ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

「2月になったから自分は死んだ方がいい」という無意識の恐怖の話

土日はブログを書く時間がないので、自分語りで許して欲しいとんぼである、ごきげんよう。

 

最近はちょっとやる気が出てきて、何度も乗り越えようとして失敗してきたうつ病に、もう一度挑んでみようかと立ち上がった。

 

同じ過ちを繰り返さないように、過去の失敗経験を生かしてやっていきたい。

 

そこで一つ、無意識の話を書いてみる。うつ状態の人間の話なんて得るものがないと思うでしょう?

 

いやいや、私ほどマインドフルネスに全Betしてる人間はそういないんだぞ。

マインドフルネスの話

皆さんは、マインドフルネスはご存知だろうか。今や市民権を得た言葉で、マインドフルネス瞑想なんて有名だ。

 

落ち着いて、座って、呼吸して。その呼吸に集中する。これが基本のマインドフルネス瞑想。

 

不安やうつにも効果的と言われているわけだが、別に座って落ち着いて呼吸をすることに意味があるのではない。

 

無意識の思考に気づくからこそ意味があるのだ。

 

呼吸に集中していても、勝手に言葉やイメージが頭に浮かんでくる。

 

その時に「あ、○○のことを考えているな」と気づき、受け入れ、また呼吸に意識を戻す。

 

この気づいて受け入れるプロセスが重要で、これを日常的に行えるようになるのが瞑想の大きなメリットの一つ。

 

私はそこそこのマインドフルネス人間で、これまで2~300時間以上は瞑想をやってきている。認知行動療法もやっている。

 

ネガティブな感情にアンテナを張っているため、ある程度自分の感情に気づくことができる。おそらく、普通の人よりは。

 

例えば妻がピリピリしててきつい態度をとってきたとする。

 

「あ、今拒絶されて傷ついちゃったな」

 

そう気づいたら、指輪を反対側に付け替え(ネガティブ感情の認識)て、深呼吸をしてストレスを軽減。落ち着かないなら、自分の胸をさすって優しい言葉をかける

 

息子が小学生らしい偉そうな態度で振る舞っていて、むかついた時なら。

 

「うわ、息子の行動が許容範囲を超えているな。絶対に許せないだろこれは」

 

そう気付けたら、指輪を反対に付け替え、深呼吸をし、頭の中でキタキタ親父の全身をバタバタさせながら、心の声を何度も叫んでもらう。

 

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ここで、何度か紹介した知的地球外生命体の言葉を、再度引用したい。

 

観測さえできれば干渉できる。干渉できるなら、制御もできる。

 

ネガティブな感情も同じだと私は考える。

 

今自分が抱いている感情に気づくことさえできたなら、その感情に干渉し、制御することができる。制御する方法なんていくらでもある。

 

でもやっぱり、その感情に気づくのが一番難しい。

 

そういう意味では、瞑想のトレーニングはうつ傾向の人は誰もがやるべきトレーニングだと私は思うわけです。

 

何より、瞑想自体に抗うつ剤などと同じ効果があるというから、ね?お得だと思いませんか?

 

習慣にするのがめちゃくちゃしんどいけどさ。

それでも気付けない無意識の話

上述した通り、妻や子供たち相手の場合は一時的な強い不安や激しい怒りは、その場で認識しやすい。

 

昨日の記事もそうだが、すでに感覚が麻痺してしまっている場合は気づきにくい。気付けない。

 

同じく、積もり積もった自己嫌悪も気づきにくいようだ。

 

幼少期から他人の顔色を伺って育った私は、自己嫌悪の塊だ。自分で自分を痛めつけるのが癖になり、もはやその痛みが当たり前になった。

 

ちょっとはやる気を出して、自分のネガティブ感情をもっと探ってみるかーと意識してみたところ。

 

2月になったことを知った時に、「自分なんて死んだ方がいい」と考える自分がいたのである。

 

2021年になってもう1ヶ月が終わってしまった。

私は一体何をやっていたんだ?

何もしていないのに、こんなに時が経ってしまった。

あぁやっぱり私はだめなんだなぁ。死んだ方がいいなぁ。

 

我ながらこの思考はやばい。完全にバランスを失っている。こんなことを無意識に考えているなら、そりゃ体も動かなくなる。

 

だってこれ、2月も3月も4月も5月も、毎月続くんだよ。

 

というか毎日感じているんじゃない?

 

あぁ、もう7日かぁ、死んだ方がいいな。

 

いやいや、さらに細かくて、

 

もう12時かぁ。死んだほうが(略

 

……

 

いやいやいやいや、

 

この思考はやばいだろ!!

 

他にも他にも、朝起きて天気が晴れたら、

 

あぁ、こんなに晴れているのに、私は散歩にもいけないのか。だめだなぁ。死んだ方がいいよこんなやつは。

 

朝起きて天気が曇っていたら、

 

あぁ、曇りかぁ。寒いし、散歩しなくていいかな。はぁ。また家で寝るのか。だめだなぁ私は。死んだ方がいいよこんなやつは。

 

うーむ。やばし。私の無意識、やばし。

 

2月になろうが3月になろうが、雨だろうが晴れだろうが、できないことはできない。嫌なら嫌でいいじゃないか。

 

できない自分を受け入れられないから、呪いの言葉を浴びせ続けることになる。

 

休みたいなら休もうよ。そういう日もあるさ。今日休んだって、死にはしないさ。少し元気が出たら、靴だけでも履いてみたらいいじゃないか。

 

1月は終わっちゃったけど、何もできなかったわけじゃないよ。ゆっくり休んで、静養できてるよ。こんな自分の感情を捕まえただけでも、むしろ一歩先に進んでると言えるじゃないか。

 

とかなんとか。

 

とまぁ、対人以外でのネガティブ感情にアンテナを張ってみたら、出るわ出るわ。恐ろしいほどまでの自己嫌悪。

 

面白いよね、この感じ。わくわくしてきたね!

自動思考キャッチトレーニングをしよう!

 私もうつ真っ只中ではあるが、この根深い自己嫌悪の解決方法が頭の中にあるので、それを紹介して終わりにする。

 

それは、自動思考キャッチトレーニングである。

 

認知行動療法の一つで、上であげたような無意識の感情、思考を捕まえて、どういった考え方がバランスがとれているか、矯正していくもの。

 

私が以前にやっていた、7つのコラム(セブンコラム)なんてまさにそれ。

www.rabbitonbo.com

 

あれ面倒だけど、もっと簡単なやつもある。興味がある方は調べてみては。 

 

結局、長年自分をいじめ抜いてきた思考は、癖になっている。そう簡単に変わるわけもなし、気づいたら自分をいじめている。

 

病院に行く必要なし。薬も飲む必要なし。とにかく、地味に、こつこつと、自分の無意識を捕まえて矯正していくことが、今の私には必要で、今まさにやるべきことなんだと、確信しております。

 

とはいえ、自動思考キャッチトレーニングで考え方を矯正しても、それでストレスが消えるわけじゃないから。

 

全体的なストレス対策として、食事改善や運動、睡眠改善も並行してやっていきたいし、筆記開示も続けたい。

 

自己嫌悪の癖さえ矯正できれば、もう少し家族に貢献できるはず。

 

以上を含めた上で、とんぼ流の人生改造プログラムを明日から開始する予定。よろしくどうぞ。 

 

認知行動療法はこちらの本がとっつきやすいはず。実際、クソ面倒くさいのが認知行動療だけども、興味がある方はぜひどうぞ。

ここまで読んでいただき感謝。

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