息子のことばかり考えているとんぼである、ごきげんよう。
最近、読者の方からうちの息子は発達障がい(アスペルガー)ではないかとのご指摘をいただいた。
真摯に受け止めて色々と検討している最中なんだけど、そのおかげでついさっき使えそうなアイデアを閃いたので急ぎで記していきたい。
息子への嫌悪感を語る
私のブログの書き方が悪いのかもしれないが、息子は過去にもモラハラ地雷野郎だとコメントをいただいたことがある。
私たち親とか、義母とか、周りの人に対する言葉遣いであったり、怒った時の暴言であったりと、傍目に見たら異常に映るのかもしれない。
確かにちょっとおかしいなと思う部分もあるし、6歳児と口論して30歳の妻が泣いた事件も異常事態と言える。
とりあえず今回はその問題は置いといて、私がなんとなくずーっと息子に嫌悪感を抱き続けていることがある。それが、ベタベタしてくることである。
もともと人にベタベタ触られるのが好きではないので、やたらとくっつかれるのが苦手だ。生理的に受け付けないと言ってもいい。
でも子供たちは、妻の方針なのだろう。一緒に住み始めたころからハグや大好きーとぎゅっと抱くのが当たり前だし、手を繋ぐのが当たり前だった。
放任主義で育てられた私は感動した。
こんな世界があったんだ!!世界名作劇場みたいだ!!!
でもそれは最初だけで、よくよく考えてみれば私と反りが合わないことこの上ないのである。
嫌悪感の正体は
結婚してからの私は、妻と同じようにハグをしたりぎゅーをしたり、抱っこしたりしながらのらりくらりとやってきた。それが間違っているとは思っていない。
でもこういうことをやっていると、それが当たり前の家族になる。娘はサバサバしており、抱っこしたら怒ったりするから別にいい。付かず離れずいい距離だ。
ガチで危ないから手を繋ぐとか、寝る前に少しだけハグをするとか、てんかんが発生した時にふらふらして抱っこするとか、本当にその程度。嫌悪感を抱くことはない。
息子はどうだ。暇があれば抱きつきにきて、暇があれば抱っこをせがんで、しゃがんで掃除をしてたら背中から抱きついてくる。
外にでたら必ず私と手を繋ぐと言うし、寝る前は「今日も一日お疲れ様大好きだよ」とぎゅーっとしてくる。何度も何度も、おやすみといっても何度もおっかけてきてハグをしにくる。
テレビを見てたら膝の上に乗っかってきて、私の足の毛をさわさわさわとゆっくりとなでだす。運転をしてたら、後部座席から髪の毛をさわさわさわと触ってくる。
うん。
めちゃくちゃ気持ち悪いんだが!!!!
我ながら正直でよろしい。
この気持ち悪さは割と厄介で、結婚当初からじわじわと私の心を蝕んできた。子供たちに愛情を示したいので拒否したくないし、かといって嫌悪感が消えるわけではない。
逆に自分から抱っこするとかスキンシップするのは何も感じないから、ベタベタしてきたら強制的に遊びを切り替えて、お腹をぐりぐりしたり、戦いごっこに変えたり。
血の繋がっていない子どもだからか?とも思うけど、過去にコメントで「同性だからではないか」 と言われたこともある。それもありそうだ。
男なのにベタベタしてくんじゃねーよ!!と無意識に感じている自分がいるのかもしれない。娘がベタベタしてきたら、こんなに嫌悪感抱くかね。
いや……わからんな。実家の犬をなんとなく散歩に連れ回してたら、ある日からベタベタくっついてくるようになってしまい、普通にその犬のことが嫌になって散歩にいくのやめた経験がある。
過去のトラウマか何か知らないが、私にとってベタベタされるのは絶対NGっぽいな。親に甘えられなかった影響かね?
じゃあどうすんのさ!
ステップファザーの私は、ベタベタしてくる息子を気持ち悪いと思っています。おしまい。
ではあまりにも後味が悪すぎるし、これが本題ではないんだぞ。
ベタベタくっついて回られるだけでも気持ち悪いのに、息子にイライラしてる時にベタベタされたらもう最悪。喋るな、触るな、近づくな!!となってしまったことが過去に何度かある。
でもさ、客観的に見ると息子は6歳児だ。まだまだ子供である。小さい。お漏らしもする、まともに文章も読めない。
男の子ではあるけども、こんな小さな子供だ。親に抱っこされたい、くっつきたい、すね毛をさわさわしたいと思うのはむしろ自然なことではないか。
そうだ。自然なことなのだ。嫌悪感を抱くのはおかしいぞ!!と自分に言い聞かせたところで、自動的に気持ち悪いと判断するのだから仕方がない。
その時だ、なんとなく聞いていたオーディオブックで面白いアイデアを貰った。それが他者視点である。
過去の嫌なできごとが頭の中で何度も繰り返される時、その出来事を主観で見るのではなく、第三者目線(遠くからカメラで撮っているような感じで)で見るとネガティブな感情に振り回されなくなるらしい。
これ私とは状況が違うけど、ちょっと面白いなと思って。だって、息子による私へのスキンシップって、第三者目線で見たら非常に微笑ましい光景じゃないか。
お父さんが息子が抱っこしたり、肩車したり、お父さんの体で山登りゲームをしたりなんて、私が見ても微笑ましい光景だと思う。
それを主観で見たら吐き気のする気持ちの悪い遊びだけど、他者視点なら何も感じないどころか幸せ家族だ。
これは素晴らしい、使えそうだぞ!!!
壁に止まったハエになるテクニック
似たようなテクニックに、自分を壁にとまったハエだと思って自分を客観的に見るとメンタル強化できるというやつがある。
あぁこんなんやってたなぁと思って、さきほど、息子と話しながらひたすら自分がハエになったように、壁に止まりながら息子と私が話しているところを客観的に見ているイメージをした。
したらば、気持ち悪くないのだ。いやまじでびっくりする。本当に驚くほどに嫌悪感がゼロ、客観的に見たら、まったく普通の、ごく自然な光景で、嫌悪感を抱く要素がない。
これすごない?ちょっと本気出して、他者視点のトレーニングしたいと思う。今の私に必要なテクニックっぽくて、もう23時になるのにこんなくだらない記事を長々と書いてしまうくらいには興奮している。
ただこういうのってすぐ忘れちゃうから、今ここでif-thenプランニングを決める。
息子と話すときは、壁に止まったハエになる!
よし、これでいこう。おやすみ!!
追記:数年後に書いたこちらもあわせてどうぞ。
ここまで読んでいただき感謝。
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