息子の勉強に付き合うとんぼである、ごきげんよう。
中学受験をしたい息子の、やる気があるのか情熱があるのかようわからん話。
息子、10時間勉強する宣言
昨夕、息子の勉強が終わって一息ついてた頃、突然言われた。
「オレ、次の日曜日に10時間勉強してもいいよ」
……えぇ?突然どうした、勉強やる気なかったはずなのに。何があったんだ。
「だって、日曜日に10時間勉強しないと中学受からないんでしょ?」
あぁ、確かに言った気がする。
平日は時間が限られているし、土日の休みに勉強しなかったらまったく勉強時間が足りない。小学生は普通に忙しい。
長時間やりゃいいってもんではないけれど、今はさすがに勉強時間が短すぎるよね、本当にやる気があるなら休みの日に勉強すべきでは??と正論をぶちこんだ記憶。
さすがに10時間とは言わないが、ちょっとでも休日に勉強しようってんなら悪い話ではない。どんどんやってくれ。
とまぁ一瞬喜んだのだが、そんな甘い話はなかった。
「勉強したいけど、パパは日曜日ヒマ??」
……
……
上の言葉を意訳するとこうだ。
日曜日、オレに10時間勉強を教えてくれる??
ちょっとまてい。
相席食堂ばりのちょっとまていがリアルに出た。
え、なに、10時間勉強しますって私に付き合えってことなの?1人でやるんじゃなくて?
娘もいて赤ちゃんもいる全員集合のクッソ忙しい日曜日に、私に10時間付き合えと?
ちょっとまて。本当にちょっとまて。
いやね、1~2時間なら課題を作って勉強みてもいいけれど、10時間て。
いやわかる。1~2時間じゃ全然足りてないよ。足りていないから10時間という発想は別段間違っていない。やるしかない。
ただ別に私がいなくても1人でやったらいいじゃないか。1人でできるところをやったらいいじゃないか。と言ったらとても嫌そうな顔をしてた。
はなっから1人でやる気はないのだ。おそらく1人なら勉強はせず遊びにいくだろう。
うーん。きついな。
問題点の分析も課題の作成も答え合わせも何もかも私に丸投げで、出されたものだけ召し上がるお客様スタイルなら勉強しますってことなのか。
果たしてそれは勉強か?と疑問である。正直、そこまで付き合う覚悟はできていない。
えー……なに、中学受験の親ってここまでせんとあかんの?いやだなぁ。家族も崩壊しそう。
魚の釣り方を早急に教えたい
いや、いやいや、前向きに考えよう。やる気がないのかあるのかわからないが、休みの日に勉強をやると言ってるんだ。悪いこっちゃない。
要は息子と同じくらいに頑張らないといけないのが嫌なだけ。家庭教師レベルの仕事になってしまう。分析しんどい。
と、とりあえず。
飢えている人には魚を与えても意味がない。釣りを教えた方がいいという格言があるじゃないか。
魚は食べたら終わりだが、釣り方がわかるなら自力で一生食っていける……といったやつ。
息子の勉強もそうだ。
親が分析をして課題を作り答え合わせをするのは魚を与えているだけ。私がいなくなったらこやつは何もできなくなってしまう。
そうではなくて、息子に問題点を分析をさせ、課題を考えさせ、自ら答え合わせをするように導けばいいのではないか?
これなら別に私がいなくても、自分で分析して自主学習に取り組むことが可能だろう。
そうか、中学受験では独学の方法を教えることが非常に重要なんだ。メタ学習こそが中学受験だったんだ。
そ、そうだったのか!!
というわけで、明日の勉強から少しずつ魚の釣り方を教えていきたい。おわり
ここまで読んでいただき感謝。
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