ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘の暴力と息子のうざさにより、30分で精神破壊された日曜日の話

日曜日を乗り越えられなかったとんぼである、ごきげんよう。

 

土曜日は、娘はデイが利用できて、息子だけ連れて公園で遊んでリフレッシュできた。妻も楽しそうだったし、元気に過ごせた。

 

日曜日もなんとかなるだろうと思ったら、そんなことはなかったぞ。

妻の精神も限界に

日曜日、朝からいつも通り買い物に行こうとしたら、妻がイライラし始める。娘に叩かれるのもあり、首が痛いのもあり、昼から予定があったのも悪かった。

 

とにかく最近は妻の怒り沸点が低い。今まで怒らなかったことで、嫌悪感をあらわにしたりイライラを表に出すようになってしまった。

 

さすがにかわいそうになった私は、昼過ぎから子供たちと3人で過ごすことにした。妻はお出かけして、リフレッシュするといい。

 

妻はお昼を食べたら出かけることになって。

 

私が昼食を作る間の妻には、部屋にこもって筆記開示させた。それはもう激しい怒りが噴出したそうな。

 

私は私でそこそこに元気だったのだが、娘がかなり荒れていてねぇ。

 

食事を作っている間に、何発叩かれたかわからない。力を貯めて、腕を大きく振り回してくるから、パーで叩かれても衝撃がすごい。

 

パチパチじゃないんだよなぁ。掌底というか、つっぱりというか。叩かれた腕がジンジン痛むような、そんな攻撃。

 

娘には怒って叩きたくなる理由がその都度あるのだろうが、叩かれる機会が多すぎてもう考えるのをやめてしまった。とにかく、料理している間ずっと叩かれ続けた。

 

最近のストレス対策も効いてるから、叩かれてもスルーしつつあしらって料理を完成させ、なんとか昼食も終わり。

 

妻が出かけたら厳しいことは重々承知。おそらく無理だろうとは思ってはいたが、私より妻の方がやばそうだから。

 

とにかく出かけてもらって、後は野となれ山となれ作戦である。

1対2で耐えられないやばさ

妻はお出かけ。娘と息子は私と過ごす。

 

この反応がそれぞれでね。妻が出ていったあと、娘は怒り出した。

 

「ママと行きたいの!!!」

 

うーむ。出かける前に何度も説明もしたのだが。それに、君が叩きすぎるから、君とママの距離を開けるわけだが。

 

ママがいない!一緒に行きたかった!という娘は爆発しまして。

 

まぁ、その前からずっと叩かれていたので爆発しても別に変わんないだけど、引き続き叩かれまくった。

 

息子はといえば、ママがいない休日はレア。また色々と遊んでくれる私のことを好いているようで、これから3人で遊びに行くと告げたらテンションが上がった。

 

テンションが上がって上がって、想定以上に上がりまくって。

 

たまに出てくる息子の悪ノリウザ絡みが出てきてしまった。

 

私が娘に叩かれてあしらっているのに、息子もボクシング的な遊びを何度もしかけてきて。その度に転がして対応して、息子はゲラゲラ笑って。

 

私がまだお昼ご飯を食べてなかったので、冷蔵庫に入っていたパンをレンジで温めようと思ったら、

 

「オレもお腹すいてるぜ!」

 

といって、冷たいカチカチのパンを頬張り出して。昼飯もたくさん食べてお腹もすいていないはずなのに、うろちょろしながらパン食べて。

 

息子のテンションが無駄に高すぎて、怒りがふつふつと湧いてくる。

 

とにかく早く家を出ようと、外に出なければならないと、息子に水筒の準備をしてもらうようにお願いしたところ。

 

「いやだ!!」

 

はぁ。こっちは娘に叩かれながらお前の遊び相手もしてるんだから、少しは協力しろよ、クソ絡みしてくんなと思って。

 

朝に使った水筒だから、飲んだ分の補充をしてもらいたかったの。私はね。

 

「少し減ってるでしょ、水足してくれない?」

 

「減ってない!」

 

この感じだよ。もうほんっとうにいい加減にしろとイライラしながら対話を続ける。

 

「いやいや、朝に飲んでたから減ってるでしょ」

 

「減ってない!」

 

「飲んでたよね?減ってるでしょ?」

 

「減ってない!」

 

朝に飲んでたんだから、減ってるの。それはもう客観的な事実であって、聞くまでもないことなのに、変なテンションで反抗してくる。

 

何度かこのやりとりを繰り返したら、やっと水筒の中身をチェックしてくれて、少し補充が必要だとわかってくれた。

 

「少し減ってるけど、水いれたらいいの?」

 

だから最初からそう言ってるだろうが。

 

「一滴でいい?」

 

このクソ野郎がてめぇおちょくってんのかボケがと、なっちゃうよね。

 

他にもさぁ。

 

「ねぇ、大声出していい?」

 

とか聞いてくるわけよ。意図がわからんのよ。私を殺しにきてるのか?

 

あぁ、もう勝手にしたら?を投げやりに回答したら、そりゃもう大声をあげてね。

 

「ああああああ””あああぎゃあああ””””」

 

その後はニヤニヤしながら私がどんな反応をするか伺ってくる。

 

お前の期待したリアクションなんざ絶対とるかと、ノーリアクションでスルー。

 

その後も、

 

「うっせぇうっせぇうっせぇわ!!!」

 

などと、流行りの歌も超絶大声で歌い出して、私を挑発してくる。それもスルー。

 

お前がうっせぇわまじで、くそが。

いなくなる子供たち

そんなウザ絡みの相手をしていたら、気づいたら娘がいなくなっていた。勝手に玄関ドアをあけて出ていったらしい。

 

玄関周りにもいない。ベランダから駐車場をチェックしたら、いた。

 

道路のすぐ側でうろうろうろして、近くにいたおじさんたちの方をずっと見ている。

 

何やってんだあいつはと走って迎えにいったら、娘は泣いていた。

 

「いきたいのーいきたいのー」

 

保護帽かぶった女の子が、一人で、泣きながら、見知らぬおじさんに何かを訴えている。

 

この状況は明らかに不審すぎる。娘をすぐに自宅に連れ帰らねばならない。

 

帰るよと声かけたら、案の定暴れまして。仕方がないので、拉致スタイルで娘を抱っこして階段を駆け上がる。

 

その途中で次は息子がサッカーボールを持って降りてきて、いやいやお前はくんなよとなって、それからも娘に叩かれまくって。

 

はぁ。うんざりだわ。

 

その後なんやかんやあって、せめて家の周りでもぐるーっと散歩することにした。それだけでも、気分は改善されるはずだから。

 

娘と手を繋いで、しばらく歩いたところで気づく。

 

息子がついてきていない。

 

えぇ、さっきまでいたのに、何でついてこないんだ??

 

責任者は私なので、まさか置いていくわけにもいかない。仕方がないので一旦戻ろうとするわけだが、娘はこういうのが嫌いでね。

 

Uターンすることにぶちぎれ。道路で泣いて怒って暴れられて。

 

娘も危ないけど息子も心配だから、娘を引っ張ってアパート前まで戻ったら、なぜか息子は車の周りをうろうろしてて。

 

歩いて散歩に行くって言ってんのに、車のドアを開けようと思ったとかわけわからんこといってて、娘は隣で泣いていて。

 

お前ら二人まとめてクソだなと思って。何もかも諦めておうちに帰りました。

むかついてむかついて

これが30分くらいに起きた出来事。

 

妻を休ませるため4~5時間ほど一緒に仲良く遊ぶつもりが、たった30分で精神が破壊されてしまった。かなり元気だったのだが。

 

予定してた遊びをすべて無しにして、適当なクレしん映画つけて二人を放置。心底うんざりして、私は寝室で眠りについた。

 

それからしばらくして、息子が寝室にやってきて、教えてくれた。

 

「パパ、姉がおしっこしてる」

 

あぁそうですか。いつものお漏らしですかい。はいはい、もうやる気しないから、そのままにしておいていいよ。

 

……と放置できたらどれだけいいか。おしっこ漏らした娘を放置してたら、とんでもないことになる。片付けるのもどうせ私だ。

 

くそがー!!!!と、お漏らしして立ち尽くす娘を抱っこして風呂場に強制連行し、ついでに風呂に入れる。

 

風呂から出したあとに、今度はパンパースに大量にうんちをしてたからそれも洗う。

 

もうやってられんわ。何もかもむかつくわと思って。

 

ちょうどその頃、映画が終わったので、息子にも風呂に入るように告げた。

 

息子が入っている間に、少しはこの怒りを発散しようと、紙とペンを取り出して筆記開示を行う。むかつくむかつくむかつく。

 

ガガガガガガガガガガガと書いていると、お風呂場から息子の声が聞こえてくる。

 

「パパー!!給湯器つけて!!!」

 

……はぁはぁ。この後に及んで私にお願いですか。話しかけんなクソがと思いながらも、一応は給湯器をつけにいく。

 

むかつくむかつく!!!!とさらに筆記開示を続けていたら、またお風呂場から息子の声が聞こえてきた。

 

「パパー!!タオルとって!!」

 

……

 

クソが!!黙れ!!!もう喋んな!!!

 

ここが日曜日の怒りのピークだったね。無意識に書いてた紙をぐしゃぐしゃにしてしまった。

 

協力どころか邪魔しかしなかったくせに、自分は助けてもらえるとでも?

 

身の程をわきまえろ。

どうですか?

そんな素直な思いを赤裸々に、ややオブラートに包んで書いてみたんですが、どうですか?異常者に見えますか?

 

その後は一応は落ち着いて、夕食は仲良く食べたんだけども。

 

私には無理だったね。いや、もともと無理だってわかってたんだよ。娘と息子を、一人で見るなんて無理だって。

 

でもそれ以上に妻の精神状態がやばそうだったから、仕方がないのさ。そう言う日もあるさ。

 

おかげさまで、少しはストレスが解消できた妻が笑っていたので、私の犠牲は無駄じゃなかったことにしておく。

 

いやぁしんどかった。頭がパーンだわさ。 

 

ここまで読んでいただき感謝。

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