洒落にならんとんぼである、ごきげんよう。
何とか解決したので一安心ではあるものの、体がいくら大きくなっても障害児にはこのようなリスクが潜んでいることは肝に銘じなければならん。
怖かったぞ。
娘とパンの耳
本日は日曜日、朝から娘と公園で遊んできた。途中買い物行ってアンパンマンチョコ買ってあげたりドライブしたりと楽しげな時間を過ごす。
帰宅すると家族は誰もいない。昨晩にセットしてた焼きたて食パンが切られてキッチンに置かれていた。
じゃあパンでも食べるかと、娘と一緒にソーセージ焼いたりパンにチーズ乗せてもらったりしていざ朝食の時間。
娘の調子がいいようで介助なしで自分で食べてくれた。ありがたい。ちらちらと娘の様子を見ながら私も落ち着いた食事ができる。
……焼きたてはうまいなぁとチーズパンを頬張っていると、隣から変な音が。
グッグッグッ
喉の奥から出てくるような深い怖い音がして。娘を見ると、目を見開いて固まっている。
な、何があった?!もしかしてつまった!?
とりあえずはタッピングだ!!と背中をパンパンと叩く。娘は立ち上がってやや前傾姿勢になるもリアクションなし。
しかしよく見たら呼吸をしているように見えない。目を見開いて固まっている。チアノーゼの症状はないから多少の隙間はあるのか?
わからないが緊急事態なのはわかる。
……
うっわ、この状況で私一人かよ、やばすぎんだろどうすんだこれ!!
でも今の私にできるのはとにかくタッピングすることくらいだ。その場を離れるとか誰かに連絡とかしてる場合でもない。
とにかくタッピングタッピング、タッピングにすべてを賭けるしかない!
やや前傾姿勢の娘の背中をパンパンと強く叩き続ける。
すると少し咳をする娘。
やったか!?とやや安心するも、詰まりが解消されている様子はない。娘は固まったまま動かない。
もしタッピングでどうにかならんかったらどうしよう!!と頭の中は真っ白でも、とにかくタッピングをするしかないので継続。
叩く叩く叩く。効果がなさそうなので少しずつ力を強める。
しばらくして、娘の生還を告げる盛大な咳が飛び出す。やった!
そして咳と共に10cmくらいで噛み切られていないパンの耳が顔を出した。こいつが犯人かとすぐに手を突っ込んで回収し……娘は呼吸を取り戻した。
はー怖すぎる。隣に座っていてよかった。一人で食べてるからラッキーとその場を離れてたらどうなっていたかわからん。
ごく稀にこういうことがあるから油断できない。
おそらく十数秒程度の出来事なんだけど、途方もなく長く感じた。私が死ぬかと思ったわ。
パンの耳は注意
自分で噛みちぎって食べてるから大丈夫かと油断してたら、途中で面倒臭くなったのだろう。長いパンの耳を丸ごと飲み込んだと思われる。
ホームベーカリーで焼いたパンは焼き加減も毎回違うし、焼き上がりからの経過時間によっても固さが全然違う。今回は固くなりすぎたのかも。
どちらによせ、娘の食べる姿を常に監視するのは現実的ではない。今後はパンの耳禁止……はあれなんで、一口サイズにしてから食べさせるか。
しかしパンの耳を吐き出したあとの娘がケロッとして何も言わないから、一体どれほどの苦しみだったのかわからん。まるで何事もなかったのようだ。
いやいやとにかく、娘の食事には常に窒息リスクが付きまとうことを改めて頭に刻もう。今後は二人きりで過ごすことも増えるだろうから。
あー朝から肝を冷やした。
◆生活改善記録
筆記開示204日目 +5分(累計2300)7つのコラム+ 1(累計204)
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