イベントが多すぎて参っているとんぼである、ごきげんよう。
年末年始って出費が多すぎる。ただでさえ大金が出る時期なのに、息子が当たり前のように外食にいけると思っているから断るのに苦労した。
そんなついさっきの話。
持久走大会があるらしい
本日から3学期が始まった息子は、近々持久走大会があるようだ。
昨年は3位でメダルをもらい、今年も入賞できるように本気で練習に取り組んでいる。やる気がみなぎっている。
ついさっき持久走大会がある日程を聞いたわけだが、息子が聞いてくるのだ。
「ねぇ、持久走大会のあとはどうするの?」
この聞き方がまた……ねぇ。運動会とか、去年の持久走大会の後も外食に連れていったから。
外食に行くでしょ?と遠回りに言われている気がして、罪悪感を抱いてしまった。
なぜなら、断らざるをえないからだ。
年末年始って出費が多いの。子供たちのお年玉は(今年くらいまでは)回収することになっているのだが、それでも多い。
クリスマスの料理にクリスマスプレゼントしたっしょ。年末には息子と映画館いってポップコーン食べたっしょ。ホテルのランチも行ったし。
持久走大会の数日後には息子の誕生日もあるから、プレゼント買うっしょ。食べたいという料理も作るでしょう?
さらに妻の誕生日も近いのだ。
出費が多過ぎることを見かねた妻は、「私の誕生日は素麺でいいよ」と言うくらいには金がないんだぞ。
文字にするとド貧乏家族ここに極まれりって感じだ。
それなのに息子は「お寿司に行きたい」とか言い出しやがる。いやいや、待て待て。
こないだ外食行ったっしょ。映画も君だけ行ったよね。それにすぐ誕生日もあってプレゼントももらうんだぜ。
持久走の日は君が食べたいもの作ってあげるから、それで勘弁してほしい。見逃して欲しい。
てか、君の持久走大会の前に、娘の持久走大会もあるんだが。その日はどこも行かないのに、なぜ君の日だけ特別扱いなのか。
とまぁ、罪悪感と嫌悪感が入り混じった感情となったのである。
割と面倒臭い問題となる
最初は妻が「今はコロナだから外食はやめておこう」と、コロナを理由に息子に断った
すると息子は「そうだ、持ち帰りにしよう!」などと、コロナ理由では断れない代替案を出してきやがった。困る。
仕方がないので、金がないを全面に押し出して断ることにした。子供に金がないと真実を伝えるのはあまりに不憫であるが、仕方がない。現実を知りなさい。
私がもっとも恐れているのは、ウサギの避妊手術である。事前に4~5万ほどと聞いているが、予後が悪ければさらにかかる。
動物の治療費はバカ高い。数十万になっても驚かない。
1月末のこのウサギの病院代さえ確定すれば、もう少し外食に予算を出してもいいのだが。
「お寿司食べてなきゃ、ウサギを見殺しにせずに済んだ」なんて、目も当てられない。
そんな切実な話をした。
僕の持久走大会よりウサギの方が大事なのかと言われても仕方がないが、ウサギの方が大事なのである。
年末年始でもう十分に楽しんだじゃないか。誕生日もあるし、これ以上の贅沢をする余裕はないぞ。
と、そこそこの罪悪案に包まれながら説得したのだが。
「じゃあ、オレはいつものご飯でいいよ」
明らかに納得していないトーンでそう告げた息子は、眠りについた。
これでも、君がもらったお年玉分くらいは年末年始で普通に還元してるんだけどなぁ。納得してくれないよね。わからんでもないけど。
共感はすれど
そんなお金がないとんぼ一家の話。今考えれば、ウソでもいいからもう少しうまい言い訳を考えたよかったかも。
子供にお金がないって感じさせるのって、メンタルに悪そう。次から気をつけます。
あとは、息子の持久走大会が土曜日で、その振替で月曜日の学校が休みになる。そのため月曜日は学童だ。
これも息子は気に入らなかったらしい。月曜日は休みたいと。
わかる。わかるよ、君の言いたいことは。なんで月曜日休みなのに、学童行かなくちゃならんのかって思うよね。
そう共感はすれども、行ってもらうしかない。妻は仕事だし、義母も土日で疲労困憊だし、月曜日まではしんどい。
年末年始の連休に、成人の日で連休で、持久走大会で連休とか。子供視点と親視点では、見える世界がまったく違うのさ。
罪悪感に包まれたまま寝ます。おやすみなさい。
ここまで読んでいただき感謝。
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