ステップファザーにできること

発達障害マイペース娘・健常児やんちゃ坊主と過ごす継父のステップファミリー奮闘記

親に愛されていないという感覚がどれだけ子供の人生に影響を及ぼすか

私はこのブログで度々、「子供が親に愛されている感覚が大事」だと書いている。

 

なぜそう思うようになったのか、最近思い出したことがある。

以前書いたこの記事。

 

私たち兄弟の四人の誰もが親から愛されていると思ったことがないという記事だ。

 

なぜ私がそんなことを兄弟に聞いて回ったのかと言えば、そこには原因があったのだ。

 

それはある日のこと。

 

実家にて、母と長女と子供たちの話をしていた。

 

私はまだステップファザーとなって間もなく、子育てについての知識も経験もまるでなく何となく妻の方針に従っていた。

 

そこで話になったのが、お菓子やお小遣いの話だ。

 

うちではお菓子はあげるが基本的には買ったりはしない。祖母からもらったり、学校から貰った物をちょこちょこ上げる感じだ。

 

またスマホを渡してYoutubeを見せることもなかった。

 

すると長女から子育てについてツッコミが入ったのだ。

 

「お前んとこ制限ばっかしてるな、お小遣いもあげないの?」

 

そんなことを聞かれた気がする。

 

「あー、まだ幼児だからね。もう少し大きくなったらあげるかもね」

 

と答えた時の姉の発言だ。

 

 

 

お前の子供達、万引きするだろうな。

 

 

その言葉に私は絶句した。

 

 え、何それ。何でそんなこと言われなきゃいけないんだ。

 

姉が言うにはこうだ。

 

子供の頃から制限ばかりでお小遣いもなかった子供は万引きなど犯罪に走る。お前達の子供もそうなるだろう。

 

ふむ。

 

って納得できるかあぁ!!

 

と怒りに怒った記憶がある。

 

私の怒りには複雑な事情があった。

 

長女は娘が一人いるがシングルマザーで、ほとんど娘の面倒を見る気がなく母が見ている。

 

細かいことは割愛するが「長女にだけは子育てについて言われたくない」という感じだった。

 

そもそも人から子育てについて指摘されるのって超絶むかついたりするよね。

 

うむ。かなり脱線したがそんなことがあって、

 

なぜ子供が犯罪に走るのか?

 

ということを私は徹底的に調べ始めたのだ。

 

その過程で読んだ本にはこんなものもあった。

  

犯罪を犯した人たちは、なぜこのようなことをしてしまったのか。

 

最初はどういったことから始まったのか。

 

そんな受刑者達との授業を経て得られた経験が書かれている。

 

この著者が言うには、受刑者に共通することの一つに家族の問題があるという。

 

例えば虐待であったり、片親で忙しく相手をしてもらえなかったり。 

 

これらは分かりやすいはず。

 

そして親の愛情を感じなかった子供は万引きやタバコなどの軽い問題行動を始め、それでも親に無視されると窃盗や覚せい剤などエスカレートして取り返しのつかないことになってしまうそう。

 

また受刑者の中には、”自分の家庭は普通だった”という人が多いが、よくよく思い出してもらうと”普通ではない”ことがあるそうだ。

 

これが一番私に刺さった部分である。

 

この本を読んでいた時は「自分のことなんだからわかるだろ(笑)」と思っていた。

 

だが、私も同じなのだ。

 

”自分の家庭は普通だった”と思っていた私だが、実際親は借金漬けで夜勤だらけで朝は子供達だけだから学校休みまくったり夜も遅くまで遊びまわったりとあげればキリがないほどに普通ではなかった。

 

それに私たち兄弟は、今思えば問題行動ばかりやっていたように思う。

 

一歩間違ったら私たち兄弟も犯罪に手を染めていたのかもしれない。

 

うむ。色んなことを学べるいい本だったな。

 

ではそれを踏まえて、今の私の見解を述べたい。 

 

なぜ子供は犯罪に走るのか?

 

確かに極端に制限すれば物欲で万引きなどをするかもしれないが、それはまた別の話。 

 

今回言いたいことは、まず親からの愛情を感じなければ子供は小さな問題行動に走るということ。

 

それはもっと愛してほしいからか、怒られるとしても注目してほしいからか。

 

子供の問題行動についてはアドラーがとてもわかりやすいので一度読んでみることをおすすめする。

 

私も一つの例にあげよう。

 

うちの息子の保育園に二人の兄弟がいた。やんちゃを通り越して乱暴であり、いつもうちの息子は泣かされていた。

 

子供同士のことなので特に気にしていなかったのだが、昨年のおゆうぎ会。

 

白のワイシャツで来るように指定があったのだが、その兄弟だけが真っ黒なTシャツを着ていた。とても目立っていた。

 

親からすればただシャツを持たせ忘れただけかもしれないが、子供に与える影響は計り知れない。

 

「周りの友達は白いワイシャツなのに、何で自分達だけ」

 

そう思うのは至極当然と言えるだろう。

 

聞けば両親は離婚し、引き取ったママは彼氏と住み始め子供達を邪魔者のように部屋に追いやっているとか。

 

このような状況であれば、この子達が保育園で荒れるのも納得である。 

 

こんな例をあげればキリがない。

 

この子供達を放置し続ければ中学になればいわゆる不良になるかもしれないし、大人になればひきこもりや何か犯罪に走るかもしれない。 

 

だがそのどれもが最初は、やんちゃ坊主レベルの小さな問題行動だったはずなのだ。

 

それを親がキャッチできずに向き合うことができなければ、最終的には万引きどころではない大きな過ちを犯すことになるだろう。

 

それでも、グレたとしても万引きをしたとても何か大きな問題を起こしたとしても、それで親子の関係が切れるわけではないのだ。

 

グレようが犯罪に走ろうが、どんな人生を歩もうが愛しているという姿勢を親が貫くことが大事なんじゃないか。

 

それが姉の暴言からたどり着いた、私の結論である。

 

息子をかばいまくっていた高畑淳子は叩かれていたが、子供が世界から嫌われたとしても味方でいようという覚悟を感じる。これは素直にすごいことだ。

 

それと、誤解がないようにもう一つ。

 

”普通の家庭を作れなかった親”が子供を愛していないか?といえばそうではないのだ。

 

ただ、子供には行動と態度と言動で示さねば伝わらないのである。

 

親の思いと子供の受け取り方は違うこと。これもとても重要であるな。

 

だからこそ私は「君達を愛しているよ」と言葉でも行動でも子供達に全力で伝えようと決めている、という話であった。

 

あと、子育てに口を出す時は言葉に気をつけようね、ということも付け加えて今日は終わりにしよう。

 

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