ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

発達障害の娘と健常児の息子のケンカをフォローするのが難しい話

元気な時はフォロー役に徹するとんぼである、ごきげんよう。

 

元気がない時は誰がケンカしていても完全スルーするけど、元気なら少しは家の中の空気がよくなるようにしたい。こっちまで引っ張られてしまうから。

 

ただ、フォローの声かけって結構難しい。

むかつく相手がフォローされるのはむかつく

子供達や妻と一対一なら、声かけはそう難しくない。その怒りの感情がもっともであると認めて、受け入れ、そういうこともあると伝える。

 

胸をなでるとか背中をさするとか、怒りやストレスがより落ち着くように、よりポジティブな行動を取れるように意識して声かけする。

 

自分自身に対しても同じような声かけやらジェスチャーで効果があるので、他人から言われればより落ち着くと思われる。

 

一対一ならこれでいい。十分だ。でも、もしその場に二人いたら、なかなかに厳しくなってくる。

娘が息子を叩いた場面の声かけが難しい

よくあるのが、息子の行動が気に入らなかった娘が衝動的に叩く・押すなどの攻撃的な行動にでること。

 

軽い攻撃なら息子もスルーしたり「やらないで!」などと自分で対応するが、きつい攻撃ならその限りではない。娘に反撃することもあれば、泣き叫ぶこともある。

 

この二人のやりとり、すっごい声かけに困るのだ。

 

娘は、息子の行動が気に入らなかった。気に入らないけど言葉が出てこないから、衝動的に手が出てしまう。手を出すのが悪いことだとはわかっている。

 

息子は、ただ自由に振る舞っただけ。娘の気に触ることをした自覚もないし、何もしていないのに攻撃されたと感じている。

 

これ、結構難しいんだぞ。

 

まず娘は暴力が良くないことはわかっているけど止められないのだから、頭ごなしに怒って注意したところで何かが変わるわけではない。

 

娘が嫌だったという気持ちを認めて、落ち着いてもらって、次からいい方向に動けるようにするのがベターではないか?

 

そうなると、声かけはこうなる。

 

「息子が〜したから、嫌だったんだね。うんうん、いやだったね、怒って手が出てしまったんだね」

 

問題があるとすれば、これじゃ息子が納得しないこと。

 

「はぁ?なんで叩かれた僕じゃなくて、叩いた姉がフォローされてるの?」

 

と感じるのが自然だろう。きょうだい児はなかなかにつらい立場だな。じゃあ逆に息子をフォローするならこうだ。

 

「あぁ、何もしてないのに叩かれて嫌だったよね。仕返ししたくなるよね、そういう時もあるよ。いやだったいやだった」

 

このように息子をフォローすると、今度は娘が納得しない。

 

「私だって嫌だったんだけど!」

 

と言いたげな、冷たい表情でこちらを見つめてくる。

 

どうするのが正解なんだこれは……とぐるぐる考えながら、二人を同時にフォローしつつ、最終的に娘には叩かないように注意、息子には娘が嫌だった行動を伝える。

 

お互いの感情を否定することなく、正解だと思われるルートを示して場をおさめるのが、今の私の精一杯である。

 

どちらかといえば、息子が納得してるかどうかの方が気になる。娘ばかり優遇されてると思われないように、神経をつかうね。

 

たまに息子が「フー、フー!!!」と荒い息をして怒りを我慢してる時がある。ありゃやばいわ。優先的にフォローせざるをえないわ。

ケンカのイライラは家族に伝染する

二人のケンカに妻が参戦することもあるし、私もイライラしてフォローどころじゃない時もよくある。

 

妻が怒鳴るのと私が無表情で怒るの、どっちが家族の精神に悪影響を及ぼしているかといえば、どっこいどっこいか、私の方が悪そう。

 

まぁ、家族4人中3人がイライラして爆発してたら終わりだわ。外に出かけて何もなかったことにするしかないよね。

 

ここまで読んでいただき感謝。

↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。

にほんブログ村 子育てブログへ