ライターが納品してきた文章や記事をチェックする立場となってしばらく経つのだが、基本的にライターの力量はピンキリである。
えっ!?これでお金もらう気なの!?
という人もいるし、
め、めっちゃクオリティ高いじゃん。自分でブログ作った方が良くないか?
という人もいる。本当にピンキリ。
昨今はライターも買い叩かれているようで、そもそも明らかにやる気がないという人もいる。コピペしまくりとかね。
条件に納得して仕事を受注してるのだから、最低限のルールくらいは読み込んで守ってほしいではある。
ただそこはもはや本人の意識の問題だ。私が何か言っても仕方がない。
しかし、しかしだ。
私だって大したことはないが、大したことない私ですら頭を抱えるレベルの人が多いのだ。
自宅でお金を稼ごう!と思ったらまず第一に上がるライティング。
その基本を書いていきたい。
ルールは守ろう
本人の意識の問題と書いたが、もう一度書いておきたい。ルールは守ろう。
ライティングって言っても一応仕事だからね。
ネットのライティングなんてゴミみたいな仕事だと思ってるのか知らないけど、これも仕事だからさ。
ルールは最低限確認しようよ。ルール確認する時間もないのかもしれないけどさ。
「〜ですます」で統一するのか「〜である、〜だ」で統一するのか。
「私」を出していいのか、一般論を書くべきなのか。
紹介なのか体験談なのか。
画像は必要なのか、動画も必要なのか。
受注する仕事によって違うはずだが、最低限のルールは抑えよう。
本当に。お願いします。
誰に読ませる文章なのか
これもねぇ、微妙ではあるんだけども、どう見ても読み手を意識していない難しい言葉を使いたがる人がいる。
10代の女性が対象なのに「燃え滾る恋慕の情」とか書かれても、ねぇ。
某漫画を紹介するのに、どマイナーのファンですら知ってる人いるのか?レベルの映画の脇役をピックアップするとかさ。
いいんだけどね。
漢字は使えばいいってもんじゃない
日本語は面白くて只漢字を使用すれば良い物では無いし、ひらがなばっかりつかえばいいってもんじゃない。
漢字とひらがなのバランスが大事なのだ。
また漢字を”ひらく”というのはご存知だろうか。
実際に漢字がある言葉を、あえてひらがなで使う(ひらく)ほうが読みやすかったりする。
例えば、
出来る→できる
殆ど→ほとんど
暫く→しばらく
とか。ルールは媒体や執筆者の好みにも左右されるが、各自調べてみてほしい。
変換できるから全て漢字に変換すればいいってものではない。
これは私もまだまだだ。
一文が長すぎる、短すぎる
一文が長すぎると非常に読みにくいというのは、一体誰が言い出したことなのか私にはわからないけれども、短いよりは長い方がいいという声も多いのでそれにしたがって長く書いてみようかなと思う人もいるのではないか。
一方短い文章だ。短い文章は読みやすいのだ。読みやすいがぶつ切り感があるのだ。ひどいのは文末だ。同じような文末が続くのだ。だ、だ、だ、とても読みにくいのだ。
上の見たらわかる通り、文章は長くても短くても読みにくい。
特に短文好きな人は文末も工夫がない場合が多い。
個人的には、一文の間に一つ読点(、)が入るくらいがベストだと考えている。
ちなみにこのブログも、一文に読点一つを意識して書かれているぞ。
最終チェックしよう
書いたら書きっぱなしのライターは本当に多い。
誤字脱字だらけなのもあるし、意味不明の文章を書いて納品してくる人もいる。
チェックしたら一発で気付くだろこれ!ってレベルのものも多い。
まーいいんだよ。いいけどさ、
当たり前のように突きかえされるんだよ。
チェックする人にはチェックする人の時間がある。
修正だらけの文章をぽちぽち直してられないし、やる気のない人の尻拭いをする時間はないのだ。
というか、納品前の最終チェックなんて基本じゃないか。
これでお金もらおうと思ってんの!?
私が言いたいのはこの一言だけだ。
ライティングも仕事である
ライティングの仕事なんて山ほどある。
ライティングの仕事は7割ほどの力で書け!という言葉に私も同意なのだが、そもそも最低限のクオリティに達していない人は力を抜かないでほしい。
クソみたいな仕事だとバカにしているのかもしれないが、ライティングを真面目にやればそれはそれで文章力も上がるはずだ。
マニュアルを見て実際に書いてみれば、どのようなSEO対策をとっているのかわかったりもする。
慣れたら自分でブログを立ち上げても面白いかもしれない。
何かしら役に立つこともあるだろうし、繰り返すがライティングも仕事なのだ。
最低限のクオリティを保ちつつ、お仕事に励んでくれるとありがたいなーという話であった。
何より納得した上で受注した仕事なのだから。
最後に余談だが、数年前にひきこもりの兄と受注した仕事で「○○」というワードを3ついれた400文字の文章を20本書くというものがあった。
私は真面目にそこそこの文章を作り上げていたのだが、兄はひどいもんだった。
ソファに座ってアイスをペロペロしながら暑い夏を過ごしていると「○○」を思い出した、「○○」を考えている間にアイスが溶けてしまいそうで、またペロペロする。
といったゴミのような文章を大量生産して兄は担当から怒られていた。
そうだよ、お前みたいな奴だよ!
というわけで、よろしく頼みます。
ちなみに前述した文章の話はブログにも当てはまるのでご参考までに。
参考文献
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