ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

うつ病の隙をついて登山に挑戦したら超絶気持ちよかった話

最近は元気のあるとんぼである、ごきげんよう。

 

自称うつ病患者の私も365日ずっとふさぎこんでいるわけではない。元気な日と動けない日が定期的に入れ替わるタイプの人である。

 

最近はすこぶる調子がよくて嬉しいが、どうせまた落ちるのはわかっている。そこで、落ちる前に無茶をしてみることにした。

登山に挑戦する

元気な時によく歩いている山は、登山道というよりは山道だ。車道も整備されているし、道も広くて非常に歩きやすい。

 

山頂を目指すわけでもなく、山のふもとをぐるっと周るコース。多少起伏がある程度で、途中にパーキングエリアや公園もあったりする。

 

自然と触れ合えて素晴らしい山道なのだが、今回はかなり調子がいいのだ。ならば、もう少しうつ病改善に良さげな場所に行ってもいいんじゃないか?

 

そう思い立った私は、しょぼいながらもガチの登山コースに挑戦することに。うつ病の隙をつけばこれくらいはできたりするんだぜ。

 

今回登る山は標高600m程度、往復で90分かからないくらいだろうか。小学生でも登頂可能らしい。

 

よっしゃ、やってやるぞ!と喝を入れ、子供達を送迎してから一人で山に向かったのである。やる気に満ち溢れているね。

 

絶対うつ病治すマンと化した私は何でもやるぞ。

自然と登山のストレス解消効果 

そもそも何故登山をするのか、それはストレス解消効果が高くうつ病にもかなり効くからである。

 

まず自然はいい。登山なんてきつい森林浴みたいなもの。その中にいるだけで高い効果があるだろうさ。

 

自然の中で運動するんだからさらに効果は上がる。その上、登山がただの運動と違うのがその足場の悪さ。

 

今回登った山も、足元に注意して歩かなければ転んでしまう箇所が多かった。こんなんとか。 

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登山、下山時も慎重に歩かざるをえない。自分の身を守るために足元に全神経を集中するため、不安を抱いたり心配している余裕がない。

 

これもうつ病にいいんですって。未舗装路を走るトレイルランニングとか、かなり効くらしい。

 

登山をするだけでこれだけ意味があるなら、登っちゃうよね。

誰もいない登山と頂上と

登山に挑戦したのは平日の午前中。正にむしょく……もとい、個人事業主の特権である。

 

土日は人がそこそこにいる山も、さすがに誰もいない。登山コースで人とすれ違ったり追い越したりするのが心底嫌なので、コミュ障には素晴らしい環境ではないか。

 

このような道を一人で歩きに歩く。

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人っ子一人いないし、さすが山奥。自然の音しか聞こえない。道を外れたらおそらく遭難してしまうだろう。

 

かなり頑張って登りに登って、周りに木々しかない状態から突然ひらけた場所に出たと思ったら。

 

まさに登頂した人しか味わえない絶景が広がっていた。山を見下ろすこの感じ、初めての経験。思わず声が漏れ出た。

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たかだか600m程度の山なのに、こんだけ気持ちよくて達成感があるのか。もっと高い山に登ったら、どれだけ気持ちいいんだろう。

 

登山にはまる人がいるのがわかる。

今週は3回登った

あまりに気持ちよかったので、今週は調子にのって3回登頂した。今朝も行ってきたぞ。頂上が暑いので日傘も持参している。

 

山頂で日傘さしてるおじさんって、おもしろい絵面じゃないですか?誰もいないからできる芸当である。

 

さすがに体が疲れきっているし、そろそろまた抑うつ状態がやってくる気配を感じるが想定内だ。

 

元気な時に普段できないうつ病対策を最大限とって、疲れたら休むだけ。これをくり返しゃ、いつかはよくなってんじゃないかなぁ。

 

うつ病の人が登山なんて馬鹿げていると思うかもしれないが、とてもおすすめであるぞ。簡単な山から、ぜひやってみて。

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