葛藤が続くとんぼである、ごきげんよう。
受け入れられない問題もあれば、受け入れちゃいけない問題もある。じゃあどうするのが一番いいんだろう??
と悩む前に、まずは話してみるのが大事な時もある。
自転車のヘルメット
先日も書いたヘルメットの話。
13歳以下の子供たちは、自転車に乗る時にヘルメットの着用"努力”義務がある。
歩いてる時でさえ車に対する注意力が低いんだから、万が一の時のために頭を守っていた方が安全だ。
ネットで調べてみたところ、知恵袋的なところで以下のような質問者が多く見つかった。
「子供に自転車のヘルメットかぶせてますか?」
で、回答は大体こんな感じ。
かぶせるのが当然でしょ。
かぶせない親が理解できない。
小さい時から当たり前のようにかぶせてます。
とか、言いたいことはわかるんだけども、子供を取り巻く状況は色々ある。
うちの息子は小学校2年生から乗り始める。いつも休日に遊ぶ友達3人組は、ノーヘルメットで自転車を乗り回してる。
ヘルメットかぶってる子供を近くで見たことない。息子に聞けば、学校で自転車の乗り方やヘルメットについての指導もないという。
中途半端な田舎だからか、ヘルメット文化がまったく根付いていない。
唯一、中高生の自転車登校時のみ着用ルールがあるようだが……高校生つけてないな。中学生だけかも。
そもそも車社会だから、自転車に乗ってる学生の数も少ない。
この環境に住む息子にヘルメットへの本音を聞いてみたところ。
「いやだよ」
「オレだけヘルメットかぶるの!?」
「誰もヘルメットしてないのに、変だよ」
「友達もヘルメットしてないし大丈夫だよ」
親と一緒に行動するならいけども、親抜きで友達と遊び回る息子にヘルメットを強要してもあまりいいことなさそう。
強制はできない。それが本音である。
感情論抜きで話そう
じゃあヘルメット着用を促さないのか?と言えば、それも微妙な話。
どうせヘルメット着用しないんだろうとスルーして、万が一事故にでもあって頭をぶつけて大怪我した場合、物凄く後悔するだろう。
なんで無理矢理でもヘルメットをつけさせなかったんだ!!と、生涯後悔するだろう。
どうせかぶらないからと諦める前に、まだできることがあるんじゃないか。
そもそも論理的に考えれば、息子が自転車に乗るならヘルメット着用は必須なのだ。
注意力が低い、運転技術も低い、集中すると周りが見えなくなる、友達とはしゃぎながら運転する。
それでも着用を促せないのは、息子が嫌な顔するから嫌なだけ。争いたくないし、ぶつかりたくないし、嫌われたくないだけ。
それもどうなんだと思いまして、妻と一緒に真面目に話すことにした。
ヘルメットをなぜかぶるのか。どんな時に役に立つのか。なかった場合にどうなるのか。
息子の「ヘルメットかぶりたくない」気持ちにも最大限共感しつつ……イヤなのはすっごいよくわかるけど、命を守るためにかぶってほしいなぁと。
友達がかぶってないから嫌だ!ではなく、友達にお前たちもかぶった方がいいよと言うくらいがいいと。息子は何も間違ってないし、息子から始めたらいいと。
受け入れる気持ちも大事か
妻と一緒に、頭ごなしに話さなかったことが功を奏したようで……息子はヘルメットの重要性を理解してくれた。
そして友達と遊びに行く時、自転車に乗る時はヘルメットを着用すると言ってくれた。反発心はなく、納得してくれたようだ。
どうせどうせと諦めることなく、話してみるもんだなぁ。
理想は、ヘルメットかぶるのが習慣になってくれることだけども……今後、ヘルメットを着用せずに乗る時もあるかもしれない。
そんな姿を見た時も、怒ることなく、話を聞いてみたい。何が嫌だったのか、どうやったら着用できそうなのか、次はどうすりゃいいのか。
命に関わる問題は、やれることをやっておきたい。話し合いはパワー使うね。
ここまで読んでいただき感謝。
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