ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

子供に愛情を注ぐためには、まず親が人生の主役から降りることが前提である話

考えるとんぼである、ごきげんよう。

 

子育てしてるとどうしてもついてくる愛情不足。子供の愛情不足じゃなくて、親のね。

 

子供から得られる愛情が不足してるけどどうすんのって話。

 

◆家族の紹介

愛情を感じられない

子供たちと接していると、子供からの愛情が感じられないことってある。

 

最近の私で言えば、優しく娘に声かけたのに叩かれて蹴られたこと。また部活の息子に作って持たせたおにぎりを、食べずにカバンに入れたまま翌朝になって捨てられたこと。

 

他にも約束を破られる、裏切られる、汚い言葉を使ってくる、ルールを守らないなどなど。

 

こういうことが続くと嫌になる。この子たちから愛されていないと感じると、愛情を示したくなくなる。きついね。

 

切り替えがなかなか上手くできないし、むしろ段々と愛情不足が強化されていって、一緒に遊ぶのも億劫になるし喜ばせたくなくなる。

 

愛情を感じられない相手に愛情を示すのは非常に難しい。

 

それでも親なんだから、相手は子供なんだから、愛情を示さねば!!と頑張れば頑張るほどに嫌悪感が増していく。

 

どうしたもんかと考え、ひとつ閃く。

愛情を示すのはハードルが高い

相手からの愛情が感じられない状態で、こちらから愛情を示すのはめっちゃハードルが高い。未熟な私にとっては無理難題だと言ってもいい。

 

ならハードルを下げるのはどうだ。

 

そもそも相手からの愛情が感じられないことで、深く傷ついている。傷ついた状態で愛情を示すのはそりゃ難しい。

 

だから、相手からの愛情が感じられなくても、まずは傷つかないことを目標とすればいいのではないか。

 

無理に愛情を示す必要はない。ただただ何を言われても精神を落ち着けるように努める。

 

深呼吸をして、胸を撫でて、自分に優しい言葉をかける。笑顔で愛情を示せなくても、罪悪感は抱かない。ただただ、自分の心が傷つかないことに努める。

 

……といったことを数日続けてたら、さらに気づく。

主役の座から降りる

私の人生の主役はもちろん私なのだが、その座から降りる必要がある。

 

かわいそうな私、愛情不足な私、傷ついている私。この"私"の優先順位があまりにも高すぎる。

 

結婚するまではそれでもよかったのだろうが、子供がいる今でもこの"私"を優先し続けていることが問題となっている。

 

子供たちから愛情を示されなくても、嫌われてても……別にいいのだ。そこは重要な問題ではない。

 

私が傷ついたとか愛情不足だとか、そしてそれを見て相手にどうにかしてもらいたいとか、本当にどうでもいい話だ。

 

だってうまくいかないじゃないか。だって相手は子供だし、何より私じゃないのだから理想通りに動いてくれるわけもない。

 

子供たちからの愛情に(無意識に)こだわっていると、今後も私から愛情を示し続けることはできないだろう。子供たちの反応次第で、私の反応も変わってしまう。

 

だから、まずは自分を優先することから止めないといけない。優先すべきは子供たち、つまり家族だ。

 

ということはつまり、人生の主役の座から降りるってことで間違いないよね?

これからどうするか

今回色々とやってみてわかったのは、自分のことさえ嫌いにならなければ、家族からの愛情が感じられなくても何とかなるってことだ。

 

悪い癖でね、他者から拒絶されたり否定されると、自分の存在が否定された気分になり、最終的に自分のことが嫌になってしまう。愛されていないと世界の終わりだと思ってしまう。

 

しかしそれは事実と違う。別に世界中から嫌われても私の人生は終わらない。そして私が私を嫌うかどうかは、私が決めることができる唯一のことなのだ。

 

なので、具体的な策としては以下の二つ。

 

①他者からの愛情を求めることをやめる、嫌われてもいいと常に意識する
②自分自身を認め、自分に意識して優しい言葉をかけ続ける(セルフコンパッション)

 

おそらくこれで、他者からどう思われても何も感じずに愛情を示せる土台が作れると思われる。

 

②は一時期やってたんだけどねぇ。うーむ、優先順位が高い行動リストを作っておこう。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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