ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

うつ病と向き合うオススメ漫画を紹介しながら自分語りする会

うつ状態のとんぼである、ごきげんよう。

 

先日、コメントで以下の漫画をご紹介いただいた。

twicomi.com

 

なんだろう??と思って読んでみたら、最高に面白い漫画だったので私も紹介していく。

漫画の紹介

読みやすい漫画なので、まずは読んでみてほしい。

 

簡単にあらすじも紹介しておく。

 

子供の頃に父親からDVを受けた主人公は、家を出るために猛勉強して、理想の学校に入る。

 

が、その頃から段々と体が動かなくなっていき、勉強もできない。順位も下がる。始めたバイトもまともに続かない。好きだったこともできなくなった。

 

ある時、それがうつ病だと気づく。

 

治らない、一生うつ病として生きてくんだとつらい日々を送っていたところ、彼女ができて。

 

彼女は「一緒にうつ病を治そう!」と前向き。最初は乗り気じゃなかった主人公も、彼女の現実的なプランに少しずつ考え方を変えて。

 

アドラー心理学、認知行動療法を学び、自分で自分を虐待していたことに気づく。

 

それから少しずつ少しずつ、うつと付き合う方法を学んでいき……

 

といったお話。読み物としても面白い。あと最後に出てくる友人の、「病気を治さないと決意している」感じも面白い。

 

私もその気があるからねぇ。たとえ一度決意したとしても、人は楽な方に流れやすいもんだ。

気になったポイントを語る

とても興味深い漫画だったので、今現在やる気があるのに動けない、死にたいなどと思っている方はぜひ読んでみてほしい。

 

ついでに私のびびっときたポイントを語っていく。

父のDVに自分を重ねる

この漫画の主人公は、幼少期にお父さんから家庭内暴力を受けている。

 

殴る蹴るの暴力も確かにあるのだが、気になったのは父の怒るポイントがわからないというもの。

 

子供ながらに色々試して、親がどういうルールで怒るのか様子を見たりするが、お父さんに一貫性がない。怒るのか、怒らないのかわからない。

 

これ、私も妻もその傾向あるよなーと反省だ。

 

親にかかわらず、人は一貫性を持った相手に安心感を覚える生き物だ。今日はOKだったことが、明日になってNGなったら付き合いづらいったらない。

 

でもねぇ。常に安定したメンタルで過ごすのってめちゃくちゃ難易度が高い。完璧にできる親もそういないはず。

 

うむ。こうやって言い訳するのも悪い癖だな。つべこべ言わずに一貫性を持って対応できるようなメンタルを育てるべきだなぁと思いました。まる。

自分の鬱状態の話

続いて、この主人公はうつ状態になって、好きな歴史の本も読めなくなっていた。

 

昔好きだったものに触れようとすると、心にグサグサと突き刺さる痛みが走るようだ。

 

わかる!!わかるよ、その気持ち!!!

 

今の私がそんな状態だから。熱心に勉強してたことを一度手放してしまって、やりたいけど、つらいのだ。

 

それでもどうにかして無理矢理やろうとしてしまうのが、問題なんでしょう。

自分を虐待する話

主人公は様々な過程を経て、気付く。自分で自分を虐待していたと。自分の本心を無視して生きてきたと。

 

そんでね、自分のことが愛しすぎて涙を流して、ぱーっと光に包まれている描写があるんだけど。

 

これ、私にもあったんです。過去に、一度だけ。とても大きいものがありました。

 

催眠もない。宗教もない。ただただ、ずーっと憎んできた過去の自分を許せた時に、心の底から光が溢れてきたのである。

 

三日から一週間くらい続いたかな。こんな世界があるのかと自分でも驚いていた。暖かい光の噴水が、心の中で絶えず出続ける。

 

幸せな時間だったねぇ。

 

長年の自分に罵詈雑言を浴びせる癖は消えないから、すぐに元通りになってしまったのは残念だ。

 

でもこの漫画を読んで、ほぼ確信する。

 

自分に本当に優しくなれたら、ちょっとやそっと傷つくことがあっても、暖かい光に包まれて、また勇気を出せるんだろう。

 

あれは私だけの特別な出来事じゃなかったのだ。何があっても自分を虐待することなく、常に愛せるかどうか。

 

それはきっと、今の私に必要なことなのでしょう。いいね、最高だ。

自分を虐待するとんぼ

いやはや、思いがけずとてもいい漫画に、いいタイミングで出会うことができた。紹介していただいて本当に感謝である。

 

ひきこもりから脱出して、様々なことを経験してきたが、常に自分に優しく、自分を愛するって最高に難しい。

 

ちょっとやそっと自分を認めても、優しくするように心がけても、いつの間にか罵詈雑言を浴びせ、虐待しまくっている。

 

今の私の心の声を聞かせようか?

 

お前にはなにもできないよ。無理無理、どうせまた失敗する。前回も失敗してるし、時間の無駄じゃない?他の人はお前がぐだぐだやっている間に前に進んでいるよ、お前には無理だわ。死んだ方がいいんじゃないの?また同じこと繰り返してるじゃん。意味ないからやめたら?

 

お、いいね。こんなん子供に言っていたら完全に虐待だけど、自分には毎日言っているぞ。無意識にね。

 

2019年にうつ病治すって運動したり瞑想したり頑張って、2020年はそのおかげで10月くらいまで突っ走っていけた。

 

それなのに、自分を蔑む無意識は変えられなかった。自分を罵倒しながら、あの生産性を高めまくった生活が続くわけもない。

 

なるべくして、今の自堕落な生活になったと考えるのが妥当か。私が私の敵なのだから、成功するわけもなし。

 

なので!

 

まずは自分に優しい声をかける習慣から作りましょう!ってところかな?

 

今年の目標は、絶対に崩れないメンタルを構築する習慣を作ることなので。

 

やりたくねー!!って思っている勉強よりも、お前には無理だ!!って思っている金策よりも、先にやるべきことがあるのでしょう。

 

そんなことに気づき、今日は穏やかに過ごせました。おやすみなさい。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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