ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

機嫌が良かったにも関わらず、子供達のコンビ芸に勝てずぶちぎれた話

今日は実家に遊びに行ったとんぼである。ごきげんよう。

 

実家にて母や姉と話すと少しはスッキリしたのだが、今朝の私は子供達に対してはらわたが煮えくり返っていた。

 

娘単体、息子単体でも強敵なのに、二人同時だとかなりきついというお話である。では、どうぞ。

娘の暴走

今朝、私と息子は送迎時間のギリギリに起きた。起きたあと、10分もしたら自宅を出ないといけないというくらいのギリギリ。

 

娘はすでに起きており超絶元気で、朝から大声でテレビ番組の内容を叫んだりと上機嫌。

 

私もそこそこに元気。眠気はあるが子供達とも笑顔で会話もできる。ささーっと身支度も済ませ、特に問題なく送迎を終えるはずだった。

 

不穏な空気になったのは、もう時間がないと妻が先に出発したあとのことである。

 

妻は急いでいたようで、玄関のドアが少し開いていた。そしてそれを見た娘が、靴をはいて一人で外に出ていこうとしているのである。

 

少し前には、突然道路に向かって走り出した事件があった娘。外に出すのはリスクが高すぎる。

 

そのためドアから一歩出た娘に家の中に戻るように告げると、「いやだー」とすごい勢いでドアをしめて、バンバン叩きまくってきた。

 

いやいや、今は中で待っててと声かけしても暴れて叩きまくり、大声をあげて絶対に家には戻らないという怒りっぷり。

 

ドアを力強く閉めようとして危ないし、とりあえず中にいれようと奮闘した。一人で勝手に外に行く習慣を身につけられても困るしさ。

 

なんとか声かけしながら玄関に連れ戻して「息子がまだ準備終わってないでしょ、一人で外にでちゃだめだよ」と伝えるのだが、泣いて暴れて手がつけられず。

 

うん、この時の私はまだ怒っていなかった。

 

うんざりはしていたものの割と冷静で、娘と息子を目の届く範囲においておくためにはどうすべきか考えていた。

息子の参戦

叩きまくる娘が落ち着くまで隣で待つ私。娘が叩きそうになったら手を止めて「だめだよ」と注意したりと奮闘していたところ。

 

娘が「バイバイ!」と言ったのだ。おそらく「あっち行って!」的な意味だったのだろう。

 

はぁ、まぁ仕方ないか。少し距離を置くかと思った瞬間、後ろから声がした。

 

「パパ、バイバイって言ってるよ」

 

息子の参戦である。ニュアンス的には「バイバイって言ってるんだからもうやめたら?」という、私を責めるような、冷めた感じの言い方であった。

 

い、いったい誰を待ってこんなことになってると思ってるんだ?

 

そんな怒りで頭が真っ白になった。

 

娘も私も準備万端で、もう出かけられるのに。息子だけが上半身裸で、ゆっくりゆっくりと着替えているから出かけられないんだよ!

 

「娘はもう行きたいって怒ってるんだけど!?誰待ってると思ってんの!?」

 

このように息子に本音をぶつけてしまった。この時には怒りがキャパオーバーしているのがわかる。まずい状態だ。

その後もぐだぐだ

私の怒りに気づいた息子は「ごめん」と謝りつつも、引き続きだらだらと着替えをする。それでもなんとか準備も終わり、よし行くかと3人で駐車場まで行ったところで息子が言いだした。

 

「パパ……パン忘れた」

 

寝起きで朝食の時間がなかった息子は、パンを車で食べる予定だったらしい。

 

イライラしつつも、子供達を車に乗せて私が取りに戻ることにした。

 

そして娘を車に乗せる際に、なぜか知らないがまたスイッチが入って叩きまくる娘。ひょいと避けたら車に手をぶつけて、大声で泣き出してしまった。

 

本当にうんざりしながらも何とか車に乗せた。そしてパンを持って戻った車では、まだ娘は泣いていた。

 

「てぃっしゅーてぃっしゅー」

 

となく娘。涙を流すとティッシュを欲しがる。はぁ、わかったよ、とティッシュに手を伸ばそうとした瞬間、後ろから声がした。

 

「パパ、ティッシュ」

 

息子の参戦である。ニュアンスとしては「早くティッシュ出しなよ」という、私を責めるような、冷めた感じの言い方であった。

 

はあぁぁあ!?今私はお前のパンを取りにわざわざ戻ってたんだが!?何様のつもりなんだクソが!!!!

 

ということで、朝っぱらからクソ野郎二人組だな!!!と怒りながら送迎したのであった。

夕方には謝りました

以上、娘と息子のコンビ芸に耐えられなかった今朝の話である。

 

でも別に嫌っているわけじゃなくて、イライラを抑えているところに攻撃を被せられて怒ってしまっただけだ。死角からの不意打ちはずるいな。

 

夕方の送迎の時には私から息子には「朝は怒ってごめんね。あんなに怒るとはパパも思わなかったよ、許してね」と謝った。

 

一緒に風呂入って、暴れる指揮者の真似をしてケラケラ笑ったぞ。

 

うむ、謝れるうちはまだまだ大丈夫だな。