梅雨真っ只中のとんぼである、ごきげんよう。
朝の送迎ってだけでそれなりの疲労感があるのに、雨が降ってたらさらにめんどくさい。
それに、長靴論争という地味な争いもあってね。
長靴登校の是非
我が家はよく外に散歩に行くため、家族全員が長靴を愛用してる。長靴の安心感はすごい。よほどの大雨でなければ、足元は完全防備だ。
しかし一人だけ、長靴が嫌いな奴がいる。それが息子である。
雨に濡れないことよりも、歩きにくい、走りにくいなど、歩行に関しての実用性の低さが気にいらないようだ。
一度嫌になった時の息子はめんどくさい。
少し雨が降りそうだから……と言っても長靴を履こうとしない。朝の登校時も、土砂降りだとしても長靴を履こうとしない。
もし長靴を履いて出かけて、途中で晴れてしまったらどうするの?遊べないじゃないか!!
これが息子の主張。
わからんでもない。もしかしたら雨は降らないかもしれないし、止むかもしれない。その時に自分だけ長靴で遊びにくいのは心底嫌なのだ。
また小学校2年生になって、長靴履いてるこ誰もいないとか何とかいうから、きっと羞恥心もあるのでは。
羞恥心より実用性をとれよ!と言いたいが、息子にとっては実用性も低いのだから、そりゃ嫌がるのも当然か。
強制的な妻の失敗
子供の頃に長靴を履いた記憶がないし持ってなかった気がする私は、息子が長靴履かなくても何も気にならない。
でも妻は違って、少しでも雨模様だったら息子に長靴を履かせようして、大抵ケンカになる。これまで何度も見てきた。
靴が汚れる、靴下が汚れる、足が汚れる。これら全てが、潔癖傾向にある妻にとっては許せないのでしょう。
で、先日の朝、雨も降ってるし車で送迎する日。
妻は先に仕事に行って、子供たちと私は3人でだらだら朝の準備をしていたところ、妻から電話。
「○○(息子)いる?」
わざわざ息子を名指しで代われというから、何か忘れものでもしたかなとスピーカーにしたところ。
「今日、雨降ってるから、絶対に長靴で行ってね」
……こやつはよっぽど長靴で行かせたいんだな。どこからそんなエネルギーが出てくるんだ。
でも息子は、母親の強制的な指示に素直に従う年齢でもない。
めちゃくちゃ嫌そうな声を出して、あーだこーだと長靴が嫌な理由を述べていた。
もし晴れたらどうするの?
天気予報は外れるよ!
オレの普通の靴も防水だよ!
etc
しかし妻の圧は強く、この日ばかりは何が何でも長靴で行かせたいようだった。確かに朝も小雨とは言いがたく、天気予報でも夜まで雨。
わからんでもない。
結局息子は渋々と、ぶーたれながらも長靴を履いていた。
別に履きたくなかったら履かなかったらいいのにとは言ってみるものの、子供にとっては、絶対的な親の命令に逆らって行動するのはそう簡単なことではない。
……とか、朝からこの問題を深掘りする元気もないんでね。適当に送迎して一息ついていたわけですが。
なんと10時ごろから雨がぴたっと止み、それから夜まで雨が振ることはなかった。むしろ晴れてた。
電話までかけてきて長靴強制してたのに、晴れるとか笑ってしまう。コントかよ。
息子はさぞかしうんざりしただろう。妻も妻で失敗したと、あとで謝らなきゃいけないと苦笑いしていた。
そんな話。
失敗を先取りしない重要性
命に関わる問題は別として、親が先回りして失敗を防ぐのはあまりよろしくないのではないか。教えるのはいいけどさ。
妻はこれまでの経験から長靴がベストだと判断しているが、息子にとっては長靴がベストだった時なんてないんだから。
まずは雨降りには長靴が最強だと伝えて、判断は息子に任せる。
例えば大雨で、靴も靴下もぐちゃぐちゃに濡れて、裸足で上履き履いて、気持ち悪い思いをしたら、その時に初めて長靴もいいかも……と思えるのではないか。
実際体験しないとねぇ、納得できないことってあるよ。
雨降りでも、もしかしたら全然困らないかもしれないし、普通の靴で雨降りの中ぐっちゃぐちゃになりながら遊び回るような真似もしないだろう。
まー体中濡れて風邪でも引かれたらあれだけど、足がぐちゃぐちゃになって気持ち悪い思いをするのは息子だ。靴も自分で洗うし。
ある程度は手放してみてもいいのではないか。では、娘の送迎いってきます。
ここまで読んでいただき感謝。
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