ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

子供達におはようと挨拶しても無視される恐怖を脱感作で乗り越える会

少しずつ具体的な心の傷を癒し始めたとんぼである、ごきげんよう。

 

今までは読書やら瞑想、筆記開示など全体的なストレス対策ばかりがメインだった。今後は少し趣向を変えて、もう少し具体的な取り組みもしてみたい。

 

特に拒絶に関しては、日常的にできることが多そうだ。

拒絶の傷は深い

最近読んだ本によると、人は本能的に拒絶に対して強い心の痛みを感じるようにできているらしい。群れから拒絶されると死ぬことになった頃の名残とかなんとか。

 

そして拒絶の痛みは、肉体的な痛みに例えると麻酔なしの出産に匹敵するという研究もあるんですって。

 

男なので出産の痛みについてはあまり偉そうなことは言えないのだが、とにかく拒絶体験は常軌を逸した痛みを伴うのである。

 

私自身も拒絶に対して異常な恐怖心がある。幼少期からずっと拒絶が怖くて怖くて、人の顔色ばかり伺ってきたし、今でもそう。

 

それに妻や子供達という新たな家族と一緒に暮らし始めて、日常的に拒絶を感じることが多い。特に子供達は、共感能力が成長途中のいわばモンスター。

 

過去にも記事を書いた気がする。これとか。

◆おはようと挨拶しても無視をする未知のモンスター、それが子供

 

朝におはようと挨拶しても、子供って無視してもいいと思ってる節がある。聞こえていないのかもしれないし、返事したくないほど眠いのかもしれない。

 

先日も良かれと思っておにぎりを作ったら「まずい」と直球で言われた。野菜を食べると健康になって筋肉もつくよと真実を伝えたら「うそつき」と言われた。

 

これらは私にとっては強い拒絶以外の何者でもない。

 

つまり私は、日常的に出産レベルの痛みを味わっているんだよ!!!

 

と書くとさすがに怒られそうなのだが、まぁ子供と過ごすってのはそういうもんでしょ?何か言われるたびにいちいち出産してたら体がもたない。

 

そこで一つ、使えそうな方法を試してみたい。

脱感作で拒絶を乗り越えろ

拒絶を乗り越える方法に、”脱感作(だつかんさ)”というものがあるらしい。

 

簡単に説明すると、何度も同じ状況で拒絶されれば心は慣れて何も感じなくなるよ!!というもの。例えばテレアポの仕事は辛いのは最初だけで、ガチャ切りにも慣れて次第に何にも感じなくなる、といったのが脱感作ですね。

 

にわかなので、詳しく知りたい人は別途調べてみてほしいが、この脱感作は意識的に日常に取り入れられそうなので、ちょっと試してみたい。

とりあえずおはようを20回目指してみよう

脱感作を利用する場合は、状況やパターンを限定した方がいいらしい。心が傷ついて逆効果になっても嫌なので、まずはわかりやすく朝の挨拶を脱感作で乗り越えることにする。

 

子供達が挨拶を返す返さないにかかわらず、これから毎朝、娘と息子におはようと挨拶をしてみよう。

 

ちょうど月初めなので、月末までに20回挨拶できたらクリア、という目標でいかがかな?

 

挨拶を返してもらうのが目標じゃなくて挨拶の回数を目標とすれば、挨拶を無視されるという拒絶にも何も感じなくなるのではないか。

 

ま、まぁ導入だから。まずはやってみよう。

拒絶は恐ろしい

挨拶無視されるのって地味にこたえるんだよ。挨拶が返ってこないだけで、朝っぱらから幸先の悪さをひしひしと感じてしまう。

 

とりあえず年内でも挨拶運動やってみて、しばらくしたら結果報告をしたい。

 

ちなみに上でさらっと「うそつき」と言われたことを書いたが、昨日のことでね、実際はかなりのダメージをうけたんだぞ。

 

うそつきと言われて傷ついたので寝室に逃げ込んで、10分ほど呼吸を落ち着けて自分に優しい言葉をかけまくらないと立ち直れないレベルだった。また出産したわ。

 

拒絶ってのは本当に恐ろしいとわかるな。

 

参考書籍