ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

息子(小4)の集中状態、"過集中"であると確信する話

息子を考えるとんぼである、ごきげんよう。

 

息子がYouTubeやゲームに集中すると、家族の声も無視すると何度もブログに書いてきた。

 

世には過集中という状態があるそうで、息子にもそういう特質がありそうだな……と思っている。これとか。

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それが今日、確信したよ。これは間違いなく過集中であると。

 

ちなみに過集中とは以下の通り。

過集中とは、時間を忘れて過剰に集中してしまう状態のことをいいます。集中力が持続するのはメリットともいえますが、「食事や睡眠を削ってしまって体調を崩す」「ルールや優先順位を守れず周囲との関係が悪化する」といったデメリットもあるため、対策が必要です。

過集中とは?メリット・デメリットと発達障害との関係より

 

周りがフォローするか、もしくは対策しなければ日常生活に支障をきたすレベルの症状である。

 

バーベキューの話と、それを踏まえた本日の話を書く。

 

◆家族の紹介

バーベキューにて帰ってこない息子

昨日も書いた、息子所属のバスケ部バーベキューでの話。

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スイカ割りで何度か責められた息子であるが、その後は問題なく進んだ。息子が目隠ししてのスイカ割りターンも無事に終了。

 

ここから息子の空気が読めないマナー違反の行動が始まる。

 

自分のスイカ割りの出番が終わっても、スイカ割りというレクが終わるわけではない。まだまだ息子の後にも挑戦者が控えている。

 

通常は、自分の出番が終わったら輪の中に戻ってスイカ割りを応援する。指示を出したり盛り上げたり、自分の出番が終わったら終わりではない。

 

レクだしさ。順番に抜けて行ったら最後の方は盛り下がる、まあ言わずもがなってやつ。

 

言わずもがながわからない息子は、自分の番が終わるとふらっと輪を離れてスイカを食べに行ったそうな。

 

そんで「あなたがスイカを食べるのはもう少し後だよ」とスイカ担当保護者に断られてる。

 

その後、輪に戻るかと思ったら、今度は別のテーブルに置かれたケーキを見つけたらしい。

 

子供たち用ではなく、保護者が食べる用のケーキ。

 

スイカ割りを見学してた妻が言うには、息子が全然帰ってこないから何してんだと周りを見渡すと、いたんだと。

 

ケーキの前に突っ立って、じーっとケーキを見続ける息子が。

 

少なくとも数分はケーキを見続けていたらしい。

 

これねぇ、低学年ならわからなくもない行動なんだけども。

 

この子、4年生だから。

 

バーベキューでお肉もたくさん食べてるし今からスイカも食べるんだけども、こんなことされたらなんかかわいそうになるじゃないか。

 

子供が物欲しそうにケーキの前で立ち尽くしてるんだよ、無視はできないじゃないか。

 

で、結局、見かねた保護者の方が後にケーキを分け与えてくれたらしい。(息子と他数人で食べたとか)

 

まさにかわいそうな子供ってやつだな。

真相は

この話には義母が結構なぶちぎれで、はしたないとか、みっともないとか、いくら何でも人の食べ物を物欲しそうに見るのは親が注意しろと我々に怒ってた。

 

それを踏まえて、息子になぜケーキを見てたのかと聞いてみた。

 

これがまた興味深い。

 

「ケーキの上にバスケットボールの絵が描かれていた。あとローマ字も書かれてて、ローマ字読んでたよ。○○小学校のバスケ部って書いてたよ」

 

ふーむ。

 

ということで真実は、ケーキが食べたくて物欲しそうに見ていた子供……ではなく、自分が読めそうなローマ字がケーキ上にあったからそれを読んでいただけの子供。

 

そりゃ多少は食べたい気持ちもあったんだろうけど。

 

見つめ続けたのはケーキではなくローマ字だったというわけだ。頑張れば読めそうなローマ字を読み解こうと集中して、周りが見えなくなった過集中の可能性がある。

 

本人から話を聞かなければ、はしたなくてみっともなくて、ひもじい思いをしたかわいそうな子に見えるんだもんな。

 

こんなに印象変わるってんだから恐ろしいわ。

 

それか息子にうまく騙されてる可能性もゼロではないが……さて、どうだろう。

ゲームを手に取る息子と過集中

さて本日、息子は初めての漢検の日。7級を受ける。

 

午前中は塾の夏期講習があって、2時間のお昼休憩を挟んだらまた塾で漢検というそこそこにタイトなスケジュール。

 

午前中の塾が終わって迎えると、息子は言っていた。

 

「漢検に間に合わないといけないから、13時半には家を出たい」

 

そうかいそうかい、送迎すればいいわけね、わかりましたよと相槌を打ちながら昼食を提供。息子は赤ちゃんを笑わせながら、機嫌良さそうに食事を摂っていた。

 

あまり書かないが、息子は赤ちゃんが大好きだ。いつも全力であやしてくれる。とてもありがたい。息子は激しく動いて楽しませてくれるから赤ちゃんもよく笑う。

 

さてさて昼食後、13時に息子は言った。

 

「30分のゲームしていい?」

 

……

 

うーん。

 

今ではないんじゃない?と正直思ったよ。

 

だってこの漢検落ちたら塾やめさせるって言ってんだよ、合格できる可能性が高いとはいえ、今ゲームやる?別に帰ってきて夕方やったらよくないか?

 

まぁでもこれが息子だから、反対するつもりもなく。息子は30分のスマホゲームをやり始めた。ソファに座ってぽちぽちとね。

過集中テスト

ソファで座ってる息子の隣に、妻が赤ちゃんを寝かせていた。きっと少しは相手をしてくれると期待しての配置だろう。

 

しかし期待はずれ。赤ちゃんが怒った声を出そうが、少し泣こうが、手をパタパタして息子を叩こうがすべて無視、一切のリアクションとらず。

 

いつもはあんなに全力であやしてるのに、ゲームを手に取ったらこんなに人が変わるのかって衝撃をうけるほどのガン無視。

 

……以前の私ならぶちぎれていたんだろうけども、今は息子にはこういう特性があると強い疑惑を持っているから特に何も思わない。

 

ケーキを見つめていたのも過集中だと推察してるくらいだから、むしろ試してみたくなってね。

 

この子の過集中は一体どの程度のものなんだろうかと。

 

13時から始めたゲーム、本来なら30分で終わる。13時半には家を出ると自分で言っていた。

 

1ヶ月勉強してきた漢検本番だ。毎日DSで勉強もしてたし模試もやっていた。不合格なら塾をやめさせると言われている。

 

いくら余裕があるとしても、多少はそわそわするとか、時間気にするとか、しばらくしたら時間やばいかもと時計を見るとかアクションがあるだろうと。

 

周りが声をかけず、息子が自分で「そろそろ行こう」といつ言ってくるのかテストしてみようと。

 

息子に声をかけないようにと妻にもお願いして、静かに見守ることにした。

 

ソファでゲームをする息子はスマホぽちぽち。

 

相変わらず赤ちゃんのことはガン無視。周りで父と母がパタパタ準備しててもガン無視。

 

13時半になった。当然ゲームから目を離さない。

 

 

35分、変わらず。

 

 

40分、変わらず。

 

 

43分、変わらず。

 

 

さすがにもう家を出ないと試験開始時間に間に合わず、試験を受けることさえできなくなる時間だ。

 

本当にギリギリ。

 

それでもやっぱり、息子はゲームから目を離さなかった。

 

遠巻きに様子を見ていたが、時間を一切気にする様子はない。相変わらず赤ちゃんも無視。私が隣に座って赤ちゃん対応しても無視。

 

息子の一メートル先には置き時計もあるのに、一度も目を向けることはなかった。

 

あぁ、こりゃ病的だなと正直思ったよ。

 

ここまでゲームに没頭してるとは思わんかった。

心配になる

もしかしたら漢検が余裕すぎて興味がなかった?自分から受けたいと言った試験ではないからやる気もなかった??

 

いやいやいや、とはいえだよ。

 

興味あるなしに関わらず、時間の概念が頭から飛ぶほどにゲームに熱中するって日常生活に支障ありまくりだろう。

 

いつもは親か祖母が常に隣にいてアラームの役割をしてるから、日常生活を問題なく送れているだけなのか?

 

一人だったら、約束の時間やスケジュールがすべてゲームで吹き飛ぶのか?

 

近い将来、歩きスマホであっという間に車にはねられそうなんだが。

 

ちなみに、13時43分に「時間大丈夫?行かないの?」と息子に声をかけたら、「あー、43分??」と少しぼーっとして何もわかっていない様子だった。

 

時間やばいんでないの?との妻の言葉にはっとして、やっと焦り出していたけれども。過集中状態後の脳疲労ってやつかね?

 

はー。

 

まあまぁとりあえず、息子のこの状態が過集中なのはほぼほぼ間違いないなと確信できたのでよしとしよう。対策はまた次考える。

 

娘も荒れてて。引っ掻かれて蹴られてどっと疲れたよ。育児ノイローゼだろうね、自分の頭がおかしくなってきてるのをひしひしと感じるぞ。

 

認知行動療法64日目

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