ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘に車内で頭を掻きむしられながらも、娘の愛情を少し感じられた話

娘の感情のポイントを一つ認識したとんぼである、ごきげんよう。

 

最近はコロナコロナで息子も学童を休み。デイは開いてるけれども、娘のデイも休ませることになった。二人の子供が毎日休みなのはなかなかのもんである。

 

しかも今までできたことも自粛しなきゃならないから、余計に面倒だ。

車内での話

できるだけ人との接触をさけて不要不急の外出を避ける生活が続く日々。それでも買い物の必要はある。

 

以前は妻と子供たちの3人で行ってた買い物も、さすがにもう子供たちを連れてスーパーに行くのは違う気がする。子供たちはいつ何を触るのかわからない。

 

そこで、車で子供たちを待機させるために私も一緒に行くことにしたのだが。妻が手作りのマスクで買い物に行ったあと、車内に残された3人は暇で暇で仕方がない。

 

最近、私と息子の仲は良好である。毎日のように数時間外で1対1で遊んでいるし、学校にいけないので勉強も教えている。

 

それもあって、息子が私にべったりだ。後部座席から助手席にいる私の方まで身を乗り出して、CDを触ったり好きな話をしたり。

 

最近はこんな感じにも少し慣れてきたので適当にあしらっていたら、スルーできない人がいた。娘である。

 

自分も前の方に行きたいのか、はたまた身を乗り出して父とはしゃぐ息子が邪魔なのか、息子を思いっきり蹴り出した。もちろん靴も履いてるぞ。

 

「やめて!息子を叩くなら私を叩いて!」

 

などと冗談っぽく娘に注意したら、本当に私を叩いてくる。

 

手を叩いてくるだけかと思ったら、がっと腕をつかんでぎぎぎーっと思いっきり引っ掻いてきた。痛い。

 

少しイラッとしながらも何とかなだめていたら、今度は私の頭を両手でがっと掴んで、爪を立ててがしがしと掻きむしり始めた。

 

いったい!!

 

いやもう、痛い以外の言葉が見つからない。今まで生きてきて、頭を爪で掻きむしられる経験なんてしたことない。

 

痛い痛いと声をあげるとやめてくれたものの、その後の娘は冷たいサメのような目でこちらを見つめてくるのである。

娘の嫉妬

その時閃いた。これはもしや、以前にもあった嫉妬ではないか。息子が私にべたべたくっついて、娘だけ後部座席でポツンといるのが気に入らないのではないか。

 

そう考え、娘においでと声をかけたところ、何も言わずに助手席まで這い出してきて、私の膝の上にちょこんと座った。

 

ふーむ、確かに、今回の娘の暴力の原因は嫉妬だったようだ。ひざに座らせるとニコニコになって、音楽を聞いて体を揺らしながら楽しそうな娘。 

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その後は20分ほど待ったけれども、一切手が出ることもなく妻を待つことができた。

 

原因がわかれば対処も容易い。が、事前にあそこまで攻撃されるとなかなかこれをやろうという気にはなれないことも多い。難しいね。

 

とりあえず、娘なりの愛情表現だったということでよしとしよう。

狭い車内と自宅とどっちがマシか

そういえば、買い物に行く妻に事前に問われていた。

 

「子供たちと自宅で待つのと、車で待つのどっちがいいか」

 

なんとなく車の方がいいと選んでホイホイ着いて行ったら、なかなかに面白い時間であった。運転席で遊ぶ息子も楽しそうだったし、娘もニコニコだし。

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家にいたら何をするでもなくダラダラ過ごしてしまうので、これはこれでいい時間だったのではないか。

 

頭を掻きむしられるというレアな体験もできたしさ。暇人3人の記念写真で終わりにする。

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ここまで読んでいただき感謝。

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