送迎終わって掃除中のとんぼである、ごきげんよう。
次男と娘の送迎が終わったら一日が始まる新しい生活パターン。あとは昼に次男坊迎えて、雨が降ったら長男を塾に送迎して、夕方には娘が帰ってきて……
子供が3人ともなると普通の生活でこれなのか。
さて、最近あった興味深い話。
長男、注意を無視
先日の土曜日。私と娘だけ家族と別行動だったのだが、就寝前の妻がえらく神妙な顔をしてて。
「自分からパパに話しなさい」
と長男に促した。
うっわまたなんかめんどくさい話かよと辟易しながらも傾聴モードに入る。
話はこうだ。
妻の実家には畳間がある。そこで長男がビニールボール(こぶし大)を蹴って大きくジャンプしたりして遊んでたと。
一人で遊ぶ分にはよかったのだが、近くに一歳児の次男がハイハイで近づいてきてもやめないもんだから妻が「危ないからやめろ」と注意したんだって。
それに反論して遊び続ける長男。
「オレはちゃんと周りを見てる」「絶対に踏みつけない」という主張で、何でやめなきゃいけないんだ!と。
妻的にはやはり長男をあまり信用していないのだろう。周りを見てるようにも見えないし、急に次男坊が近づいたら避けられるようにも見えなかったんだと思う。
それに今週は私が寝込んでいたので家族全員疲弊してるから、夜だし空気読めよって意味もあったとは思われる。
注意されても反論して、ドタンバタンと次男坊が近くにいるのに飛び跳ねていた長男。
……といった話。
実際、怪我はなかったからよかったんだけども、危ないではあるよね。
次男坊のハイハイはとても速い。驚くスピードで移動するから、少し目を離した隙に近くにいるなんてこともある。
また人は失敗もするから、長男が滑って転んで尻餅ついてそこに次男坊の頭がありましたなんてこともあるかもしれない。
一度の失敗の代償がでかすぎるので反論は受け付けられない。
次男坊が近くにいるときはこの遊びは禁止。それが守れないのであれば、遊んでる長男に次男を近づけるべきではない。
この辺りが結論かな。
遊び続けた長男
その後もドタバタ跳ね回る長男と、その音に反応して近くに行きたがる次男がいて。ちょうど次男がオムツにうんちをしたんだと。
妻とばぁばの二人がかりで次男坊のオムツを変えようとしゃがみ込む。
その後ろではまだ長男はボールで遊んでて。次はボールをシュートする遊び。
壁にボール投げて、返ってきたボールに向かって走って足を振りあげて……
ばぁば(69歳)の腰を思いっきりシュートしたそうな。
……
ばぁばは元々腰を痛めていたのもあり、うずくまって苦しんだ。
最初焦った長男も「大丈夫?」と聞いたそうだが、ばぁばが苦しみと怒りが入り混じった「ふーふー」と息づかいをしてるのを聞いて、ふてくされたさようだ。
またオレが怒られるのか
そんな態度で痛むばぁばを無視して不貞寝を始めたそうな。その後もずーっと不貞寝しててその流れで帰ってきたのが今、というお話でした。
……
予想以上にえぐい話だった。
まあだから長男が周りを見てるとか、自分の体をコントロールできるとか、そういう自己申告は基本的に信用してはいけない。
この子は周りを見てるようで集中したら何もわからなくなるし、いくらシュート遊びするにしてもその場の状況に合わせて強弱をつけるはずだがそれもできていない。
でも面白いのは、この時でもまだ言ってるんだよ。
「オレはちゃんと周りを見てる!!」
ばぁばを蹴り飛ばしてきたばかりなのに何を言ってるんだと思って。周りを見られる奴がばぁばを蹴り飛ばすわけがないだろう。
あとは、目撃者の妻の証言では足のふりが見えない強い蹴り方だったということ。そしてばぁばもすごく傷んでて深夜まで痛みがひかなかったこと。
しかし長男は「オレは強く蹴ってない!」と言い張ってた。
見てないからわからないけど。水掛論は続いた。
やばいよね
最初妻は何があったかパパに話せと言ってたはずなのに、聞けば妻が長男を説教する形になり、二人の大げんかに発展した。
その流れで長男からすごい発言が出てくる。腰を蹴られてうずくまっていたばぁばについて、こういうのだ。
「だってもともと腰が痛かったんだから、蹴られて痛いのは当たり前」
「オレは軽く蹴っただけだから、元々の痛みでしょ」
……こんな感じだったっけ?原文ママじゃない気がする。
でもニュアンスはこうだ。
ばぁばが苦しんでたのはオレのせいじゃない。
実際、話を聞いてる時も蹴ったことを反省してる様子が見られない。悪いとは思っていないようなのだ。
……ASDかサイコパス的な何かなんじゃないのかこいつはとさすがに思った。うずくまってるばぁばを見て罪悪感を抱かなかったのか?
周りの注意を無視して遊んでばぁばを蹴っ飛ばしといて、元々傷んでいた箇所だし強く蹴ってないからオレは悪くないって。そんな論理聞いたことない。理解もしがたい。
大丈夫かこやつは。
可能性を考慮しつつ
と言った話。
一応、長男はあまりに怒られたもんだから、自分を正当化するために無理筋での主張を始めてるような印象はあるのだ。
妻の説教は基本的には正論が多い。至極まともなことを言っている。ただ頭ごなしで相手の理解を得にくいところがある。
長男は売り言葉に買い言葉で、その場の思いつきで適当な反論してんじゃないかと。
ただ心の中でそれなりにドン引きしつつも、理解を示しつつ、説教のやり方が悪いからこじれまくってるんじゃないかとの可能性も示唆しつつ……
ばぁばが痛みでうずくまっていた件は全面的に長男に責任があることだとハッキリ話しておいた。客観的な事実として。
納得したかな?反論はなかったがどうだろうね、人の心はわからん。
期待はずれか
最後に、この時、話も落ち着いてから長男がポロッと言ったんだ。
「ママは期待はずれって思ったんでしょ?」
これが核心かなって感じる小さな一言。
期待はずれを言い換えれば、失望ってことだ。
注意することと失望することはイコールじゃないはず。それなのに失望されてしまったと感じているんだろう。
失望されるくらいなら!!と逆ギレサイコパスモードなのかもしれん。
わからんけど、まあ妻の課題だなこれは。私がどれだけ頑張っても妻の代わりにはなれないから仕方がないね。
ここまで読んでいただき感謝。
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