我が家のうさぎを愛するとんぼである、ごきげんよう。
うちのうさぎはオスで、おとなしく、頭を撫でられるのが好きだ。
頭を撫でられているか、寝ているか、もしくは穴を掘っているか。それが彼の人生のほとんどを占める活動である。
最近ちょっとした変化があり、少し気になったのでまとめていきたい。
うさぎは執念深いらしい
これまで犬も猫も飼った経験を持つ私の印象としては、うさぎは考えていたよりも遥かに頭がいい。
野原で走って草を食べているだけの被食者かと思いきや、そうではなかった。警戒心が強く突然ダッシュしたりすることを除けば、犬や猫に近い知能を持っている。
人になつくし、人の顔や手足などのパーツを区別しているようだし、驚いたら噛みつくし、御馳走のにおいを嗅ぎ分けたら走ってやってくる。
そんなうさぎが、実は執念深いという説がある。
ここで、うさぎの生態を軽く調べた結果をお伝えしたい。うさぎの悩みを検索するとほぼ一番に出てくる”うさぎのしっぽ”のQ&Aより、以下のコメントが見つかった。
うさぎさんは思ったよりも頭がよいですね。好きなことやイヤなことなどもその前後の行動を関連づけて覚えているようです。特に嫌いなことをされたときは、執念深く覚えてもいるようです。
https://www.rabbittail.com/s/qa/detail/938/L3MvcWEvY2F0ZWdvcnkvMTQvNDQvより
そう。一度嫌なことをされたら、そのことを忘れずに覚えているようなのだ。
それにただ嫌だった出来事だけでなく、嫌なことをしてきた人物を認識してるっぽい。人の顔で認識してるのか、においを嗅ぎ分けているのか、はたまた何かしらのパターンで区別してるのか。
細かいことはよくわからないが、とにかく嫌なことをされたら執念深く覚えていることがわかる、身近な実例を二つ紹介する。
娘にやたら攻撃するうさぎ
我が家のうさぎはケージから出ると、大抵は台所や冷蔵庫の前に陣取ってスフィンクス座りをしている。
我が物顔で寝ていて、邪魔な時も多い。
こうやって寝ているうさぎの前方を横切ったりすると、突然孟ダッシュで襲いかかってきて足を噛まれたりするのがめちゃくちゃ痛い。
警戒心が強いので誰彼構わず走ってきて噛みつくこともある。片目がほとんど見えないことも、彼の警戒心を強める原因の一つだろう。
それが最近は、やたらと娘にダッシュで向かって噛みつきにいくのだ。息子が歩いていても、ほぼ無視なのに。娘だけがターゲットになっているのが明らかだ。
妻がいうには、娘がうさぎをパチパチ叩いたからじゃないかとのこと。
もともと家族にも先生にも手が出る娘である。
◆発達障害の娘が奇声をあげたり虫を踏み潰すのは衝動性の高さ故か
うさぎを飼うことで娘の精神が安定することを期待していたのに。むすめがいい子いい子とうさぎを撫でることも多い一方、機嫌が悪いと追っ払ったりするのが気に入らなかったのだろう。
娘はうさぎに嫌われてしまったらしい。
突然ダッシュで娘に噛み付く機会が多くなり、娘が驚いて体制を崩してうさぎを踏んでしまう危険性も高い。しばらくは娘がいる時はうさぎを出さないことにした。
妻の元旦那がうさぎに嫌われた話
もう一つ、妻が話してくれた恐ろしい体験談がある。
妻がまだ前の旦那と結婚生活を送っていたころ、今とは別のうさぎを飼っていたという。そして元旦那は怒ると物に当たったりする人で、軽いDV気質があったとか。
ある時、何かしらのきっかけで元旦那が怒り狂い、飼っていたうさぎを投げ飛ばした。
幸いうさぎに大きな怪我はなかったようだが、それからうさぎと元旦那の関係性が変わってしまったらしい。
この事件後、元旦那がどれだけうさぎに優しくしてもなつくことはなく、美味しいおやつも元旦那の手から食べることは2度となかったとか。
書いてみるととてもかわいそう。
執念深いというか、危険察知能力が高いという感じかな?元旦那も、我が娘も、こいつに心を開いたらやばい!とうさぎが認識してしまったのかもしれない。
うさぎには優しくしよう
うさぎがどこまで嫌な記憶を覚えているのか、その実例を二つあげてみた。
まー犬や猫と違って、かなり刺激に敏感だ。被食者というのもあるだろうが、驚いた時の衝動的なダッシュや噛みつき普通に怖い。
ゆっくり前を通り過ぎたのに、ものすごい勢いでダッシュしてきて壁にぶつかりそうになることもある。足がめちゃくちゃ早いから、これで骨折することもあるんだって。
暴力はNGだとして、うさぎの前を通過したり、頭を撫でようとする時は、うさぎがちゃんとわかるように、ゆっくりと、気を使って接しねばならない。
うさぎが心からリラックスできる環境がよいよね。嫌われたら悲しいから、肝に銘じておこう。