ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

息子(小4)を嫌になる理由は"イタいヤツ"だからの話

内省に励むとんぼである、ごきげんよう。

 

昨日、息子にモヤっとする出来事があり、それに伴ってある気づきがあったので紹介したい。

 

◆家族の紹介

共感性羞恥か自己嫌悪か

息子のクラスは昨日1日だけ学級閉鎖で、自宅学習用にノートPCを持って帰ってきた。軽くオンラインで出席確認をするとかなんとか。

 

その後もパソコンをぽちぽちしてたので、何やってるのか聞くとスライドを作ってるんだと。パワポ的なツールで提出物を出すそうな。

 

へぇー、大変だね、と言った声かけをすると、息子が返してきた言葉がこれ。

 

「うん、パパッと作るよ」

 

……w

 

こんなん太文字にする発言じゃないだろうと思うかもしれないが、少しモヤっとしてね。

 

学校の授業でスライド作ったことあるようだし、タイピングも速くなってきてる。しかしスライドをパパッと作れるスキルがあるかと言ったら疑問。

 

不相応な発言に少し引っかかりながらもスルーして、のちに自分のこのモヤっとした感情を紐解いてみて気付く。

 

怒ってるとか気持ち悪いとかじゃない。嫌悪感も違う、なんだろう。

 

わかりやすい言葉で言えば、

 

「こいつ、イタいな」

 

かな。日常的な言動と行動があまりに痛々しくて見てられない気持ち。

 

最近ネットでもよくみる共感性羞恥というやつかもしれない。息子の言動が明らかに……私の価値観における恥ずべきものなのだ。

いくつか例をあげたい

バスケ部で自主練もせずレギュラーでもない、実力も下位の息子の発言がわかりやすいか。

 

「(強豪校に対し)オレ、相手の弱点がわかった」

「(ベンチなのに)オレがいるチームの方が強いよ」

 

こんなに偉そうに語ってた翌週、トリプルスコアでボロ負けしてる。

 

客観的に見れば厳しい戦いなのは明らかだったのに、ビッグマウスを維持できるのは逆にすごい。息子の実力を知ってる友達の前で、よくもまあこんな発言できるよ。

 

聞いてられなくて本当にリアクションに困る。

 

もう一つ例をあげよう。

 

学校で書写の時間に、都道府県名を漢字で書く時間があるそうな。都道府県は、親が徹底的に暗記させたこともありかなり自信を持っている様子。

 

でも四年生だし周りの子は書けないじゃないか。

 

そんな状況で、書写の時間に息子だけが言うんだと。

 

「今日、都道府県やりたい!!」

 

息子だけが完璧に覚えてるからそれやりたいと毎回言うらしい。周りにも「お前そればっかりだな」と言われてるとかなんとか。

 

ただ自慢してドヤ顔したいだけじゃないか。見てられない。

 

例えば我が家で新しい何かを買って設定する時、できもしないのに偉そうな顔で奪って俺がやるよ感を出し、結局できなかったりする。

 

実績もないくせに、どういう勝算があってそんな態度なんだろう。

 

先日はびしょ濡れで友達を引き連れてばあばんちに帰ってきて、友達に偉そうに言ってた。

 

「お前たちもうちでお風呂入ってっていいぜ」

 

ばあばは、よその子を風呂に入れたことなんてないんだが。どちらにせよ、お前が偉そうに許可できる立場でないのは間違いない。

 

どうだろう。

 

人によっては子供だしこんなもん。かわいいね、と言うかもしれない。

 

ただ私の感じ方は違う。

 

とにかく痛すぎて見てられない。

 

ダサいとかうざいじゃなくて、イタい。イタいって言葉がぴったりである。

 

経験不足によるものとは思うが、本当に息子のこういうところが嫌いである。

 

妻に言ったら元旦那の遺伝だって。元旦那もビッグマウスで口が達者で性格がそっくりだと、古い友人からは「お前の旦那、嫌なヤツだな」と言われたそうな。

 

性格は遺伝も大きいから、仕方がない部分もあるのだろう。

 

まぁ若気の至りとも取れるし小学生なんてこんなもんって見方もあるから、親が止めるほどのもんでもない気もするし。

 

それでもまぁ、見てられんなぁ。

自己嫌悪の過去と

といった文句を書いてきたけども、発見はこれで終わりではない。

 

この息子の痛さ、見てられない感じ、

 

過去の私に抱く感情にそっくりなのだ。

 

10代の頃の調子に乗っていた私もひどかった。ビッグマウスの口だけクソ野郎だった。人を見下し、自分はできるんだぞとドヤ顔をしてた。

 

承認欲求だけが先行して、他者を下げて自分を上げ、できもしないことを偉そうに言い、有言実行はしない。何も続けられない。

 

思い出した時にうわああああああっとなるくらいの黒歴史の数々。

 

私は過去の自分を恥であると認識してる。昔よりはだいぶ責めないようになったものの、今でもなお恥であると、自らに恥を知れと思っている。

 

特に10~20代にかけてひきこもっていたこともあり、自らのこれまでの行動・言動をとても恥じて、自らに呪いの言葉を浴びせ続け、死にたいと思っていた。

 

で今、息子が目の前で私が"恥"と断じてきたものに近い行動と言動を繰り返すから、とんでもない不快感がある。気が滅入るのは当然かもしれん。

 

つまり痛すぎて見てられないのは息子だけじゃなくて、過去の私も同じってことですね。

 

正直、今でも痛々しいところは私にも残っているし、今書いてるこれも数年後に見たらイタいと感じるかもしれない。

 

まーその分成長してるってことなんだろうけど。

 

なかなかね、受け入れ難いものがあるね。

結局自分か

ということで、結局は痛々しい息子を受け入れるためには、過去の痛々しい自分も受け入れないといけないんでしょう。

 

過去の自分のイタい発言は受け入れられないのに、息子のイタい発言は受け入れるって無理だよ。

 

だって過去の自分の発言を思い出すと、うわああああってなるもの。恥を晒して、死んだ方がいい!!ってなるもの。

 

それで痛々しい息子を受け入れるのは不可能だと結論づける。

 

今はまだ小学生だからかわいいものだけどね。

 

中学生、高校生になったらさらに見てられなくなるはずだ。

 

中高生で彼女ができて、「愛してる」とか言ってたら噴飯ものである。見てられなくて死ぬかもしれない。

 

おっと、私は言ったことがないぞ。

 

……想像したら寒気がするので、認知行動療法やって終わりにする。

 

認知行動療法18日目

筆記開示 +20分(累計350分

7つのコラム +1(累計18)

 

他にもまだまだ根深い問題がある。道は長いな。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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