ブログを書いてると思い出すことが多々ある。
今では平日は当然のように子供たちを迎え、妻が帰宅するまでに一緒に風呂に入ってしまうし料理もするし洗濯もする。
だが最初から全てができていたわけではない。
最初と言っても少し前の話だが、私の父親としてのレベルがどの程度だったか簡単にお伝えしたい。
娘と息子の洋服の区別がつかない父
一緒に住み始めて間もないころ、子供達のシャツを見てもズボンを見ても息子のものなのか娘のものなのか区別がつかなかった。
子供たちを着替えさせよう!と思っても、妻が用意してくれなければ着替えさせることができないんだぜ。
そもそも着替えさせ方もわからん。子供達がどこまで自分でできるのか、どこまでサポートすべきなのか。指針も何もない。
風呂に入れる以前の問題だなー。
なぜ子供たちを着替えさせるのか意味がわからない父
着替えさせ方もわからないが、そもそもなぜ子供達が着替える意味があるのかよくわからなかった。
寝る前、食事の後、起きた後、公園から帰ってきたあとと、1日に何度も着替える子供達。
え、着替えすぎでしょ、何でこんなに着替えるんだろう?
とはいえ妻が着替えさせるので私もそれを真似していたのだが、着替えについての失敗話が一つある。
保育園に息子を迎えて二人で帰宅した時にこう考えた。
妻ならこのタイミングで着替えさせてるはずだ!
そうして息子を着替えさせようとしたのだが、いやだー!と叫びながら着替えを拒否する息子に対し、
何が何でも着替えさせてやる!
そう決意した私は30分程争った。
それでも着替えない息子に対しなんだこいつは!と怒り、仕事中の妻に電話をかけて助けを求めたら、
「保育園から帰ってきた直後は着替えさせてないよ」
妻のその言葉が争い終了の合図だった。私が息子に謝ることはなかった。
子供を人として扱っていなかった
一緒に住み始めたころは、子供扱いというよりそもそも人として見ていなかったように思う。
それに気付いたのが住み始めて一週間ぐらいした頃。おたより帳に挟まれていたプリントを息子が引っ張り出して見ていた。
そのプリントを見たいと思った私は、何も言わずに後ろから手を伸ばし、すっとプリントを取り上げたのだ。
息子が見ているなんて一切頭にない。何も思わない意思表示をしない存在だと思っていたのかもしれない。
しかし当然のことながら、私の理不尽な対応に息子は癇癪を起こして泣いて暴れまわった。
そ、そうか。子供にも「見せて」という一言が必要だったのか!
そう強く反省したのを覚えている。
妻の下着をベランダに堂々と干していた。
うむ。これを何度も繰り返して怒られた。その時妻に言われた一言を覚えている。
「あーそんな感じなんだね」
傷ついた記憶があるが、なかなかわからんもんだな。
昔レジのアルバイトで生理用品を「テープでいいですか?」と聞いたらお客さんに怒られたのを思い出したりもする。 そんな感じなんだよ。
駐車場での振る舞い
これは笑い話ではないのだが、子供たちが大きなスーパーの駐車場でケラケラ笑いながら走りまわっても、私もヘラヘラしていた。
何とかなるだろうとか、この子たちも危険をわかっているだろうと漠然と感じていた。
我ながらすごいぞ!
他にもまだまだある驚きがたくさん
子供の入院って親が24時間付き添いなんだってよ!まじで!?
え、親って子供に絵本の読み聞かせするの!?それドラマの話じゃないの?!
こ、子供って寝かしつけするの?それアニメの話じゃないの!?
子供って休日に親と一緒に公園に行くの?!それジブリの話じゃないの!?
子供って夜に寝るの!?深夜までYoutube見てるんじゃないの!?
ネタ感がすごいお父さん
そんな感じで10個ほど紹介してみたぞ。
後半もネタ臭く見えるでしょ?違うんだな、本当にこのレベルだった。いわゆる一般的な育児の内容を知らなかったのだ。
そんな私も今では家事も育児もなんでもできるようになった。多分。
最初はね、結婚当初は私は送迎と夕ご飯担当という話だったのだよ。洗濯もメインのご飯も子供たちとのお風呂も全て妻がやっていた。
だが妻は仕事もあるし、子供たちを早く寝かせようとか自由時間を作ろうなんてことを相談していたら、次第に私の方に家事育児がシフトしていっただけの話。
その過程で何度も大喧嘩をしたし、何度も険悪なムードになった。
立派に子育てやってます感を出してるがこんなもんである。 我ながら努力の跡が見えるな!
お疲れ様だ。
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