たまには人とも触れ合いたいとんぼである、ごきげんよう。
少し前の話になる。障害を持つ親の集まる会があり、妻が参加したいと言うので一緒に行ってきた。
参加人数が少なかったのもあるが、我々がなんか浮いてた。別にいいんだけど。
娘、結構ひどい
我々夫婦の他に数人の親御さんが集まった障がい児を持つ親の会。
自己紹介したり子供の悩み事を話したりと、非常に有益な会なのは間違いなかった。
だが途中から思う。
あれ?うちの話だけ重すぎない?
周りの親御さんの話は、子供がなかなか言うことを聞いてくれない、何度も同じことばかり言うといったかわいい話が多かった。
初対面というのもあってジャブ的な話をしてくれた可能性もある。
でもうちは違うぞ。
夜中に蹴られまくって寝られない。
妊婦の妻のお腹も蹴るので一緒にいられない
食事を皿ごと投げ対応に困っている
弟を蹴りまくって泣かせてストレスがやばい
こんな重たい話ばかりで誰もフォローできず、途中から妻しか喋ってない感もあり。もうこれ以上喋らない方がいいのではないかと思うほどに浮いてた。
間違えて私も身の上話をしちゃってね。ミスったな。自分の話を包み隠さず話すと後から後悔することが多い。やめときゃよかった。
ただ何となくはわかってはいるんだよ。
特別支援学校の授業参観にも行くから、周りを見ると娘の荒れっぷりは難しい方なんだろうなと薄々気づいてた。
字が書けて算数ができて普通に会話ができる子が同じクラスにいることに驚いたりもして。
日常的に蹴られて殴られているのが当たり前だとは思ってなかったけども、障がい児育児の中でも割とレアケースなんだろう。
障がい児の親の集まりでも浮くんだったら、普通の人に話しても共感されるわけなかった。今度から話す人は選ぼう。
すべらない話を参考にして、娘に殴られた話を笑えるように調整するんだけども。なかなか笑ってもらえないんだよね。難しい。
もっと大変な人もいる
浮いてるってのが我々の被害妄想の可能性もあるなー。
ただ、こういった集まりにもはや来る元気がない親御さんもいるはず。元気も気力も残っておらず、誰とも会いたくない人。
過去の娘のクラスメイトには、こんな子の面倒見きれないんじゃないか??私なら無理じゃないか??と感じるほどに荒れ狂う子もいた。
その子のお母さんからは、どん底にいる時の我々に似た悲壮感が感じ取れた。
うーむ。
周りとのコミュニケーションはすごく大事だけど、誰かと話そうとか頑張ってみようとか、何もかもズタズタにされてる感じ。
つらい。
ただ学校で笑ってて対応が楽そうな子でも、やっぱりしんどい時はあるはず。というかどんな子育ても決して楽じゃない。健常児の息子の方がきつい時があるくらいだ。
何より娘がかわいい時もある。一緒にいて楽しい時もある。
だからきつい時を乗り越えられるコミュニティとか、話せる人とか、共感しようとしてくれる人とか、そういう誰かがいると助かるんでしょう。
繋がりを維持するのはとてもしんどいが、繋がりがないと人は生きていけない。
しんどくても、こういった会には今後も顔を出していきたい。
多少浮いてはいたが、周りは共感しようとしてくれててありがたかった。また他の家庭のお話も勉強になるし。
またいこう。
ここまで読んでいただき感謝。
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