発達障害の娘と健常児の息子を持つステップファザーとんぼである、ごきげんよう。
娘は8歳になり、息子も6歳になった。いわゆる日常的な能力(ADL)や、言語能力にも時間が経つごとに差が大きくなってきている。
あまり息子の前で娘の障害の話はしないのだが、息子は姉が障害児であることは当然知っている。幼稚園児だしね。
そんな息子の衝撃発言を一つ取り上げたい。
義母宅での衝撃の発言
先日、義母宅にて夕食を食べていた時。3人目の子供の話になった。
弟になるか妹になるか?どっちがいいかという話を息子にふったところ、心配そうな顔をした息子から飛び出した発言である。
「姉みたいに、しょうがいぶつになったらどうするの?」
この言葉に義母、妻、そして私の3人は一瞬固まった。空気がピリッとなり、まさに時が止まったかのようだった。
ひどい言い方するねと苦笑するしかなかった私と違い、妻や義母は優しく娘をフォローしたうえで注意していた。
息子も悪気はなかったのだろう。何かまずいことを言ったと察知したようで、話が終わるとそそくさと別の部屋に逃げていった。
ふむ。
障害物て。いくらなんでも酷すぎやしないかと思いながらも、その時はなんて言っていいかわからなかった。
一応、息子をフォローしておけば、夕食をたらふく食べた20時ごろの話。幼稚園児だし眠気もあったはず。頭が回らずに、障害児というワードを間違えた可能性が高い。
それに、障害児だったらどうするの?というのは、どんな親でも一度は心配することだろう。心配しない親っているんだろうか。
そりゃ健康に元気に五体満足で生まれてくれたほうがベストだが、人生そう思い通りにはいかないもの。
何があろうとも、受け入れ、糧にし、前に進むだけである。
そんなわけで、この息子の発言に怒っているわけでもない。ただ、衝撃を受けたというお話である。
息子がどう思うかは我々に決められない
息子は障害児の姉をもつ、いわゆるきょうだい児というやつ。私にも妻にも義母にも兄弟はいるが、障害のある兄弟がいるのは息子だけ。
今彼が、障害をもつ姉に対し何を思い、どう感じているのか。我々にはなかなか想像できない。経験したことがないからだ。
大きくなった時に、姉を姉として受け入れ助け合っていこうとするのか。思春期になったら姉を恥じて、見下すようになるのか。
正直、どうなるか私にはわからない。わからないが、結局、私が息子の考えをねじ曲げられないことはよくわかっている。
できるのは、娘に対する対応を意識すること。何もできない障害児ではなく、得意なことも不得意なこともある一人の人間として接すること。
娘を受け入れ、尊敬を示す。もちろん息子にも同様に。そうすることで、息子が何かを感じてくれたらいいなーという感じ。
まぁ、それくらいだよね、私にできることなんて。
息子と娘の関係性は?
これまで、息子は娘を毛嫌いしたり、嫌ったりする様子はない。逆に率先して話しかけようという感じでもない。たまに娘に声掛けしてサポートしようという姿勢は見られたりするかなぁ。
コミュニケーションとしては、娘が息子を叩いたりゲームの邪魔したりする、というのが圧倒的に多い。それでよく怒ってたりもする。
まーこれは二人の問題だ。息子が娘にどういう感情を抱いたとしても、それは我々にはどうすることもできないこと。
親である我々は我々で成長して、子供達一人一人に尊敬を示す。二人の関係がどうあっても、日々我々にできることを継続していく。
暫定的な答えとしては、これじゃないでしょうか。