ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

"多趣味"は育児で最高に力を発揮するスキルだと結論づける話

趣味に時間をかけたくなかったとんぼである、ごきげんよう。

 

何かの役に立たないと趣味なんてやっても時間の無駄。それが以前の考え方であった。しかし今思う。

 

多趣味なお父さんって育児的に見たら悪くない気がする。

やらなければならないことが多い

どちらかと言えば一つのことを極めたいタイプの私にとって、多趣味は絶対にない選択肢のひとつであった。

 

自分がこれと決めたもの以外、練習したり成長しようとは思わない。時間の無駄と判断し、とにかく効率良く終わらせることに力を入れる。

 

料理がまさにそれ。

 

限られた時間しかない人生の中で、いくつも趣味を作ると何もかも中途半端になる。ならば絶対に譲れないものだけに時間を費やすべきだ。

 

……と思ってたんだけど、最近少し考え方が変わりまして。

 

なにせ専業主婦みたいなことやってるから、勉強したくても土日は子供たちの相手で無理だし、自分のことよりも最優先なのが家事だ。

 

そうなると、本当にやりたいことができる時間はどんどん削られる。平日の日中、5~6時間が限度か。

 

それで別にいいのだが、それ以外の時間は仕方がなくやっている苦行の時間となるのが問題だ。

 

だから苦行の時間をいかに効率よく終わらせるか、何か意義を見出せないか、いかにストレスフリーで終わらせるかが課題となり、そうやって乗り越えてきた。

 

これ、ストレス的にどうなんだろうなーと思って。

 

人生の半分近くをただ素早く終わらせるしかない苦行と考えるのって、あまり良くない気がしてる。人生損してると言ってもいいかもしれない。

 

人生なんてネタ探し、楽しんだもんがち、そういうもんでしょう?

多趣味とはつまり

こう考えてみよう。

 

例えば料理が趣味で、料理のスキルアップしたいとか、もっと包丁の腕前をあげたいとか、目標を掲げて料理に取り組めばそれは楽しい趣味の時間になるんじゃないのか?

 

息子と走るのがしんどくて苦痛でも、体力向上を趣味とするならそれはもう最高のトレーニングの時間になるでしょう?

 

魅力的な発声を手に入れたいのなら、子供たちへの読み聞かせは一石二鳥のおいしい時間だし、ゲームが趣味なら子供たちとのマイクラは最高の娯楽だよ。

 

イヤイヤやる、仕方がなくやる、付き合ってやってる……じゃなくて、前向きに楽しもうと受け入れ、全力で取り組む。

 

そうすれば、どの時間も楽しい時間になるのでは??

 

娘と楽しい時間を過ごそうと決めて、気づいてしまった。

 

おそらく、なんでも趣味にできるんだ。

 

ただ好きになりたくないだけで、何でも好きになれる。料理も、片付けも、家計簿も、読み聞かせも、買い物も、節約も、子供たちの相手も。

 

多趣味ってのはつまり、何でも楽しめるスキルだろう。

 

あらゆることを楽しめるのならば、人生全体が楽しいものに変わり、育児の時間も楽しいものとなる。

 

特に、子供と一緒に遊んでいる両親が本気で楽しんでいるってのがまたいいじゃないか。子供に尊敬を示すにはもってこいだ。

 

革新的な気づきである。

人生は遊びである

こういう気づきは連鎖的に結びつく。


ある本で、原始人にとって生活全体が遊びだとあった。狩猟も採集も、やらされている苦行の時間はなく、むしろゲームのような感覚だったと。


つまり人生とは、遊びそのものだったのである。

 

じゃあどうやったら現代人の我々がその感覚を手にいられるかといえば、スモールゴール作ったり、今日の目標達成したらシール貼るとか、そういった手法が必要になってくるので割愛するけども。

 

言いたいのは、いわゆる一般的な趣味の時間だけじゃなく、家事の時間も、子供たちとの時間も、たとえそれがただの子守であったとしても、楽しい遊びの時間に変わる可能性を秘めているってことです。

 

こんなに面白い発見なかなかなくてね、多趣味って最強の育児スキルじゃん!!と思って少し調べてみたら、

 

「夫が多趣味で家にいなくて困ってます」

「夫が多趣味で、結婚しても子供ができても生活を変えず困っています」

 

的な悩みしか出てこなかった。

 

子供と一緒の時間に趣味を楽しもう的な話をみたかったのに。うーん。いい考えだと思うんだけどなぁ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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