HSPっぽいとんぼである、ごきげんよう。
Highly Sensitive Pesron、すなわちめっちゃ繊細な人のことをHSPというそうな。何冊か本を読んでみたところ、普通に当てはまっていた。笑える。
HSPにはいくつか特性があり、その中でもやるべきことが多すぎるのが苦手なタイプとあった。
まぁそうなんだろうなーと思うと同時に、何度解消しても膨れ上がる息子への嫌悪感も多分これだよなと。
息子への嫌悪感と、妻への期待と
私は息子と仲がいい。何てったって、趣味が合う。漫画・アニメ・ゲームと小学生がそのまま大人になったような趣味を持つ私と息子の話が合わないわけがない。
だから息子と話すのが楽しみの時間になってもおかしくない。実際、暇な時に相手をすれば1時間でも2時間でも話し込める。
……でも、基本的に私には何かやるべきことがある。極力子供たちを優先しているだけで、やることは多い。
作業中に話しかけられたらすっごい嫌なのだ。なにせ息子と話すのは頭を使う。
否定しないように、傷つけないように、悪影響を与えないように、認められていると感じるように、とにかく脳をフル回転させて会話している。
せめて会話に集中できたらマシだけど、作業しながらはすっごい疲れる。
静かに作業したいからとすーっと場所移動してもついてきたり、ずっと話しかけてくることも多くてね。
無視はしたくないし、できないこともないから普通を装って話をする。
するとどうしても嫌悪感が高まる。いずれくだらないことが引き金で爆発してしまい、顔も見たくない状態になる。
解決方法が妻頼み
この嫌悪感を解決する最高のアンサーが一つありまして。
妻と息子が仲良くなること。
これだ。
別に仲は悪かないよ。喧嘩もするけど話もするし本も読み聞かせする。
ただこれまでの息子のべったり度が私90、妻10くらい。これがもうおかしいだろ?って前々からずっと言ってる。
妻が息子への態度を変えたら、もう少しバランス取れるんじゃないの?せめて私70妻30くらいになれんもんかね?
私としか手を繋がない。私にしか抱っこをせがまない。私にしか抱きついてこない。
重すぎる。そもそもベタベタなコミュニケーションを親としてこなかったから、こういったコミュニケーションが肌に合わん。生理的に合わんと言ってもいい。
つかずはなれずでいいのに、バランスが悪い。どうなってる。
そこで何かできることはないかと考えた結果、妻のサポートをすることに決めた。
妻がやってる雑事をすべて奪い取れば、妻の笑顔が増えて、もっと関係性が良くなって、家族の笑顔も増えて、息子のベタベタも減って、全体的にうまく回るだろうと思った。
でもそんなことはなかったな。ただの夢物語である。
妻の仕事以外の雑事をすべてやった今でも、妻と息子の関係性は変わらない。相変わらず息子にとって、妻は安心して抱きつける存在ではない。
妻をフォローしまくっても全然変わらず、普通に私がダウンしてしまって。
先日妻から言われてね。
「とんぼのフォローは続かないと思ってた」
えぇ??きつい現状を変えるためにフォローしてるんだぞ。現状が何やっても変わらないんじゃ、続けられるわけないじゃないか。
ここ数ヶ月、ただ私の負荷が高まっただけなんだが??君はめちゃくちゃ楽になってるはずなんだが??
まぁ、娘が濃厚接触者になったりと色々あったんで仕方がない部分もあるが。
何で状況が全然良くならんのか、普通に腹が立っている。
お前がやれ
「とんぼのフォローは続かないと思っていた」
これを呆れ顔で言われて、怒りに震えて、気づいてしまった。
私はすべての問題の責任を妻に押し付けていたのだ。
息子のベタベタ問題も、妻が解決すべきだろって思ってた。妻と子供たちが喧嘩するのも面白くないじゃん。それも妻が解決すべきだって思ってた。
そうでないと、私がきつい。家族が笑っていないのはつらいのだ。
だから妻に変わって欲しい。妻が変わってほしい。
妻よ変われ、成長しろ、余計なことは全て私がやるから、早く変われ。
そう言っていたんだね。
でもさ、これ無理じゃん。変わるかどうかは妻次第であって、他人が何をどうこうしたところで何も決められない。
変えられないことに力を注いで、全然変わらないから意気消沈してる。
これじゃあ続かないよ。期待しすぎ。自分の思い通りに家族をコントロールしたいだけだろ。無理だよ。人間だもの。
家族の不穏の解決策を妻に丸投げとか、依存しすぎだ。全部人のせい。何もかも誰かのせい。
解決したいならお前がなんとかせえって話だった。
自立します
というわけで、妻から自立することにします。
息子が作業中に話しかけてくる嫌悪感については、今後はもう少し生活を効率化して、子供たちとの会話を優先できるようにしよう。
すでにだいぶ調整してるんだけど、まだまだいけそう。家事より子供たち、それが"私の"優先順位だから。
息子が妻にベタベタしないのは、私の問題ではない。注目すべきは、ベタベタくっつかれるのが嫌な自分をどうするかだ。
そういう環境に置かれたのだから、ベタベタされる嫌悪感を自分で乗り越えるしかない。
妻のせいにするのではなく、自分で解決方法を考える姿勢がなかった。真剣に戦略を考えれば、いけないこともないだろう。
自分の問題を解決するのはすべて自分である。他人に手綱を握らせてはいけない。逆に他人の問題に手を出してもいけない。なぜならコントロールできないからだ。
完全に他力本願になっていた自分を切り替え、自立を目指そう。今までも何度か繰り返しているが、今回は忘れないような習慣も考えた。
妻には"私の”理想通りに動くように圧をかけていた感があるので、むしろ楽になるんじゃないかな。今まですまんかったね。
今後は好きな時に掃除して、好きな時に洗濯物畳んでください。
ここまで読んでいただき感謝。
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