ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

不満が爆発して発狂するきょうだい児の息子と変革を迫られる妻の話

子供たちに最大限時間を割いているとんぼである、ごきげんよう。

 

息子へのイライラを考察し、非常に良さげなパパになりつつある。朝から2時間、喧嘩もせずに毎日過ごせているのはとても大きなことだ。

 

そして、私との関係性が良好になることで見えてくることがあった。

きょうだい児の息子、発狂する

今は休校期間中。自粛生活ではあるが、私は朝早くから息子と2時間運動することにしてる。

 

この日も息子と2時間走り続けた。息子が今日1日を快適に過ごせるために、かなり頑張って一緒に運動した。

 

で、義母宅に息子を連れて行っての休憩中。息子がトランプで神経衰弱をやりたいと言い出したのである。

 

しかし、私が息子と遊んでいる間、テレビ三昧だった娘の限界が近い。

 

仕方ないので「一回だけね」と息子にOKをだして、一緒にトランプを並べ始めたその時である。

 

テレビばかりですでに限界を超えていたのか、イライラした娘が並べたトランプを蹴り飛ばして、バラバラにしてしまった。

 

何も口にしない娘は、明らかに怒っている。いつまで息子と遊んでいるんだ、私はどうしたんだと言わんばかりの行動だ。

 

これはさすがに娘がかわいそうである。トランプはまた今度にしようと息子に告げたら、息子が予想以上に怒り出した。

 

「なんで!!!トランプやりたかったのに!姉は何で蹴ったの!!」

 

大声で憤慨する息子。

 

嫌だったね。やりたい気持ちもわかるけど、娘はもう待ちきれないようだと。限界だと。君とは朝からいっぱい遊んだだろうとなだめるも、息子の怒りはおさまらない。

 

おさまらないどころか、恐怖を感じるレベルで怒っている。足で床を叩きつけ、手も振り回して床をバンバン叩き、恐ろしいほどの大声で喚き続ける。

 

「姉がいなかったら!!!!姉がいなかったらトランプできたのに!!!!」

 

あの息子の怒りは、発狂っぷりは、私の文章力では表現できないほどのものだった。腕も足もぶん回して、泣いて、ぎゃーぎゃーと叫びまくる。

 

「また夜に神経衰弱やろう」と言っても「絶対にできない!夜はママが怒る!!!そんな時間はない!!!」などと取りつく島もなし。

 

叫び声が大きすぎて怖かったのか、娘が息子に近づいていって思いっきり叩こうとするアクシデントもあり。余計に火に油。もうどうしようもない。

 

娘に対する怒りが、恨みとか憎悪に近いものにまで膨れ上がっているように感じる。おそろしい。

 

というか、こんなことにならないために朝っぱらから息子と2時間も遊んでいたはずなんだが、あの時間は一体なんだったんだ?

 

私とも仲良く、楽しく過ごしたはずだったのに。一体何があったのか。息子と話して、その答えが何となく見えてきた。

妻に対する不満がやばい

20分前後、大声を出して発狂していた息子だが、話を聞けばおかしな点がある。

 

なぜ「夜にトランプをしたらママが怒る」のか。こんな状況だ、ママだって話をすればわかってくれるはずだよと告げるのだが。

 

「ママは絶対に怒る!!!ママはいつも怒ってる!!」

 

という感じ。何を言ってもこれ。息子の中では、ママは怒る人だという認識らしい。

 

その後もなだめ続けて、なんとか落ち着いた息子に話を聞いていくと、まぁ出るわ出るわ。トランプを蹴り飛ばされた件とは無関係な、妻への不満が。

 

「オレが姉に叩かれたのに、なんでか知らないけどオレまで怒られた」

「オレは手伝いもやってるし掃除もしたのに、ママはオレに怒ってた」

「ご飯まだできていないの?って言っただけでママが怒った」

「ママはお前とかクソ野郎とかクソジジイとか嫌な言葉を使う」

「ママは寝る前は謝ってくるけど、いつも怒っている」

「毎日必ず1回は怒られる」

「ママが怒るのはオレだけ。いつもオレだけ怒られている」

 

書き出せばキリがない。息子の世界では、ママはとにかく怒っている。息子にだけは常に怒っている。何もわかってくれない。理解してくれない。

 

そんな思いがひしひしと伝わってくる。息子から出てくる妻への不満を聞いて、義母と顔をあわせて苦笑いをするしかなかった。

 

思えば、このような不満の兆候はあった。つい先日も、私が息子と遊んだその帰り。

 

もっとパパと遊びたかったという息子をなだめていたら、なぜか話題が妻の話に。息子はねそべって体をくねらせながら、この時も不満を叫んでいた。

 

「ママはいつもあれやりなさいこれやりなさい。なさいなさいなさい!!!って、オレは言われなくてもできるのに!!ちゃんとやってるのに!!」

 

これもなだめるのに時間がかかったけども……

 

今回吹き出した息子の不満は、ちょっと無視できないなと。どれだけ私と遊んでも、どれだけ私が息子に時間を使っても、息子の心は闇に覆われたままっぽい。

 

息子がママに認められたと感じるまで、この不満は消えることはないだろう。

 

こりゃまいったなぁと、これを妻にどう話すっかなぁと頭を悩ませたのである。

私との問題がほぼクリアになったので見えてくる

この息子の話を聞く限り、私の問題ではなさそうである。

 

毎日、2時間、息子と笑顔で思いっきり体を動かして遊んでいるのだ。義母に預ける時もフォローを忘れずに、何度も何度も抱っこをして、おんぶをして、満面の笑みでお別れしているんだぜ。

 

今はテレビにも寛容になって夜もDBごっこして抱っこしておんぶにしておやすみハグしてるんだぜ。ここまでやって私に不満があったら許さんぞ!!

 

というわけで、あとは妻がどうするか、という話さね。一応この話には続きがあって、現在の妻は息子との関係性をなんとかしようと奮闘している。

 

なかなか根深い問題っぽいのだが。その話は次回にしたい。

 

追記:続きはこちらをどうぞ。

 

www.rabbitonbo.com

 

 

ここまで読んでいただき感謝。

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