ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘に優しく声をかけたのにティッシュを投げられた怒りを考える話

機嫌が良いとんぼである、ごきげんよう。

 

朝から機嫌よく片付けし、朝食を作って提供していた。子供たちにも笑顔で挨拶して、絶好調だった。

 

そんな私の機嫌を一瞬で怒りに塗り替える、娘の話。

ティッシュを投げられる

今朝の娘はご機嫌で、ニコニコしながら起きてきた。

 

歯磨きしてる私に後ろから近づいてきて、笑ってた。よく喋るし、とても調子が良さそう。

 

これなら一人で朝食も食べるかもと配膳したところ、やはり食べない。一口食べただけで、ふらふらどこかに行ってしまう。

 

しゃーない、介助するかーとテーブル前に座って、娘に一緒に食べようと声をかけた。

 

娘は笑顔で走ってきて隣にちょこんと座り、差し出したスプーンから一口ぱくり。

 

うんうん、いい調子だ。幸先のいいスタートだ。

 

介助中、スプーンについていた米粒が気になったらしい娘。手で米粒をつかんで、むちゃむちゃと潰し出した。

 

こりゃ汚い。服に拭かれたらたまらん!!

 

急いでウエットティッシュをとってきて、娘に手渡す。娘も米粒を拭いてくれた。

 

一安心して「ナイス!」と声をかけたところ、何が気に入らなかったのか手を拭いたティッシュを投げつけてきやがった。

 

たかがティッシュ投げられたくらいでどうしたお前はと思うかもしれないが、これがムカついて仕方がない。

 

こんなに良くしてやってるのに、何でティッシュを投げてきた!?

 

ふざけんな、とにかくお前はティッシュを拾って謝れ。

 

そんな怒りに支配された朝なのであります。

 

それにさっきまで介助でしか食べなかったくせに、注意する私を無視して自分で食べ出すからさらにムカついてしまって。

 

うぐぐ………!!

 

となったところで、妻とバトンタッチ。妻が声かけしたらティッシュ拾ってた。むかつく。

何がそんなに納得できないのか

じゃあどうすれば私が納得するのか。簡単で、飯を食う前にティッシュを拾って、詫びろと。まずはそれからだと思っている。

 

そのために「拾ってください」とか、「投げたらだめだよ」と声をかけているわけだけども。

 

とにかくお前は反省しろ!!

 

反省する姿を見せたら、許してやってもいい。

 

………といった感じなんだけども、少し落ち着いて考えてみたら勝てる見込みのない戦いを挑んでる気がしてる。

 

娘に反省を示せとか、ご飯を食べる前にまずは詫びろとか、ちょっと期待しすぎだろう。期待を裏切る可能性が高すぎる。

 

期待を裏切られるのはわかっているのに、裏切られることが受け入れられない。

 

だから絶対に許さない!!と鼻息を荒くすることになる。

 

最近は子供たちが期待を裏切ったとしても、理想通りの行動をしなかったとしても受け入れていこうと意識してる。

 

注意はする。伝えたいことは伝える。でもそれに応えるかどうかは娘次第。反省するも、無視するも娘次第。

 

私にできることはやったのだから、あとは娘を信頼しよう。

 

今はまだ娘は理解をしてくれなかったとしても、今後はわからない。

 

どうせできない、人を馬鹿にしたクソ野郎だと決めつけることなく、受け入れて、信頼していく。

 

この姿勢が必要なのだ。例え今無視されても、後から拾ってくれるならOKだ。最悪拾わなくても、それを受け入れて私が拾おう。

 

許容範囲を広げなければ。

まともな声かけの前に

子供達が前を向ける、勇気が湧いてくるような声かけは大事だ。

 

でもその前に、自分の精神が安定していないといけない。ちょっとしたことで心が怒りに支配されたらまともな声かけはできるわけなし。

 

自分の理想通りの行動をしないと納得できない。受け入れることもない。そもそも信頼もしてない。

 

これではスタートラインにすら立っていない。

 

……などと考え直した午前中の話であった。

 

ちなみにその後少し出かけた私が帰ってくると、娘が玄関までドタバタと笑顔で迎えにきてくれた。

 

同じ空がどう見えるかは、心の角度次第ですよねぇ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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