ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

負けず嫌いの父、息子との勝負で何が何でも叩き潰す悪癖を修正する話

相変わらず息子から得られるストレスの処理に励んでいるとんぼである、ごきげんよう。

 

休校中の息子と毎日数時間、二人きりで一緒に過ごすのだ。ストレスを処理しきれなければ殺されてしまう。立ち向かうしかない。

 

そして最近、気づいたことがある。私は、息子に負けたくないようなのだ。

息子を本気で叩き潰すお父さん

先日、息子に感じている怒りを吐き出す記事を書いた。

◆上から目線の6歳児との会話でストレスを感じることが多い最近の話

 

息子からのちょっとした発言にイライラするという内容で、読んだ妻からは内容がしょーもないと、どっちが子供かわからないとの声をいただいた。

 

まあいいじゃないか。ストレスを感じつつも、ストレスを感じていることを認識し、処理し、そのまま二人で遊び続けているのだ。何の問題もない。

 

そしてこの記事を書きながら、気づいてしまった。

 

あれ、もしかして私は、息子との勝負に負けたくないのではないか?

 

思えば私は、息子と何か勝負をする時、基本的に本気で叩き潰している。なぜかといえば……うむ、確かに息子に負けるのが嫌だからだ。

 

なんで私が子供に負けないといけないんだ?相撲だろうが指相撲だろうが神経衰弱だろうがなんだろうが、私は基本的に負ける気がない。

 

本気で叩き潰しにいっているのだ。

 

そう書くと異常者にしか見えないかもしれないが、ニコニコ笑顔で、遊びを楽しみながら圧倒的な力でねじ伏せているだけである。

 

これはこれで息子は喜んでいる。父と遊べるだけで嬉しいらしく、私に負けたからといって息子が怒ることはない。すねることもない。

 

一応自分をフォローしておくと、たまーに、本当にたまーに、わざと息子に負ける接待試合をすることもある。

 

ただ接待試合っていやなんだよね。息子が馬鹿にされてるって感じそう。いい年したおっさんが6歳児に相撲で負けるって、八百長じゃないかと引っかかる。

 

逆に本気でやって普通に息子に負ける時もあったりするのだが、それはもう仕方ないよ。

 

とにかく、私は息子に負けたくないと強く思っているのだ。そんな無意識があるなんて、今まで知らなかったなぁ。

息子との競争から降りてみたい

アドラー的な考えから紐解けば、家族の中で競争するのは論外である。

 

競争相手とはすなわち気が置けない気を許せない相手であり、競争のある空間では安心感や認められている感覚が得られない。

 

兄弟で競争するのももちろんよろしくない。どっちの方が親からほめられている、僕の方が頭がいい、私の方が優しいなどなど。

 

何が問題かといえば、競争の先にゴールがないからだ。今競争に勝っても、いつか負けるかもしれない。常に勝ち続けなければならない。

 

わかりきっていたはずだ。だから私は子供たちに異常なほど意識して公平に、競争にならないような声かけをしているのだから。

 

それなのに、私が率先して息子と競争している。息子にだけは負けるまいと。絶対に追い越されまいと戦っている節がある。

 

うーむ、人というのは不思議なものだ。何となく気づいていても、自己を正当化して見ないフリをしてここまでやってきたのだろう。

 

何かの知識で息子の方がより詳しくなると負けてたまるかと思うし、息子の方がうまくなるともっと練習して完膚なきまでに叩きのめしてやろうとなる。

 

お前より私の方が上手である!と仁王立ちで見下しながら宣言したいくらい。

 

ふーむ、何で私は息子と争っているんだ。これって、同年代の友達とかライバルとやるやつじゃないか。これって私の役割ではないんじゃないか?

 

そんな気づきを得たので、息子との競争から降りることに決めました。

 

息子に勝つことよりも、より重要なものがあるはずなのだ。

これからどうするか?

最後に、これからどうするかを書いて終わりにする。

 

競争から降りるといっても、人の考えはそう簡単に変わらない。思考の癖なのだから、無意識に競争して追い越そうと思ってしまうものだ。

 

だが私の価値観を改めて考えてみれば、息子に勝つことよりも、息子が伸び伸びと成長できるマインドを身に着けることの方が重要である。

 

出る杭を打ちたくなったら、その度に自分の大事な価値観を思い出そう。私の自尊心よりも大事なものがあるはずだ。

 

幸い、毎朝毎晩、自分の大事な価値観を読み上げていたりする。意識するのはそう難しくない。

 

「息子には絶対に負けたくない」という意識さえ捕まえれば、修正はそう難しくないと思う。追加でセブンコラムでもやれば完璧だな。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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