朝の見送り担当とんぼである、ごきげんよう。
全国的に晴れが多くなってきているようで、嬉しい限り。うちは降ったり止んだり、昨夜も降っていたようだが、今日はそこそこの天気。
息子も歩いていけるし、妻も仕事にいく。そんな時の見送りの話。
玄関まで見送る父
今まで、当たり前のように子供たちと一緒に車に乗って家を出ていた。それが息子が一人で登校するようになって少し変わる。
朝の私はそこそこにやることも多いわけだが、荷物を持って玄関に向かっていく息子を無視するわけにはいかんでしょう。
顔も見ずに、キッチンから大きな声で「いってらっしゃーい」と叫ぶのは味気ないから、玄関まで見送りに行く。
特に今の息子は徒歩登校にめちゃくちゃモチベーションが高いわけでもないから、やる気を出してもらいたい思いが強い。
先ほども、だらだらしてた息子と一緒に靴を履いて、家の前を少しだけ歩いて、少し話しながら見送ってきた。
めちゃくちゃやる気がブーストされるわけではなさそう。
でも、ゼロになりかけの気持ちを少しは押し上げる効果はありそう。
子供がいると、いかにモチベーションを高めるのが重要か思い知らされる。大人になった今は、自分で自分のモチベーションを高めるのも重要なんだろうね。
妻も見送ってみる
息子の玄関見送りを続けて、今朝ふと思った。
もしかしたら、妻も見送った方がいいのではないか?
いや、妻はもう31歳だし、仕事に行きたくないと駄々をこねる年齢でもないのだが、彼女だってやる気が出ない時もあるのだ。
6時過ぎに起きてささーっと準備して、皆にあいさつをして出ていく。私はぼけーっとしながら、キッチンからいってらっしゃいと言うことが多い。
それよりは、せっかく毎日頑張ってるんだから、せめて玄関まで行って顔を見せて挨拶をした方がいいのではないか。
いってらっしゃいのハグやキスまではさすがにと思うが、顔くらい見せたっていいじゃないか。だって今から仕事だぜ。
息子は見送りが好きだ。よく車で出ていく妻に庭からバイバイする。
「ママ、今日もがんばってねー!!」
この言葉が好きなようだ。息子の声で再生される。ママが喜ぶと思っているのだろう。実際に喜ぶからな。
というわけで、私も今朝、妻を玄関で見送ってみた。別に何とも思ってなさそうではあったが、今後も続けていこう。
それと、帰宅時に玄関まで行っての「おかえりなさい」も重要かもしれないな。
キッチンで作業しながら迎えるより、あなたのことを歓迎してますよ的な挨拶になるのではないか。地味にね。
これは家にいる親の仕事の一つかもしれない。気分が悪くなければ、率先してやっていこう。
とんぼの親もやっていた
最後に軽い自分語り。
ひきこもりから24歳で社会復帰でバイトを始めた時、行くのが本当に嫌でねぇ。嫌で嫌で、死にたかった。スーパーのバイトなのに。
早朝の5時から仕事だからと、母は4時に起きて朝食を作り、とぼとぼ仕事に行く私を外まで見送ってくれていた。
仕事を変えても、母は毎朝玄関まで来て、毎回力強い言葉をかけてくれていた。
「はい!あんた、今日も1日頑張ろう!!はい!!いってらっしゃい!!」
思い出せば、いつもすごいハイテンションだった。
ありゃすごいな。何とも思わなかったが、母も無理矢理テンションあげていたんだろうし、私の力にもなっていたんだろう。
ありがたや。
仕事嫌いの姉の場合はもっとすごくて、いつも母が駐車場まで犬を抱っこして見送りにいっていた。車の窓から姉と握手して、励ましの言葉を送っていた。
大通りに面していたもんで、「○○のお母さん、いつも家の前でわんちゃん抱っこしてるよね」と噂に聞くくらいには見送りしてた。
いやぁ、母は頑張っていたんだなぁ。今でも実家に顔出せば、外まで見送りにきたりするもんなぁ。
ありがたいことです。
ここまで読んでいただき感謝。
↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。