ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

息子の幼稚園で行われた日曜参観に父一人でがっつり潜入してきた話

家族サービスにも余裕で繰り出せるようになってきたとんぼである、ごきげんよう。

 

先日、息子の幼稚園にて日曜参観あり。なんと同じ日に娘の支援学校でも日曜参観があるという。

 

それなら仕方なしと、妻は娘の、私は息子の日曜参観に参加した話である。

早々に切り上げるつもりが

現在は色々とやることが多くて日曜日もそんなに多く時間がとれるわけでもない。息子の日曜参観は30分くらい見ればいいだろ考えていた。

 

しかし現実は非常なもの。クラスについて息子に手をふった辺りで先生がこう告げた。

 

「では今から工作を始めます!お父さんお母さんが来ている人は手伝ってもらってください。お父さんお母さんもご協力お願いします」

 

おいおい、マジかよ。顔だけ見て帰ろうと思ったのに、ニコニコしながら息子がおいでおいでと手招きをしている。

 

こりゃさすがに帰れないと観念し、息子と一緒にクリスマスのブーツ作りを始めた。一緒に先生の説明をしっかり聞きつつも、ほとんど口も手も出さずに息子に任せることに。

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ハサミの扱い方も上手くなっていた。指を切らないように注意するのも、バカにしている気がしてやめるほどに。

 

少々長かった先生の説明もしっかりと理解している様子で、サクサク進めていく息子。ほぼクラス内で一番に段取りを終えて、次の指示を仰ぎに先生のところに走って行った。

 

ふむ。見る限り、息子は理解力やコミュニケーション能力も問題なく、それなりに優秀な人材のようだ。とにかく行動が早い。

 

そんなこと絶対に本人には言わないぞ。自分には才能があると感じて、失敗から逃げるようになるかもしれないからな。

 

とりあえず「次どうするの?先生なんて言ってた?」など、興味をもちつつも息子が主体的に動けるような声かけを続ける。

 

ブーツにお絵かきをする段階になって、だんだんと私も楽しくなってきた。息子が折り紙で作ったツリーや花にクレヨンでデコレートする。

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親子揃って雑すぎるのが問題だな。

 

周りのお友達は、折り紙を綺麗に折ってプレゼントを作ったりしているのに、息子は「かめはめはー」とか言いながら黒いクレヨンで適当な線を引きまくっていた。

 

しまいにゃ出来上がった時に「しょーもない」と言いやがった。この「しょーもない」って言葉、私の口癖なんですよね。今後は口にしないように気をつけようと思いました。

すんなりおわった日曜参観

結局2時間も参加することになってしまった。ブーツ作りがおわったら解散なので、もはや帰るタイミングはない。最後までしっかり見届けた。

 

他にも、時間を持て余した息子と紙切り遊びしたり、手洗い場やトイレを教えてもらったり、いつもどこで何をやっているのか案内してもらったり。

 

私にとってはアウェイの幼稚園も、息子にとってはホームだ。息子しか知らないことを親に教える場面はそう多くないだろう。これはこれで、いい経験になったのではないか。

 

それに近くにいる見知らぬお父さんと、心の中でバトルをするのも面白かったぞ。どっちの対応がより子供を伸ばす対応か、ばちばちと。

 

この話をすると妻に失笑された。それに、別に私の対応がいいわけでもないし。それでも他の親御さんが子供たちにどういう態度なのか見るのは面白かった。

 

次の息子の授業参観は、小学生になってるかもしれない。初めて会った時は、ほとんど喋れなかった息子がねぇ。