ハグが好きになれないとんぼである、ごきげんよう。
ちょっと語弊があるな。感動の再会や、今までありがとうといった場面でハグをするのはいい。おやすみと軽くハグするのもいい。
ただ何もない日常でベタベタしたくないだけ。
ハグ家族
結婚当初から、妻は子供たちに積極的にハグをする。
寝る前にはぎゅーっと、大好きーとハグをして、寝かせる。夢見たいな光景で、アニメみたいだなと思った記憶。
なにせ私の生まれた実家では、ハグなんてしたことない。ハグの記憶が一つもない。絵本を読んでもらった記憶もない。
カルチャーショックだ。こんな世界があったとは。
……それが、4年前。
当時、娘は5歳で息子は3歳だった。それはそれはかわいらしい習慣だったわけだが、このハグは9歳と7歳になった今でも続いている。
ハグが続いているというか、抱っこしたりベタベタするのがいまだに続いている。
大きくなってきてるから、かわいらしさも減ってきてるのが問題だ。
娘はあまり私にくっついてこないけども、息子が後ろからぎゅーっと抱きついたきて、耳もとで息をするとか本当に苦手だ。
息子にイライラしてる時はかなりきついし、何もないのにベタベタされるのは単純にぞわっとしてしまう。悪気もないから拒否もしないし突っぱねもしないが、ぞわぞわする。
深呼吸して無心で耐えるのみ。
大きくなろうがハグが悪いことだとは思ってないし、子供たちがやってくる間は続けようとは思っているが……いつになったら、終わるかなぁ。
妻の幼少期にない習慣
何でこの親子はこんなにハグするようになったのか。ふと不思議になってね。
妻の母親に幼少期の話を聞いてみたところ、妻の両親はハグなんて全然してこなかったそうな。こんなにベタベタもしなかったという。
みんなこうやって抱っこしてるのかなー?と聞く妻。
どうなんだろうね、とこれが当たり前のように感じていた私や妻と違い、義母からは少し違って見えるらしい。
「4年生で抱っこされてる子なんて見たことないよ、普通ではないよ」
ま、まぁ。でかいしな。抱っこしてる妻が押しつぶされそうなくらいの体積あるしな。25kg超えて、限界超えてるよ。
写真は取れなかったが、息子も妻にくっついて、棒に抱きついているコアラみたいにゆらゆらしてた。
その後、何でこんなにハグすんだろうねぇという話になり、一つの結論が出た。
娘だ。障がいを持つ娘は、実年齢と発達年齢に差異がある。それもあって、幼稚園頃に自然に抜けるような癖がいまだに抜けない。
体調が悪ければずっと膝の上に乗って抱っこされたがるし、何もなくてもママに抱っこされたがったりする。
これを見た息子は嫉妬もあるだろうし、これが世界のルールだと感じているのかもしれない。
娘の行動が息子にも影響を与え、親にも影響を与えて、今のハグ文化が構築されたのではないか。そんな考察。
どうすんのが正解なのこれ。
抱っこするのかしないのか
じゃあハグをやめよう!と決めてしまうのもどうなんだという話。愛情表現は必要でしょう?ちょっと過剰ってだけさ。
娘を抱っこしたりハグしなければ、息子も自然に抜けていくはず。嫉妬は大きいよね。姉が抱っこされてるのに、自分ができなかったらおかしいもの。
ならば娘への対応を変えてみるのが正解なのか。
確か娘が一年生の頃の担任だけ、抱っこをやめるように教えていた。
「これから大きくなるから、お母さんも抱っこが続いたら大変」
抱っこ抱っことせがむ娘を、丁寧にいなして教えてくれていたなぁ。でも結局、自宅で妻は抱っこしちゃうんだよね。優しいからね。
それが板についたというか、当たり前になっちゃって。
今では、オーケストラで大きな楽器持ってる人みたいになってる。
娘はあまり私にくっついてこないから、妻がどうしたいのか聞いてみたいところだ。では、送迎いってきます。
ここまで読んでいただき感謝。
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