットするのは、てんかんに好影響があるのか?と聞いたところ、てんかんに効くというケトン食について教えてくれた。
知ってたはいたが、先生の話ではてんかんで毎日何度もぶっ倒れて薬がほとんど効かない人がやるらしく、食事のバランスの管理がめちゃくちゃ大変だという。
娘はそれほどでもないし、まだ薬の調整段階。一般的に体に悪いと言われるものを減らしていくのは悪くない判断だが、あまり徹底しすぎないようにとのこと。
まぁ、健康的な暮らしをしようってこったね。
脳の疲れがてんかんを引き起こすのか?
体の疲れや睡眠不足がてんかんを引き起こすことは知っているが、日常的な脳の疲れがてんかんを引き起こすのか?とも聞いてみた。
例えばあれしようこれしようと迷って脳が疲れて判断力が鈍ったりするじゃないか。それがてんかんを誘発するのかと。絵カードやらスケジュールを作って、行動をびっしり決めて、見通しをよくした方がいいのかと。
先生の答えとしては、さほど、というかあまり気にしなくてもいいとのことだった。娘の場合は言葉の理解力もあるので、絵カードもいらないんじゃないかと。
ふーむ。
健常児の息子と上手くやっていけていない
さらに発達障害の娘と、健常児の息子のいざこざについても聞くことができた。2人で放って置いたら叩き合いをしたり喧嘩が多いと。
結論として、親が介入しろとのこと。
この子供達、特に娘を野放しにしても上手くいかないのも仕方がないと。介入して、2人の意見を聞いて、上手く折り合っていけるようにサポートするしかないと。
日々のストレスを減らすためには、毎日訪れる問題を一つずつ工夫して解決していくしかないんだって。
そんな現実を教えてくれました。
結局1時間以上話続けた発達相談
お父さんは何もわかっていないので早めに切り上げよう感が出ていた発達相談だったが、結局1時間以上話を聞き続けた。
てんかんの話、暴力の話、育児の話。また他の家庭ではどういった問題があるか、どのように解決してるかなど、興味深い話が多く聞けた。
どっと疲れて結局その日は何もできずに1日が終わってしまったけれども、たまにはこういうのに顔を出すのもいいだろう。
結局親は、食事・睡眠・運動などに取り組んで心身ともに健康を保ち、毎日工夫して生活改善していくしかないということさ。
これが現実だ。甘くみてたら殺されるぜ。