ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

他罰的な本心を受け入れバランスの取れた思考に舵を切っていきたい話

ステップファミリーのハードルの高さに四苦八苦しているとんぼである、ごきげんよう。

 

これまで様々なストレスに晒されてきて、少しずつ変わってきたこと、わかってきたことがある。メンタル的にも回復してきたのかな?ここらで少し考え方を改めてみたい。

バランスの取れた思考と他罰的な本音

結婚当初は子供達もまだ小さく、娘の暴力もほとんどなかった。どちらかといえば自分のことで精一杯だったし、わからないことが多すぎるという不安の方が大きかった。

 

それが子供達の成長と共に変わってくる。娘が叩いたり物を投げたりするようになったし、息子は口が達者になっていった。二人とも自己主張が激しい。

 

まぁ普通の育児の悩みだし、そこまでストレスにはなってないはずだったのだ。

 

この子たちはまだ幼い。子供達に強制はできないのだから、私の対応を変えるしかない。自分で選んだ道だ。考え方を一つずつ変えていこう。

 

そうやって、むかつくことがあっても穏やかに努めて、自分を変えていこうとしていた。このセブンコラムなんてまさにそれ。

◆認知行動療法セブンコラムを8週間やってみたら心が穏やかになった話

 

自分の感情を受け入れた上で、客観的な事実を再確認し、バランスの取れた思考を考えて行くというもの。これはこれで重要で確かな効果もあったのだが、一つ問題があった。それは、

 

日々襲い来るイライラの処理に心が追いつかないのだ。

 

確かに、セブンコラムを書いていくと落ち着く。バランスのとれた思考がなんなのかもわかるし、少し穏やかになれる。

 

だが、私の怒りはそれだけで処理できるものではなかった。毎日のように娘に叩かれ、良かれと思ってやった行動も息子に文句を言われ、仕事へのプレッシャーもある。

 

そんなストレスにすべて、バランスの取れた思考で、セブンコラムで上書きできているというのが勘違いだったのだ。それに気づいたのが数ヶ月前。この辺りかな?

◆誰にも言えない感情を書き殴らないと心が死んでしまう話

 

そうだね。要は、  

 

わかっちゃいるが、お前たちがムカついて仕方がない!!!

 

そんな怒りが溢れて止まらない。そりゃわかるよ。私が変わるしかないってわかってるよ。でも許せない。お前たちは絶対に許さない。すべてお前たちのせいだ。

 

気づけば、どす黒い怒りに包まれていた。我慢に次ぐ我慢によって、体も動かなくなってしまった。

 

ならばやることは一つ。この怒りを吐き出すしかない!と、筆記開示を始めた。息子や娘や妻に対する怒りを書きなぐると、底の見えない怒りが湧いてくる。書いても書いても尽きることもない。

 

そんな怒りを書き出す日々。毎日寝る前に20分やり続けて3ヶ月が過ぎた。累計30時間以上やっている。

 

ストレスは確かにだいぶマシになった。そりゃ、こんだけ怒りを撒き散らせばマシになる。毎日毎日、PCに向かって家族の文句を書きまくっているのだから。

そろそろ軌道修正する

怒りがすごすぎて、筆記開示を始めたと同時にセブンコラムをやめた影響もあるのだろう。気づけばすべてを人のせいにして、子供達や妻のせいにして怒ることに違和感を抱かなくなっていった。

 

イライラするのは仕方ない。お前たちが私を怒らせるのだから。なぜ私が変わる必要があるんだ?

 

驚くほどの他罰的な思考、人のせいにしてばかりで自分を省みることがない。ただただ日々溜まった怒りを吐き出すだけ。

 

それだけでもストレス対策としては悪くなかった。怒りを吐き出しきることで、多少は子供達とも良好な関係を築けている。むかつくことも多いが、何より遊べるし笑える。

 

ではあるんだけど!やっぱり、この思考のままでは、今後もずっと同じストレスを感じ続けるのだ。

 

子供達の一言一句にイライラし、娘に叩かれたらイライラし、妻が私の理想通りに動かなければイライラする。そして、彼らの行動・言動は私には変えられない。

 

私に変えられないことに毎日イライラしているのに、そのイライラの原因を私にはどうすることもできない。これが他罰的思考の罠だよね。

 

最近、妻と喧嘩して久々に以前の感覚を思い出した。こちらの記事でも書いた。 

◆妻と喧嘩して自身が自分の人生の責任を背負う覚悟がなかったと知る

 

他者にすべてを委ねていたら、私にはどうすることもできないイライラが毎日襲いかかる。それもすべて自分の責任と考えれば、話は変わってくる。

 

娘や息子にイライラしても、それでも家族として関係を築こうと日々奮闘してるのはなぜだ?それは、私がそうしたいからだ。子供達がそう望んでいるかどうかは、まるで関係がない。

 

私がやりたいからやっていることに、他者の行動は関係がない。私だって、やめたいならやめてもいい。ちゃっちゃと離婚して縁を切って実家に帰ったらいい。二度と会うこともないだろうさ。

 

本当にやりたくないなら、周りに文句言いながら続けるなんて時間の無駄だ。でもやりたいんでしょ?やりたいなら、私が変わるしかないじゃん。

 

自罰的……というと語弊があるかもしれないが、自分がやりたくてやってるくせに、他人のせいにするっておかしいよね。その癖はもうやめた方がいいんじゃないかということだ。

現実的な具体案

問題があるとすれば、以前と同じ思想に戻しても同じ結果になるということ。イライラで体が動かなくなるのは目に見えている。

 

そこで考えた具体的な案として、以下の対策をとることにする。

 

寝る前にまず筆記開示をして、自分の本心を書きなぐる。書きなぐって書きなぐって怒りを吐き出す。これが自分の本音だと受け入れる。否定はしない。鬼のような、子供じみた本音を受け入れる。

 

そしてすべて吐き出してその怒りを受けれ入れたあとで、セブンコラムにてバランスの取れた思考を組み立ててみよう。

 

怒りを吐き出して受け入れながら、少しずつ他罰的な本音の軌道を修正していく。人のせいにして終わりではなく、自分が変えられる点に注目していく。

 

この二段構えでどうだい?

 

まーもともとハードルが高い状況に置かれているのだ。自分で飛び込んだとはいえ、現状が私を殺しにきてるのは間違いない。

 

のほほんと生きてるだけじゃ乗り越えられないのだから、あらゆる対策・調整が重要なのである。そしてそれができるほどの元気を取り戻しつつある。

 

あーしんどい。