ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

こんな家に住みたくないと妻が泣くほど業者のミスが多すぎた新築の話

マイホームで夫婦仲に影響が出ているとんぼである、ごきげんよう。

 

実際に住んでみて、引っ越しも落ち着いてきた今では、悪くない家だなぁと夫婦で満足してたりする。

 

でも実は、かなりひどかったんだよ。ここは育児ブログだからまったく書いてこなかったけど、シャレにならんくらいハウスメーカーのミスが多かった。

 

思い出せる限り、紹介していこう。

ハウスメーカーのミスを語る

うちがお願いしたハウスメーカーは、妻が惚れ込んだ会社。何度も何度もモデルハウスを見に行ったし、対応もよかった。

 

坪単価も平均と比べて高い(らしい)ので、油断したというのもあるが。まぁミスが多いんだ。

 

ざっといこう。

設計に反映されない

工事に入る前に、およそ半年間、往復2時間の設計事務所に何度も足を運んで設計の打ち合わせをした。

 

子供たちもいるから一緒に行くことも多かったし、義母に預かってもらうことも。真面目な話をするのに、子供たちがいるとつらいものがある。

 

打ち合わせは、妻が「今回修正・追加してもらいたいこと」を箇条書きにして毎回、一つずつ言っていく。

 

細かく説明して、あーだこーだと熱く語り合って、設計担当の人も丁寧にメモして。

 

ふぅ。ちゃんと言いたいことが全部言えた!!

 

そう安心するじゃないか。

 

それなのに、次回の打ち合わせの時に、いくつか反映されていないことがあるのだ。

 

それが一つや二つならまだいいが、打ち合わせ全体を通して何度あったかわからない。とにかく抜けが多すぎる。

 

先日熱く語り合ったはずのことが、普通に図面に反映されていないんだぜ。驚くよ。

 

こっちもその場の流れで要望だすこともあるし、毎回すべてを細かくチェックはできないから。

 

後になって、なぜか反映されていないことが多くて本当に参った。工事に入ってから、図面に反映されていないことに気づくとか。ショックだわ。

 

ハウスメーカーってのはしっかりしてるもんだ、という先入観もあったし。油断した。

水道メーターボックスの位置が違う

家を取り囲む塀のどこかに、水道メーターボックス?的な、長方形の蓋付きの空洞を作らねばならないと言われた。

 

どうせ作るなら目立たないところがいいと、珍しく私が熱く語って、何度か確認したのに。

 

壁ができてみると、玄関の前。ここ以上に目立つところないんじゃないかってところに設置されていた。

 

一応要望は出したが、割と大きな空洞だから。今からはもう修正できないと言われて諦めるしかなかった。

排水穴の溝がない

塀には、庭の水を排水する穴をいくつかつけてもらった。

 

その穴から排水されると、土で壁が汚れてしまう。それが嫌だった妻が、排水穴の下に水の流れる溝を作って欲しいと強く要望した。

 

えぇ、つけますね!と何度も確認したのに、出来上がった塀にはこの溝もついていなかった。

 

これはちょっと……とクレームを出し、最初は「今から溝は作れない」と言っていたところ、なんとか削ってもらって今は溝がある。

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書いてて、このハウスメーカーすでにやばい香りがしている。

目隠し壁の位置が違う

我が家の玄関の前には2mの目隠し壁(玄関が外から見えないようにする壁)を作ってもらうことになっていた。

 

が、実際に目隠し壁が完成したところを見ると、どこかおかしい。

 

なんと、玄関から50cm近く、目隠し壁の位置が横にずれているのだ。玄関が半分くらい外から丸見えなのだ。

 

そんなことある!?目隠し壁だよ、なんで玄関が外から見えてるの?!一体何をどう間違えたらこんなことになんの!?

 

こちらも当然クレームを出したところ、ずれた分は削り取って、足りない分を追加するなどとリスクの高そうな工事をすると言い出した。

 

削るのはさすがに……という思いと、目隠し壁はでかけりゃでかいほどいい(値段もはるし)と思いもあり、足りない部分だけ追加してもらった。

 

失敗のおかげさまで、想定より大きな目隠し壁を手に入れた。こんなこともある。

ハンモックのひっかけがない

リビングで天井からハンモックを引っ提げてブランコにして、ゆらゆら揺れながらテレビを見るのが妻の要望の一つ。

 

そのためには、天井にアンカー(ひっかけるやつ)をつけないといけない。

 

これも何度も確認したのに、なかった。天井にコンクリを流す時に、何かしら準備が必要だったらしいのだが、それを忘れてしまったと。

 

今からアンカーをつけると、天井が凹むとか言い出すから諦めるしかない。

 

その代わりに、どっかの追加料金が出そうな塗装をお願いして、水に流すことにはなった。妻がいいなら、それでいいのだが。

違うアンカーをつけられる

リビングが東向きのため、朝の日差しが強い。それを遮る大きなシェード(ロールスクリーン的な)を取り付けることになった。

 

シェードをおろした時にひっかける専用のアンカーが必要なのに、なぜか工事の人がまったく無関係の、ひっかけることもできない無意味なアンカーをウッドデッキに4つ打ち込んでしまった。

 

4つも。使い物にならない邪魔くさいアンカーを打ち込まれて、抜いたら穴が開くし、修正もできないという。

 

リビングの天井にアンカーはないし、ウッドデッキに無関係なアンカーをぶちこまれてどうしようもない。

 

妻も相当にご立腹だった。

コンセント&スイッチも違う

ここまで来たらもはや当たり前なのだが、コンセントの位置にも間違いがいくつかあり、スイッチの位置も間違えていた。

 

どのスイッチがどの電気に対応させるか問題は機能的な問題なので、やる気のない私が率先して強めの要望を出したのに、それも間違えていた。

 

全部直してもらったからいいけどさ。

 

ちなみに、こちらで購入した持ち込みのライトもいくつかつけてもらっているが、それも指定した位置とは違う場所に取り付けられていた。

 

定期的にチェックが必要だ。

トイレタイルの貼り方が違う

妻が何度も何度もタイルの店に通って、理想に近いトイレイメージを作り上げた。

 

テーマはホテルみたいなトイレ……だったのに、仕上がってみたら安いカラオケボックスのトイレのようになっていた。

 

なんだろう。安っぽい?なぜこんなことに??

 

と思ったら、よく見たらタイルの貼り方が違っていた。タイルは縦に一直線に並べて貼ることになっていたのに、千鳥目地(タイルを半分ずつずらして貼る目地)で貼られてしまって。

 

タイルの張り直しは無理かもとの妻情報もあったが、とりあえずクレームいれたら直してくれた。

 

ヒトカラ大好きな私なのでカラオケを馬鹿にしないけど、ホテルとカラオケでは、ちょっとイメージが違いすぎる。

 

結果、イオンのトイレくらいにはなったような。タイルはイメージが難しいね。

飾り棚の高さが違う

ウォークインクローゼットなる物置があって、そこに飾り棚があるのだが。その高さも全然指定と違ってて、低い。

 

設計図見てないのかしら??と言いたくなる。

 

これは発見も早かったので、即座に直してもらった。結構な手間だったろうに、なんで図面確認しないんだろう?

ブロック塀が想定と違う

周りを囲むブロック塀は、まっさらな壁に塗装をする予定だった。ツルツルのモルタル?を流し込むやつ。

 

それなのに、表面のブロック溝のあとがくっきり残った仕上げになっている。明らかに想定と違う壁になってしまった。

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妻はこれをどうするか悩みに悩んでいたのだが、業者的にも「今の仕上げの方が手間がかかっている」「これを直すなら全部やり直さないといけない」などと絶対にやりたくない感じ。

 

見た目的にはまぁかわいらしい雰囲気もあるし、いいんだけど。別の問題もあってね。

塗装が膨らむ

設計と違ってブロックの上に直接塗装をしたのが原因か、もしくは業者の技術不足か。

 

堀の塗装が風船のように膨らんでしまった。画像もあるぞ。

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 細かい気泡や穴(ピンホール)も多くてねぇ。ネットで調べたらピンホールは業者施行ミスだってんだから、そりゃ対応をお願いするわけよ。

 

結果的に修正もしてもらったし、今後同じようなことがあれば無料で対応するとの話もあったけど。

 

調べに調べて、ネットの記事もいくつか印刷して徹底抗戦の構えをとった妻なのに、軽くあしらわれぶちぎれていた。

 

これが一番やばかったな。一応は、なんとかなったのか……も。

スケスケのドア

玄関横に、庭に入るドアを設置することになっていた。

 

でも外から庭が丸見えだったら嫌じゃないか。人が訪ねてきて、ちらっと庭を覗かれて、私が半裸で日光浴してたら嫌でしょう?

 

だから中が見えないようなドアにしてくれと強く要望して、設計の人も笑って対応してくれた。

 

が、実際につけられたドアがこれ。

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おい、丸見えじゃねーかw

 

で、話を聞けば「図面ではこのドアになってます」って馬鹿にしてんのか。

 

外から見えないドアにしたいと要望だして、そっちが見えないドア提案してくれたでしょう?

 

図面の見方はよくわからんから、何度も「中が見えないドアですよね」って確認して、写真も見せてくれたでしょう?まったく別物なんですけど!!

 

とにかくこれはおかしいと指摘して、後日変えてくれることなったので一安心。

 

引っ越した今もまだスケスケなんだけどさ。今週には変えてくれるはず。

食洗機の水洗がない

設計の最初期から「海外製のでかい食洗機をつける!」と強く言っていたとんぼ夫婦。皿洗いがなかったら、めちゃくちゃ生活が楽になる。

 

だからキッチンも通常より幅を大きくしてもらって、妻が何度もキッチンメーカーに足を運んで何度も何度も打ち合わせして。

 

よし!食洗機を取り付けるぞ!!と食洗機メーカーの人がきてくれたら、なんと食洗機用の水洗が取り付けられていない。

 

取り付けられていないから、食洗機が動かせないという。

 

はぁ!?

 

カッとなりつつも、再度要望を出し、早急に対応してもらう。

 

水洗がついたー!!と設置業者を呼んだら、次は電圧が足りなくて食洗機が動かないという。なんなんマジで。

 

というわけで、今もまだ手で洗っています。

 

楽しみにしてたのに。

食洗機のイメージも違う

とりあえず食洗機だけは取り付けておこうと担当の方が設置はしてくれているのだけど。

 

絶対にこうしてほしい!と妻が何度も要望した見た目とまったく違っていた。

 

食洗機の下部に隙間があって、そこはステンレス製か何かの壁を作るはずだったのに、ゴム製のふんどしみたいなやつで隙間を隠され、スタイリッシュさのかけらもない。

 

しかも最悪なことに、その工事の立ち会い人が私でさ。

 

完成した食洗機を見て「ふんどしでもいいかw」と笑って済ませて妻に報告したら、まーぶちぎれてねぇ。

 

「私が行けばよかった」

 

と泣いて怒っていた。あれは離婚の危機を感じるほどの怒りだったね。申し訳ない。

蛇口が違う

システムキッチンの設計で妻が写真を見て、蛇口を決めたらしい。シンプルで使い勝手がよさそうな蛇口を選んだと。

 

が、実際に届いたら、蛇口の形状がまったく違う。シンプルというか、ゴルフクラブみたいな形をしている。

 

なんですかこれは!と妻が問い合わせたところ、妻が選んだ型番の蛇口が間違いがなくついているという。

 

カタログだから、蛇口の写真がついてるじゃないですか。その写真のすぐ下に、型番が載っているじゃないですか。

 

明らかにその蛇口がその型番だと思うじゃないですか。でも実際は、その写真と型番はまったく無関係のものだった……らしい。

 

書いてて意味不明だけど「型番はあってます」との一点張りで、もうどうしようもなく、妻は諦めた。

 

別に機能的には問題ないけどさ、見た目の話よね、見た目の。

「こんな家に住みたくない!」

想定より記事が長くなってしまったのはつまり、それだけミスが多かったということ。

 

工事の終盤あたりで、マイホームを建てた同僚から情報を入手してきた妻。

 

「うちは全然ミスなんてなかったよ」

 

そう皆から言われて、心が折れてしまってね。

 

みんな理想の家を建てているのに、うちは失敗ばっかりで、全然理想的じゃなくて、ふんどしみたいな食洗機つけられて。

 

めちゃくちゃ泣いて、怒ってしまった。

 

新築離婚という言葉があるらしいが、新築関係で夫婦でぶつかりあって離婚することって実際にあるんだろうなと身に染みる。ガチであるよこれ。

 

実際は、施工業者の単純なミスや連携不備が多すぎたのもあるけどさ。

 

私は機能面さえ不満がなければ、あとはなんの興味もない。逆に妻は、機能面もデザイン面も何もかも、理想を持ってマイホームを作っている。

 

協力できるところは協力したし、できることはやっていたんだけども、妻は役に立たなかった私にも怒っていることだろう。

 

食洗機がふんどしでも構わんだろ、誰も見ないし、むしろネタとして面白いじゃん。

 

とか、甘い気持ちで対応してたらだめなんだと知りました。本当にすみませんでした。

 

あ、一応食洗機のふんどしもクレームをいれて、直してもらえる予定。妻の理想に近いものになるはずだ。

 

冒頭で書いた通り、ミスも多くて失敗も多かったけど、引っ越した今は結構満足してたりする。妻の笑顔も増えた、よかったです。

 

というわけで、家を建てる方はハウスメーカーを無条件で信用することなく、挑んで欲しい。

 

家庭が崩壊すんぜ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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