ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

子供たちのレベルに合わせた対応がそれぞれ違って難しい話

育児に悩むとんぼである、ごきげんよう。

 

うちの子供たちは3人。

 

重度の発達+知的障がいを持つ娘11歳

(おそらく)健常児の息子9歳

(おそらく)健常児の3ヶ月の赤ちゃん

 

赤ちゃんが生まれる前から難しかったのだが、今はさらに難しい。羞恥心の問題もある。

 

◆家族の紹介

それぞれのレベルが違う対応

父になってもうすぐ7年。

 

育児は常に同じ考え方で対応できるわけではなく、子供たちそれぞれの発達段階に合わせて変化する必要があると痛感してる。

 

赤ちゃんと10歳児に同じ対応できないのは当然だが、5歳児と10歳児でも違うし、10歳と15歳でも違うだろう。

 

さらに我が家では娘が障がいを持っている。体がでかいのに発達年齢が2歳半というから複雑である。

 

だから幼児向けのわかりやすい話し方をする必要があるし、褒めるところはがっつり褒めた方がいいだろうし、危ないことは怒鳴った方がいいかもしれない。

 

すごーい!!えらい!!よくできたね、ぱちぱちぱち!!

 

これが娘にとっては非常に有効なコミュニケーションである。いいことと悪いことの判断が難しいのだから、これは良くてこれはダメだとわかりやすい方がいい。

 

が、9歳の息子に同じことはしないじゃないか。馬鹿にされてると感じるかもしれないし、褒められなければ何もやらない子になるかもしれない。

 

なんせ考える頭があるのだ。いいことも悪いこともほぼ理解した上で、やるかやらないかを本人が判断している。

 

自分の頭で論理的に考える力があるのだから、これが必要な理由や判断材料を与えて、あとは本人に任せる……という考え方が軸になる。

 

間違っても、お利口さんだねすごいね!!なんて言わない。あくまで任せて……信頼する。

 

そして3カ月の赤ちゃんに関しては、もちろん100%の全介助だよね。何一つできない状態なのだから、泣いたらあやすし怒ったらあやすし何もかも許して大袈裟に褒める。

 

いないいないばあも遊びも何かも大袈裟にやってご機嫌をとる。泣いたら即座に抱っこだ。

 

でないと赤ちゃんには伝わらないのだ。

 

相手に合わせて対応を変える。当たり前の話だけど、これがまたさまざまな問題を生む。

目線を気にする

一人ずつ相手にするなら簡単なんだよ。それぞれに特化した声かけをすれば相手は認められていると感じ、精神は安定する。

 

二人以上になった時だよな、問題は。

 

例えば最近よくある、娘が赤ちゃんにイライラしてる話。昨日も書いた。

www.rabbitonbo.com

 

赤ちゃんが泣き出したら、抱っこしてぷるぷるぷると唇を鳴らしたり、名前呼んだり歌歌ってみたり……と泣き止ませる術はいくつもある。

 

でもそれをやっちゃうと、娘の嫉妬が始まって怒りだす。やりたいけどできない。隠れてやるしかない。

 

娘ほど露骨ではないものの、息子も親が赤ちゃんを全力であやしているのはあまり好きではなさそう。

 

そりゃそうだ。自分には決して見せない甘やかしを親がやってるんだから、気分がいいものではないだろう。

 

また娘と息子が一緒にいる時に、娘を盛大に褒めるのも考えものである。

 

息子にすごいねー!!と全力で褒めたら馬鹿にされてると感じるかも……とは書いたが、自分にはすごいねーと言わない親が、娘だけはめっちゃ褒めてたらどうだろう。

 

なんで姉(娘)はこんな簡単なことで褒められてるのに、オレは塾もいって部活も頑張ってるのに褒められないんだろう??とはならないだろうか。

 

いや、なると思うんだよ。人間心理なんてそんなもんじゃないか。うらやましいと思う可能性は十分にある。

 

本当は私だって娘を褒めたくないよ。子供を褒める行為に有用性があるとは思ってないんだよ。褒めたくて褒めてるわけじゃないの。

 

でも娘にとってはこれがベストなんだ。ベストだからやっているだけで、娘を優遇してるとかそういうんじゃない。療育として効果的だから褒めてるだけ。

 

それを愛情不足を感じる要因として使われても困る。

 

……とはいえ姉弟だし、比較してしまうのは仕方がないからそれなりに気を遣っている。息子がいる時は小さな声で褒めてる。

 

逆に、娘はあまり発語が多い子ではないから、家族が揃うと息子が喋ることが多い。

 

私と息子の調子がいい時は、ひたすら私と息子だけが喋り続けている空間が出来上がる。息子だけを優遇してるような時間だ。

 

息子とのコミュニケーションは会話でできるわけだから、とにかく喋ることは愛情表現になるでしょう?

 

でもそれは娘が気に入らない。会話には入れないものの、除け者にされている感覚はあるようで怒ったりする。

 

どうしろっちゅーんじゃと言いたい。難しいぞ。

最後におまけで一つ

上で書いた通り、娘には赤ちゃんほどではないが割と大袈裟に対応する。遊びも体を使って踊ったり、変な顔したり追いかけ回したりする。

 

私なりの、娘専用のコミュニケーション方法である。

 

ただこんなことやってると、

 

「なんだなんだ、親父が楽しそうなことやってるぞ」

 

と感じるのか、息子もニヤニヤしながらやってきて同じ遊びを私とやろうとすることがある。

 

……これがねぇ、私はいやなんだ。

 

娘だからやってる遊びであって、息子とはやりたくないの。息子と遊ぶなら別のことで遊びたい。

 

わかるかなぁ、この感覚。

 

自我の芽生えた論理的な思考ができる子供相手に、大袈裟におちゃらけて喜ばせるような遊びはしたくないんだよ。娘だからやってるんだよ。

 

単純に恥ずかしいのかもしれない。羞恥心の問題か。とにかく頭のいい子供は嫌いだよ。もはや大人と変わらない、いや大人より残酷である。

 

んー、こうやって書いてみると、すべては私の心の問題なんだなぁと気付かされるな。

 

相手にどう思われるかってことだけにフォーカスしてるから、子供たちの視線ばかり気にしてるのかもしれないね。

 

親7年目でこれだぜ、残念だわまったく。

 

6/27 認知行動療法9日目

筆記開示 +20分(累計180分)

7つのコラム +1(累計9)

 

では、今日は図書館行って勉強しますかね。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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