毎日自分と戦っているとんぼである、ごきげんよう。
昨日書いた、息子の話。
息子の態度がちょっとアレだったので、話をしてみたら。意外な結果に。
怒らず伝える
簡単に今回のイザコザを説明すると……
息子は早く学校に行きたかったのに、行けなかった。それで怒りを感じた結果、なぜか最大限協力したはずの私に怒りを向け、八つ当たりをしてきた…という流れ。
怒るのは違う気がするし、かといって何もなかったかのようにスルーするのも違う気がして、どういった対応するのがいいんだろう??と結構考えた。
朝の出来事だったが、夜になっても特に考えもまとまらないまま息子が帰ってきた。
息子も朝のことを気にしていたのだろう。何度か私に「ただいま」と言って、様子を伺っていた。
なので、笑いながら聞いてみた。
「おかえり。お疲れ様。機嫌は治った?」
父は怒っていないと察した息子は、ランドセルを置いてとことこ近づいて聞いてきた。
「なんでオレが朝に怒ってたかわかる?」
‥‥7時に出たかったのに遅れたからじゃないの?
「違うよ、前に7時をすぎて家を出たら、7時50分に学校についたんだよ。それが嫌だったんだよ」
……そうかそうか。
まぁまぁ、なんというか、話したかったことと論点が違う。それはお前の都合だろとしか言いようがない。あくまでかわいそうな息子、悪い父。
うーんと少し考えて、伝えることにした。もうそのままだね。
君が早く行きたいのはわかってたから、私も最大限協力したよと。ベッドから起きてすぐに朝食も作ってるし、できることはやってる。
それなのに私に怒って、いってきますも言わない。無視してドア強くしめて。いくらなんでもおかしいなと思って。
なんで君のために協力してた私が怒られてるんだろう。悲しい気持ちになったよ。
……とか。なんかそんな感じのことを優しく伝えた。
ここで私まで感情を剥き出しにすると、逆にかわいそうなとんぼ、悪い息子という構図になっちゃうので、怒ることなく気持ちを伝えてみた。
謝罪を求める気もなかったので、じゃあ次から気持ちよく過ごせるにはどうするか考えようぜという話に持っていこうとしたら……
「ごめんね」
そう言って息子は涙を流していた。
驚いて
うわっ、謝ってきた!!まじか!!
いやほんと、普通に驚いた。
息子が自分から素直に謝ってきたのがかなり久々な気がする。少し遠巻きに聞いていた妻も驚いたと言っていた。妻には絶対に謝らないのに、謝りやがったと。
私もちょっと戸惑って、あぁそうかと。謝ってくれるんだねと笑ってしまって。
で、続けて息子がいう。
「昨日の夜、寝るのが遅かったのもあるかもしれない」
おおおお、いいねいいね。今回の問題点まで考え出したわけですか?すばらしいね!
じゃあ、次からどうしたらいいと思うかと聞いてみたら、
「……早く寝るようにする」
うむ。これしかない。事前に妻と話し合った今度どうするかの結論と同じ。具体案は必要だけど、自らその先に目を向けてくれたことが嬉しいよ。
それからとりあえず雰囲気的に握手をして、なんとなく大団円だったような。
向き合うとはつまり
子供と向き合うってのは、多分こういうことなのではないか。
子供の状況や感情も考慮しつつ、反論されたり嫌な顔されることも受け入れた上で、冷静に事実を伝える。その後のことまで支配しようとしない。
反省するも、謝るのも謝らないのも、怒るも怒らないも子供次第。ただこういう状況だったんだよ、こういう感情になったんだよってのは、伝えないとわからない。
今までは伝えることがうまくできなかった。怖かったのもある。
でも、親はこう思ったんだな、悲しかったんだな、と気づければ、子供も同じように悲しみを感じる……のかもしれない。共感スキルが成長するのかも。
納得できるかどうかも大事かなぁ。怒ると素直に受け入れられなくなるのもある。
とか、正直今回の対応が正解だったと自信を持って言えるわけではないが、方向性は間違ってない気がするし、建設的な話し合いができたのでよしとしよう。
はー頑張った。いい修行になったな。
ここまで読んでいただき感謝。
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