ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘が言葉で「かしてちょーだい」と伝える姿が嬉しい話

たまにはいいことも書きたいとんぼである、ごきげんよう。

 

ネガティブな方がネタ的に(ゴシップ的な)面白いんじゃないか?との潜在意識があって、いつもネガティブなことしか書いていない。

 

それはつまり、子供たちのネガティブなことにしか注目していないと言ってもいいかもしれない。よくよく考えてみれば、あまり良くないね。

 

かわいい、幸せ、楽しい、的な、ほんわかしたブログの方がいいのかも……と何となく思ったので、娘の嬉しかった話。

娘が口で伝える日

特別支援学校は通常登校が始まり、娘は朝から通っている。

 

台風の影響で機嫌が悪くなった日がありつつも、基本的には機嫌がいい。毎日、私と踊ったり、かくれんぼしたりする。

 

娘のニュートラルな状態がどんなものなのか、もはや我々家族にはわからないのだが、こうやって普通に遊べるってのは結構すごいことなのだ。

 

よほど体調と機嫌がいいのだろう。喜ばしいことだ。

 

その一端として、驚く光景を目にした。

娘の絵本

娘は学校から定期的に絵本を借りてくる。いつもはシンプルでわかりやすい絵本を借りてくるのに、この日は仕掛け絵本を借りてきてた。

 

娘の本に見向きもしない息子も、少し興味をそそられたらしい。歯磨きをしながら仕掛けをいじって遊んでた。

 

そこに娘がやってくる。

 

大抵なら押して叩いて、持っている本の奪い合いになる。

 

「危ないから二人とも歯磨き中は近づかないで!!」

 

何度この注意をしたことか。

 

歯ブラシが口の奥に刺さる事故があるらしくてね、歯ブラシを加えた状態で喧嘩するのはリアルに怖かったりする。

 

で、二人して絵本の奪い合いの喧嘩をしやしないかと、片付けながら横目で様子を伺っていたところ……

 

娘が穏やかに言い放った。

 

「えほん、かしてちょーだい」

 

大声でもなく、怒りでもなく、優しく優しく伝えていた。

 

おおお、こんなまともな声かけ、久々に見る。いつぐらいぶりだ。すごいぞ娘よ。そう心の中では喜びつつも、知らん顔して様子を見続ける。

 

丁寧に声をかけられた息子は、なななんと仕掛け絵本に夢中で、無視。

 

こ、こいつ、これを無視するのか!?鬼畜すぎない!?

 

フォローに入ろうかと葛藤してたら、10秒くらいして絵本を渡してた。息子もよほどじゃなければ、貸してくれるもんだ。安心した。

 

子供たちの間の話なので口を出すのは違うかなーとスルーを決め込んでいた私と違い、遠巻きから聞いていた妻がとてもとても喜んでやってきた。

 

めちゃくちゃ嬉しがって、満面の笑顔で子供達にありがとうと言っていた。

 

それもありか。生きてりゃいいこともある。

声かけ一つで変わる

普段なら喧嘩して走り回っている二人が、笑顔で就寝できたのは娘の声かけのおかげだろう。

 

コミュニケーションって本当に重要だ。まったく同じ頼みごとでも、声かけ一つで結果も変わる。

 

何かを手渡した時の「ありがとう」の有無で大きな差がある、と思ってる。

 

言葉で伝えるのは、大人の私も大事にしたい。そして娘のいい状態が続いてくれることを願う。

 

……

 

今日はあんまりよくなかったね、あはは。おやすみ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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