娘の倒れた際の対応を検討するとんぼである、ごきげんよう。
気軽に救急車呼べたら楽だけどねぇ、実際はそんなことはないのさ。でも呼ばないといけない時はある。
ただ何でこんなに救急車に抵抗があるのか、心のうちを書いていきたい。
救急車を呼ぶ判断は?
今のところ、娘は5分以上てんかんが続いたら救急車を呼ぶ、となっている。
30分ほど止まらないてんかんは後遺症が残る可能性があるとか。救急車を呼んでから病院に着くまでの時間を考慮すると、5分がボーダーだそうな。
短い発作でも、意識が戻る前に発作が続いて5分すぎたら救急案件である。
実際は座薬があるから、救急車の前にそれを先に使う。座薬でも効果がない場合、または座薬が使えない場合(前回の座薬使用から24時間以内の場合)には救急車を呼ぶ。
以上が、救急車を呼ぶかどうかの明確な部分である。
何がそんなに嫌なのか
ただてんかんって、かなり判断が難しい。発作が続くのか止まるのかわからない。特に娘は、発作の様子がころころ変わる。
昨日までは目を押さえる軽い発作しかなかったのに、翌日から急にバタンと倒れる。数ヶ月十数秒の発作ばかりだったのに、急に2分の発作が連発したりする。
このわからん怖さよね。
先日も書いた通り、数年前に娘の発作が酷かった頃。救急車を何度も呼んだことがある。
記憶は曖昧だが、5分以上発作が続いて娘は泡吹いて倒れていた。体がねじれてとても苦しそうだった。だから救急車呼ぶんだけど……
救急車がついた頃には発作は止まっていた。ぐったりはしてたけど。
救急隊員の方も、発作は止まっているから病院に連れて行ってもやることないですよと、それでも連れて行きますか??と聞いてくる。
うーん……そう言われても……
実際発作は止まってるし、救急隊員がいる間にも発作はない。これで連れて行くか?と言われても、確かになぁと思うし。
結局、それならと救急搬送は断って、救急車は帰って行った。
だがしばらくして、また強い発作が連発。さっき救急車呼んだばかりだし、やることないって言われたし、救急車呼ぶのにめっちゃ抵抗がある。
それでも5分すぎても止まらんからもう一回救急車呼んで。すると今度は発作が止まらない。10分すぎてもとまらん。
救急隊員が来ても発作は続いていた気がする。結局、病院で点滴打ってなんとかなったが……
こんなんわからんし、これも6分とかで止まっていた可能性もある。その時はまた帰すのか??
救急車を何度も呼ぶのは迷惑行為になりそうだ。それなら、やることないと言われる病院で様子を見てもらった方がまだマシか。
妻の知り合いに、元救急救命士の方がいる。
てんかんの患者について聞いたところ、ほとんどのてんかんは長時間続くことはないと。そして後遺症が残るほどのてんかんもまず起こらない。救急車で運ぶ案件はほとんどない……とか。
彼が数十年の経験から出した結論らしい。でも後遺症が残る案件は少ないながらもあるわけだから、救急車が必要な時もあるわけでしょう?
でも止まることがほとんどだってんだから……娘の重たい発作よりも、救急車呼ぶ心労の方がでかいまである。
それに病院に行っても、てんかんの専門医が少ない。担当医に連絡つくまでが大変だ。
当時、救急対応を何度かしてもらった怖い先生がいてね。
娘はてんかん連発して熱も出てぐったりしてるのに、薬も使えないしやることないから、もう帰った方がいい感をだしてくるのだ。娘は歩ける状態じゃなかったのに。
看護師がフォローしてくれて何とか一泊できたけども……発作が続いて熱発してる娘と家に帰ってどうしろというのだ。また運ばれてくるぞ。
つまりは、救急搬送に嫌な思い出しかない。本当に嫌なんですね、救急搬送が。
心の問題もある
もっとも重要なことは何かと考えれば、もちろん娘である。
救急隊院が微妙な顔しても、迷惑かけたとしても、病院で嫌な顔されても、我々が守るべきは娘なのだ。
私が勝手に罪悪感を抱いているだけ。この罪悪感さえ払拭すれば、娘の状態をみて淡々と救急搬送できるはず。
何より、5分すぎたら救急車呼んでいいと担当医から指示までされているんだから。一体何をそんなに心労してるのか、謎だ。
……と書きつつも、救急車を何度も呼ぶってのは、やはり他の急病人や怪我人へのリソースを削ることになるのも事実。
5分超える発作があるならば、救急車が来るまでに止まってやることなくても一度は病院まで運んでもらって、しばらく様子を見てもらうのがベターな案かもしれん。
実際は、持続もしないし意識も取り戻す、でもぶっ倒れまくるという微妙な発作もあったりする。
これとか。何度も何度もぶっ倒れて、立ち上がってはぶっ倒れて、パニックだった。
◆娘がてんかん連発でぶっ倒れまくりで救急車を呼ぶ瀬戸際だった今日の話
だからまぁ、5分がどうとか、重積発作がどうとか、単純に分類できない。救急案件かどうかの100%正しい判断は医者でもできない可能性すらある。
……よし、これ書いてだいぶスッキリしたな。
やばそうだったら救急車で病院運んでもらって、娘の状態を見つつ、医者の圧に負けずにしばらく様子を見てもらえるように話してみよう。
かと言って入院は嫌だからな。複雑だわ。
ここまで読んでいただき感謝。
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