たまにコメントやメッセージをもらうと飛び上がるほどに嬉しいとんぼである、ごきげんよう。
先日、二人の子を連れて再婚されたという方からメッセージをいただいた。私の妻とほぼ同じ状況で、喧嘩すると旦那さんがよく実家に帰るとのこと。
おそらくこの記事を読んだと思われる。
懐かしい記事だ。何かがあると実家に逃げていたステップファザーのこの私。あれから1年以上経過して変わったことを書くことで、ありがたいメッセージへの返信としたい。
実家の家族との付き合い方が変わってきた
実家は、一言で言えばまさに聖地。育児やお父さんとしての重圧から解き放たれ、一人のおっさん子供に戻り、自分の思うがままに振る舞えるストレス解消の地。
でもそれじゃいかんよね。もう子供じゃないのだから、一人の親として、旦那として家族と向き合っていかねばならない。
そう意識してから、怒ってもイライラしても実家に逃げることはなくなった。それがあったからこそ、結婚2年目で妻の実家付近に引っ越すことになったのである。
私の実家は遠く、車で往復3~4時間かかる。もはや気軽に行ける距離ではない。今となっては病院受診のついでに月1で顔を出す程度。完全に実家依存が消えた。
ここまでの決断ができたのは、妻との関係性が変わったことが大きいように思う。
結婚初期は、子供達に対するネガティブな感情を妻と話し合うことがあまりなかった。イライラしててもおさえるとか、こんなこと言っちゃいけないという意識があった。
特に私はステップファザーである。妻の子供に対して、あまりに厳しい感情を持ったらヤバい奴じゃないか。ステップファザーのDV野郎なんて多くいるのだから、とんでもなくイライラしててもその感情を口に出すことはなかった。
それが今は、イライラしたら感情を否定せずに妻に愚痴ることにしている。お互いに子供達の文句を言いまくる時も多い。「朝っぱらから顔蹴られたんだけど、まじでふざけんなクソが」とか。
もちろん子供たちがいない時に、ね。子供達の前では親としての行動・言動をとっているぞ。
結婚して時間を経て少しずつ妻との信頼関係を築いて、今はお互いが共犯者というか、育児という難問に立ち向かうパートナーになった感がある。
今の私はもう、実家に逃げ帰る必要がなくなったのかもしれない。
と書いてはみたものの、結婚1~2年目に私の実家が近くになかったら、おそらく結婚生活は破綻していただろう。
結婚した時点で妻は愛しているとしても、子供達を愛しているかと言われたら微妙だ。愛していこうと思っているし、その努力をする。でもその過程で子供達にイライラすることなんて山のようにあるし、かといって妻に大っぴらに文句も言えない。
うがあああああああ!!!となって気が狂いそうになったら、実家に逃げるよね。あぁ、考えてみれば正しい実家の使い方だなこれは。
子供達と険悪になったら妻とも険悪になり、「完全アウェイだ、この空間には1秒たりともいられない!!」と実家に逃げた記憶。我ながらよく乗り越えたなおい。
妻や子供達と一緒に実家に顔を出すということ
私の姉も数年前に結婚して、今では旦那さんと二人の時にしか実家に顔を出さなくなった。その旦那さんも色々と問題を抱えている。
そのことをずっと疑問に思っていた。
「なんで姉は実家に一人でこないんだろう?旦那さんを連れてこなければ、旦那の悩みとか愚痴とか、本音でいろんなこと話せるのに」
その理由が今はなんとなくわかる。姉にとっては旦那が1番の理解者なんじゃないか?結婚というのはそういうことなんじゃないか?
最近の私も、妻や子供達と一緒に実家に顔を出すことが増えた。誰が一緒にいたとしても、実家で話すことは何も変わらないからだ。
妻がいてもいなくても妻の文句は言わないし、その場にいない子供達のことを悪く言われたらフォローしたりする。
実家には私ひとりでいく!絶対についてこないで!!
本当にこんな感じで拒否してたのが懐かしい。あの実家こそが、心の渇きを癒してくれる唯一のオアシスだったのだ。実家に”一人で”いかないと死んでしまいそうだったのである。
そう考えれば、実家に逃げ帰る旦那には今、実家が必要ってことなのかもしれない。
しっかし、当時の妻は本当に寂しそうだったんだよなぁ。「あなただけ家族じゃないみたい」って何度も言われたもの。
いやまってくれ、私にそんな過剰な期待をしてくれるな!
こちとら子供たちと家族になったばっかりなんだぞ!!君と子供達との関係とはまた違うんだぞ!!!
うーむ、時間も必要ですよねぇ。
ここまで読んでいただき感謝。
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