ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

妻に主体性がなくぶちぎれたので怒りのタイピングの刑の話

妻と喧嘩したとんぼである、ごきげんよう。

 

喧嘩したことを書けるってことはつまり、仲直りしたってことなんですが。

妻から注意される

ここ数週間で何とか調子を戻しつつあるこの私。

 

自宅は綺麗だし家事に問題はなし。次は自分のことをやっていこうと手をつけ始めたが、そんなに上手くいくわけもなし。

 

最近はずっと寝る時間が遅い。1時とか。ストレスが溜まってて寝る気がしない。明日になってほしくない。

 

家族が落ち着けば立て直せそうだが……色々ありまして。先週末から少しきつい。

 

それでも立て直す算段はつけていたのに、昨晩にこれまた夜更かししてた妻から注意される。

 

「とんぼが寝ないと、不安で私も寝られない!早く寝て!」

 

……

 

……

 

えぇ?君の不安解消のために、寝たくないのに寝ないといけないの!?

 

早く寝ろと注意するだけならわかるが、私が寝ないと妻も寝られないとか……そんな脅し文句言われたらとてもしんどい。窮屈だ。

 

私は妻の負担を最大限減らしたよ。家事も全部やった。子供達の相手もした。片付けもやった。何もかもやった。

 

ここまでやっても、私が寝ないと寝てくれないというのか?

 

今の私はね。夜更かしで心のバランスを整えているんだよ。子供たちがいない静の時間がどうしても必要なのだよ。そういう時期なんだよ。

 

ちゃんと立て直せるように自分で考えているから、何も強制しないでくれ。放っておいてくれ。自分の問題に私を巻き込まないでくれ。

 

寝たいのなら、自分の行動を変えることで対応してください。

 

はぁ。怒りすぎか。

 

妻が寝られない問題のすべての責任を押し付けられたのがムカついたのでしょう。

 

妻の負担を減らす目標はクリアしているのに、結局寝られないのは私のせいだってんだから。

 

結構怒ったね。あはは。

妻の問題は何なのか?

さてさて、ムカついた私は妻に説教をかました。

 

私は自分にやれることを一生懸命やっているし、休みたい時に休む。君は寝たいならいつでも寝られるはずだ。何でそれを私のせいにするんだ、人の課題に首を突っ込まないでほしい。

 

といった説教だったのが、妻の子供たちへの対応の不満話になり、妻の仕事への考え方のおかしさの話になり……がーっと最近思っていることを全部言ってしまった。

 

そしたら妻が頭を抱えてテーブルに突っ伏してしまってね。

 

罪悪感を抱きつつも、間違ったことは言ってないと自分に言い聞かせつつ。

 

それから何度となく対話を繰り返し、最終的に主体性を持てという話になった。

妻の主体性を考える

妻はイライラしてることが多くある(私もある)ため、息子と相性が悪い。妻がイライラしてると家の空気が最悪になる。それを"私は"回避したい。

 

だから自分の行動を変えた。家事を全て担当し、妻が家でやるべきことはゼロになった。

 

……ここまでは私にできることだ。私が問題だと認識したことを解決するために、私自身の行動を変えた。

 

それでも妻のイライラは直らなかった。先日帰ってきたら鬼の形相で同僚の文句を言って八つ当たりしてくるし、いまだに息子にはあれせえこれせえと口が荒い。

 

なんなの??って。私にできることはこれ以上ないよ。妻に余裕を作ったよ。朝も一人で子供たち見てるよ。夜も娘の風呂いれて療育始めてるよ。毎日美味しいご飯が出てくるでしょう?

 

そこまでやっても妻がイライラしてるのは何なのよ。それはもはや私にどうこうできる問題じゃないだろ。一体君はこの問題をどう解決するつもりなんだ。

 

寝られないのもそう。イライラもそう。人のせいにするんじゃなくて、自分の行動で改善できそうなことはないのか?そもそも何が問題なんだ?

 

イラつきもピークに達し、妻の抱える問題を根掘り葉掘り聞き出してホワイトボードに書き出していくことにした。

 

出てきたのがこちら。

 

・娘が夜にくっついてくる日があって疲れていること

・連休が長引くと仕事が溜まるのが嫌

・連休が少ない同僚の反応が嫌だ

・仕事で頼まれたら断れなくて残業も嫌だ

・仕事が忙しい

・仕事を休めないのも嫌だ

・休みの時も仕事が気になるのが嫌だ

 

そうか。これが君の抱える問題か。仕事ばっかりだな。

 

とりあえずすべての問題の解決策を提示して、了承を得た。何とかなるだろう。

 

ただやはり仕事のことしか考えてないと言ってもいいくらいに、仕事の不安と疲労がすごい。仕事がすべての元凶だ。

 

そういえば、息子や娘に怒っているからと筆記開示させても、出てくるのは何故か仕事のことだった。そういうことなのかもしれない。

 

どうしたもんかと考えて、最終的にタイピング練習を始めさせることになった。

タイピング練習

妻の仕事の半分以上は書類仕事なのに、タイピングが遅い遅い。画面を見ずに打つこともできない。素人に毛が生えた程度。遅い。

 

5年以上も書類作ってるのに、自己流のタイピングのために成長が止まっている。書類仕事の気が重いのは当然だ。

 

これがもし練習して、少なく見積もって3倍の速度になったとすると……

 

今まで3時間かかった書類が1時間で仕上がることになる。

 

これはすごいことだ。

 

書類が早く済めば他の仕事に手を回せるし、連休明けの書類の気の重さも緩和されることだろう。

 

今すぐできて上達も容易くリターンも大きい!!

 

ということで、タイピングの基礎の基礎から叩き込み始めた。妻もやる気があって、私のアドバイスを熱心に聞いていた。成長スピードも早い。

数ヶ月は続けてみようか。仕事の効率が跳ね上がるのが楽しみだ。

これを求めている

そう。このタイピング練習こそが、主体性のある解決方法ってやつじゃないか?

 

仕事量が多いのがストレス

→不安で寝られない

→とんぼのせい!

 

じゃなくて、

 

仕事量が多いのがストレス

→仕事の効率をあげよう

→タイピング練習がリターンが大きそう

→タイピングの練習方法を調べる

→ひたすらタイピング練習する!

 

これだよこれ。ここまで自分で考えてやってほしい。自分で練習時間を確保して、どういったツールで練習するか決めて、放っておいても練習しまくってほしい。

 

……って書いてる私がどうなんだってツッコまれそう。怖いね。

 

色々あったが、妻の話を聞いて解決策を考えるのは面白いではあった。息子のバスケ練習も似たような感じだね。それが私の幸せに繋がる気もする。

 

ちなみに妻の問題の解決策を考えている内に、妻の機嫌もだんだんと良くなり仲直り。最終的にはニヤニヤしながらタイピングしてた。

 

タイピングは私より上を目指して欲しい。損はしないはずだから。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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