ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

友達から嫌われ始めた息子(小4)の問題点を洗い出す夫婦会議の話

睡眠不足のとんぼである、ごきげんよう。

 

結局昨晩は息子の話もあってあまり寝られず、ぐっだぐだの月曜日。なかなか人生はうまいこといかないもんである。

 

午前中も、息子の現状や問題点について色々と話してみたので軽くまとめたい。

 

一晩あけたこれの続き。バスケ部の友達に嫌われてるんだと。

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◆家族の紹介

息子の問題点を洗い出す

基本的にうちは息子を受け入れる姿勢なので、大抵は何かあっても親が変わるように心がけている。息子の悪いところは息子本人がどうにかする問題だから。

 

一応、

 

「この言い方は気分が悪いよ」

「これはおかしいと思うよ」

 

などなど、適宜おかしな発言は指摘するものの、ああしろこうしろと強制はしていない。

 

直す気があるなら直したらいい、何もかも責任取るのは息子だから。

 

……といった感じだったわけですが、案の定というか何と言うか、配慮の足りない息子は同年代の子供たちから嫌われてしまったようだ。

 

本来、親なら子供が嫌われてたら相当なショックを受けるのかもしれないが、私はある種ホッとしてる。

 

なぜかといえば、息子が嫌われる理由がすごくわかるのだ。

 

3歳から一緒に住み始めて、子供ってこんなに接しづらいのかとイヤと言うほど思い知らされてきた。

 

でも自分の子供になったわけだから、「嫌い」で終わるわけにもいかん。何とか頑張って自分を変えて受け入れようとしてきたが……なかなかね。

 

受け入れ難いことが多すぎて参ってた。

 

いやね、息子が嫌われてて嬉しいとは言わないよ、ただ私が未熟だから子供にこんなにむかつくんだ、私が悪いんだとしか思ってなかった。

 

それが私以外の友達にも嫌われてるというのだから、私の苛立ちが至極真っ当な怒りだった可能性がある。

 

嫌われがちな性格であるなら、息子を受け入れるのは難易度が高いってことで。申し訳ないが少し安堵してる。

 

そうなんだよ、こいつムカつくんだよ!!とわかってもらえた感覚である。

 

まぁ私の苛立ちのせいで息子に悪影響を及ぼし、その結果息子の性格が捻じ曲がった毒親原因説もあるけれど……

 

出会った時から自己主張の圧が強い子だったのは間違いない。

 

今朝、息子の何がこんなに嫌われるんだろうと、妻と話した内容をいくつかピックアップしたい。

偉そう

昨日も書いた通り、偉そうなのが一番嫌われてる理由だと推察する。

 

できもしないことをできると言ったり、できない奴にはやたら上から目線であったり、わかりやすいくらいに小馬鹿にしたり。

 

ドッジボールが得意だからと、年下の子にも女子にも本気投げでドヤ顔をするイタい一面があるのだ。

 

おそらくバスケ部に入って少し馴染んで、息子の素の性格が出てしまったのだろう。少しかじっただけで「オレはできるやつだ!!」となる天狗状態というのかな。

 

息子がバスケ部に入ったのは小学3年生の梅雨でね。

 

ちょうどその頃、同じクラスにが親友ができたと言ってた。すごく仲がよかったそうなんだけど、2学期になって性格が変わりイヤな奴になったので遊ぶのをやめたらしい。

 

小3で夏休みデビューがあるのか?と当時はスルーしたが、そういえば元親友はバスケ部のめっちゃうまい子。

 

最初は仲がよかったのに、息子がバスケ部に入ってしばらくしてから性格が変わってしまったということになる。

 

……本当に相手の性格が変わったのかな?変わったのは息子なんじゃないか。

 

バスケ無関係ならいい友人関係を築けたのに、バスケが絡むことでムカつくことが増えたんじゃなかろうか。

 

数年バスケやってるやつにも、偉そうにものを言うのが息子だ。始めたばかりの下手くそでも、俺の方がわかっているような口ぶりで注意する。

 

おそらく相手がバスケに熱心なほどに、息子の物言いは引っかかるはず。

 

バスケ部連中から嫌われるのは不思議じゃないというか、当然かなぁという印象。

勉強でもやばそう

中学受験絡みで塾にも通い始めて、それもバスケと同様にやばそうな気配がしてる。

 

妻が見る限り、学校の授業を甘く見始めたらしい。こんなの簡単だ、余裕だと。

 

んで、自分の得意な都道府県の書取りなんかをやりたいと大声でアピールするわけだから、字面だけ見れば普通にイヤな奴だ。

 

塾で友人ができたそうで、その子は息子よりも勉強熱心で成績がいいらしい。息子はたまたま算数だけその子より上だとか。

 

先日は塾に残って、その子に算数を教えたんだって。

 

……大丈夫かな??

 

鼻持ちならない"オレすごいオーラ"出して教えてなかったかな。他の教科で全部負けてるのに算数の一部の問題だけでドヤ顔してなかったかな。

 

このままいけばそのうち、塾でも嫌われるんじゃないかと危惧してる。

 

無用の心配だと思うじゃないか、それが先日の夜、私に算数の問題を出してニヤニヤ偉そうに言ってたんだよ。

 

「パパも〇〇(塾の友人)も、考えすぎてできないんだよね」

 

苦笑いで終わったけど、一瞬はぁ?ってなる物言い。

 

まさか友人に同じこと言ってないか心配になるわ。人をバカにしていいことないのに。

人のせいにして逃げる

また他罰的な振る舞いが目立つのも、嫌われると言うか人として成長しない原因だと思われる。

 

妻から真っ当なことで注意された時がわかりやすい。

 

ママの言い方が悪い

俺のことを認めてくれていない

話を聞いてくれない

オレは怒ってる!!

 

などなど、話が脱線して本来の趣旨と離れた喧嘩によくなる。

 

確かに子供に対する声かけは気を付けるべきではあるが、本題が棚上げになり、"オレが認められているかどうか"論争に変わり、結局何も解決しない。

 

端的に言えば息子に非がある問題でも、注意をしたら怒り出す。オレは悪くないと。

 

私もこないだ怒って注意したら「オレはパパに怒っている!」と言ってたぞ。

 

友達関係でも、何かしら注意されたらこう返してるっぽい。

 

「あいつもやってるし!」

「オレだけじゃないし!」

「お前のこういうところもダメだろ!」

 

自分と向き合うことから逃げ続けた結果が、嫌われ者なのかもしれない。

 

正直、はっきり言ってくれる友達ほどありがたいもんはないけどね。もう少し大きくなったら陰口叩かれて自転車で撒かれてるよ。

 

面と向かって非難してくれるなんてこんなにパワー使うことない。批判されているうちが華であると、少しでも気づいてくれたらいいのだが。

 

結構な正念場だし。

マナーがひどい

もう一つマナーの話。こういう細かいところが人間関係の肝になったりするやつ。

 

先日の朝、足が痛いと言うので妻が車で送迎するといったら「ありがとう」と言ったんだと。

 

車乗って学校についたんだけど、降りる時は「ありがとう」も何もなく無言で、さも送迎されるのが当たり前のような態度だったと。

 

ん?今ここで「ありがとう」を言うところじゃないの?と引っかかった妻が呼び止めて注意したら、返ってきた言葉がこれ。

 

「さっき一回言ったよ」

 

……

 

"さっき"とは家を出る前の話か。家を出る前にありがとうを言ったから、車を降りる時は無言でいいのか。

 

うーん。言ってることがわからんではない。何度もありがとうというべきか??と言われれば何度も言う必要はない気がする。

 

しかしマナーとして、実際に送ってくれた行為に対しても「ありがとう」と言った方がお互いに気持ちがいい。

 

送迎のお礼は言うんだよと何度も教えてるし、実際に我々夫婦も車の運転にありがとうと言うし、一回言ったからOKになる理論の意味が全然わからんかった。

 

指導不足かな、友達の親に送迎してもらっても「ありがとう」を言わない場面があり。

 

こんなもんか?

発達障がいを疑い始める

物忘れ無くしものが多いこと、テレビへの集中が異常なこと、プリントの整理ができないことや、やるべきことを忌諱する傾向が強いこと、また他者への配慮が足りないこと、やたら距離感が近いこと。

 

こんなん子供だから普通だろう??と思って今まで受け入れてきたけれど、これ発達障がいの可能性があるな……と少し疑い始めている。

 

娘が障がい児だから、息子も何かしら持っててもおかしくはない。

 

ただ、子供を障がい児じゃないかと疑ってかかるのは親としてどうなんだろうという思いもある。障がいに逃げてるというか。

 

逆に万が一発達障がいだった場合、今までの親の対応は間違っていた可能性もあるし、もっとわかりやすい導き方があるのかもしれない。

 

難しいね。私がまともな親じゃない自覚があるから、色眼鏡で息子を見ている自覚があるんだよ。

 

フィルターなしで見たら、別に障がいなんて何もないそこらへんにいる子供と同じかもしれないし、同年代の子も同じかもしれないし。

 

うーむ。

 

とりあえず突飛な話ではあるので、発達障がいについては一旦頭の隅に置いておくとして……今後の息子が、どんどん生きづらくなっていないか注視する必要はあるだろう。

 

今夜、息子がどういう状況なのか現状を詳しく聞き取りしてみたい。息子にとっては変われるかどうかの正念場でもあるな。

 

変わりたくないのか、特性で変わることができないのか。どっちだろう。

 

はい、おわり。下記に懐かしの息子記事を引っ張り出してみた。真ん中の記事なんて最高におすすめです。

 

追記:検索で2023年に書いたこの記事を読まれる方が多いようなので、最新の長男の記事を読みたい方はこちらからどうぞ。

息子のはなし - ステップファザーにできること

 

ここまで読んでいただき感謝。

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