ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

毎日の行動の結果がその人のアイデンティティ(信念)になる話

こういう記事書いても読まれないことを知っているとんぼである、ごきげんよう。

 

育児ブログだから誰にも期待されていない記事。でもこういうのが後々育児に効いてくると確信している。

 

さてさて、習慣についてベストセラーを読み漁っている昨今であるが、本によって書いてることが地味に違ってて面白い。

 

今読んでるのはこちら。


ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣 (フェニックスシリーズ) [ ジェームズ・クリアー ]

 

セルフイメージについて書いてる習慣本って珍しくない?とても興味深い。

変化が起きる三つの段階

新しい習慣を取り入れると、三つの変化があるとのこと。

 

・結果が変わる

・行動が変わる

・アイデンティティを変わる

 

これらをダイエットのケースで考えてみる。

 

"結果が変わる"は単純で、○kg痩せた体に変わること。

 

"行動が変わる"はもう少し深く具体的で「朝ごはんはバナナ1本にする」といった明確な行動が変わること。

 

そんでアイデンティティ(以下信念)は、より深く根源的な変化。すなわち「私は健康的な生活をする人だ」という信念に変わること。

 

1つ目と2つ目はわかるけれど、3つ目は面白い。

 

例えば朝ごはんに、果物+野菜のスムージーを一杯飲むとしよう。

 

①私は太っているから、我慢して食事を制限してる

②私は健康的な生活をしてるので、当たり前の食事をしている

 

同じ行為なのに、持っている信念によってまったく意識が違う。

 

前者は"自分は太っている"から"我慢している"が、後者は"自分は健康的な生活をする人”だから"当たり前の食事"なのである。

 

信念とはつまり、その人そのものである。

 

私は家族を愛する人だ。だから家族に時間を使う。

私は掃除好きな人だ。だから毎日掃除する。

 

逆もしかり。

 

私は家族よりも仕事を優先する人だ。だから仕事に時間を使う。

私は散らかっていても気にならない人だ。だから掃除はしない。

 

信念が変われば、行動が変わる。その行動は、自分の信念に沿った当たり前のごく自然な行動となる。

 

なぜなら、それをやるのが私だからだ。

 

つまり習慣的行動を続ける最終的な目標は、この信念を作り変えること。

 

日常的な習慣的行動によって信念が変わり、その信念によって習慣的行動が強まり、習慣的行動の増加によって信念は強まる。

 

これらが相互作用し、長く続けられる盤石の習慣となり、結果が現れる。

 

面白いよねぇ。

行動の積み重ねで自分を納得させる

例えば今、本を1ページ読んでみる。

 

果たして私は読書家と言えるだろうか?

 

いや、そうはならない。たまたま本を読んだにすぎない。

 

なら読書を習慣にしようと、毎日本を1ページ以上読んでみるとする。

 

これで私は読書家と言えるだろうか??

 

いやいや、そうは思えない。読書を習慣にしようと頑張っているだけである。

 

では毎日1冊以上本を読むことを数年続け、月に何度も図書館や本屋に行き、読んだ本のことを定期的にブログに投稿したらどうだろうか???

 

さすがにここまでやったら、私は読書家であると心から信じられるだろう。読書家以外の何者でもない。

 

毎日の小さな行動の積み重ねによって生まれた証拠の数々が、自らが読書家であると強く訴えかけてくる。

 

読書家だから毎日本を読むし、読書家だから図書館にもいく。そしてさらに読書家であるという信念を深めていく。

 

逆に言えば、こういう人でありたい理想像を決め、こういう人ならこういう行動をとると思われる習慣を意図的に増やすことが、信念の変容を促す最短の道とも言える。

 

うーむ。

 

極論だが、例え何も行動を起こさず証拠が何もなくても「私は読書家である」と本気で信じ込めるのなら、読書家のような行動ができるってことだ。

 

私が何者であるかと判断するのは完全な主観である。どれくらいの行動が伴っているかは重要ではない。要は自分がそう感じられるかどうかだ。

 

これがいわゆる自己啓発本で言われる、根拠のない自信というやつなのだろう。

 

根拠のない自信によって自らの信念を変容させ、信念が変わったことで行動が変わり、行動が変わると未来が変わる。

 

多分誰でもできる。ただ相当難しい。机上の空論と言っても過言じゃないので、行動の積み重ねで証拠を増やす方が堅実かな。

信念をいかにコントロールするか

信念には良し悪しがある。ネガティブなやつは面倒だ。

 

私は何も続けられない人だ

私は何も成し遂げられない人だ

 

こんな信念があるなら、続けられなくて成功しなくてもむしろ当たり前である。何も続けられないのが私なのだから。

 

私は子供が嫌いな人だ

私は子供よりも自分を優先する人だ

 

こんな信念を持ちながら子供たちに時間を使うのは苦痛でしかない。次第に相手をする時間は減り、より子供嫌いの信念を強める。

 

子供嫌いだけど子供たちと笑顔で暮らせる人でありたい!!と願うならば、子供と毎日遊ぶ習慣を作ることで子供好きという信念を手に入れられるかもしれない。

 

なぜなら毎日子供と遊んでいるという確かな実績があるのだから。

 

ちなみにこのブログを毎日書いてる私も、初期は毎日頑張ってブログを書いている人だったが、今では絶対にブログを書かないと眠らない人だと思っている。

 

何が何でも絶対に書く。死んでも書く。それが私である、と4年も書き続ければさすがに信念に刻まれている。

 

というわけで、習慣とはつまり信念を変えるための手段であるという、面白い発見がある本の紹介でございました。

 

ここまで読んでいただき感謝。

↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。

にほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ