息子とも話すようにしてるとんぼである、ごきげんよう。
娘と赤ちゃんの相手ばかりするのは思想に反するため、短時間でも息子と話す時間はできるだけ作っている。
少し落ちていた息子も最近は元気そう。メンタル的には好調っぽいが、私にできる限りのことはしたい。
さて、ついさっきシューズをねだられたのだが頭でぐるぐる考えていた。どうすべきか。
バスケのシューズ
息子がバスケ部に入って1年半ほど経つか。入部後しばらくして買ったシューズを今も使っている。練習は週2~3なので今までは特に問題なかったとのこと。
ただ最近は少し型崩れしたのか、シューズの影響で一度転んでしまったらしい。でも買い換えるタイミングがわからないとか。
そう言われても、買い換えるタイミングなんて息子しかわからない。こちらとしては1年半も使ったなら今すぐ買い替えてもらっても構わない。
と言った話をしてたら、妙なことをいいだした。
「A(バスケ部仲間)が1万2000円するシューズ買ったって言ってた」
「Aより高いやつにしようかな(笑)」
……何となく引っかかるのは、Aが息子とは比較にならないほどの実力がある子だからだろうか。
4~5歳からずっとバスケをやっていて、もちろんバスケ部ではレギュラーで、将来的にはプロになりたいとか言うレベルの子。
エンジョイ勢の息子とはバスケにおいて格が違うというか。対等に扱ったら相手に失礼になるレベル。
まぁシューズに1万2000円はそこまで高すぎる気もしないし別に予算的には問題ない。
ただAより高いシューズを買いたいと言う理由だけが引っかかる。
Aにシューズ自慢されたとはいえ、だ。実力ではまず勝てない息子が、親の金の力によってシューズの値段で勝つ。
何て言ったらいいんだろう。なさけない?ださい?しっくりくる言葉が見つからない。
Aは実績に見合ったシューズを買ってもらっただけで、息子がそれより高いシューズ履いててもだから何としか思えない。
Aからすれば「何でお前ごときが」と多分相当ムカつく気もするし。
普通に買いたいシューズを言ってくれたら気持ちよく買えたのに、Aより高いの欲しいとか言うからモヤってしまって。
その考えは違うと思うぞ!!
と私見を述べようかと思ったが、やめておいた。
学べよ学べ
いつもなら先回りして周りが感じそうなことを教える。例え話を交えながら、こう言うことがあったら息子だったらどう思う?とか。
ほんとギリギリ、喉まででかかってたんだけども。やめた。
何でやめたんだろう。自分でもよくわからないけれど、私のネガティブで否定的な意見を押し付けるのは息子の気分も良くないだろうと思ったのが一つ。
もう一つは、実際どうなるかなんてわからんじゃないか。
もしかしたらドヤ顔で自慢してみんなからすげーすげーと言われて息子は喜ぶかもしれないし、逆にほとんど反応もないかもしれない。
自分で選んだことが世界に反映されて自分に返ってくる。そういうことでしか学べないことってあるよなーと。
私が先に色々考えを言ってしまうと、多分息子は半分しか納得してない状態で高いシューズを諦めると思う。
なんやかんやで親のパワーは強いから、親のせいだと言いながらも親に従うのが子供なのだ。
であれば、親パワーで行動を捻じ曲げるより、思うまま行動し経験してもらったほうが遥かにいいんじゃなかろうか。
もちろん、予算を決めるのは親だから。2~3万は出さないけどさ。
答えだけ知ってても意味ない
最近思うのは、親が考える正解を子供に教えてもほとんど意味がないということ。
意味がないというか、体験を伴わない知識が今後の人生の役に立つかどうかが微妙だ。逆に足枷になってる気もする。
もしも私が「その考えは情けないよ」「バスケの実力で追い越したほうがいいよ」なんて言ったら、息子は今後シューズを買うたびに嫌な気分になるだろう。
それに高いシューズを買うことで練習に熱が入ってバスケがメキメキ上手くなるかもしれないし、バスケがもっと楽しくなるかもしれない。
私が意見を言うことで、輝かしい未来まで潰してる可能性は高い。
……そこまで深く考えていたわけじゃないんだけども。
親は笑顔ではいはい言って邪魔しなければ、子供なんて勝手に成長していく。
最近の息子とはこんな感じです、はい。
◆生活改善記録
筆記開示209日目 +20分(累計2325)7つのコラム+ 4(累計209)
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